Giant DEFY COMPOSITE SE購入&インプレ、ロードバイクを買いました

こんにちは、しろくろらいどの翔です。

クロスバイク、Escape RX3をカスタマイズして乗ってきましたが、

  • ロングライドが辛い
  • ロードに比べてスピードが出にくい

と、デメリットを感じる事が多々ありました。

最近なら首ヘルニア持ちのためロングライド後に頭痛が起きたりと最悪な状況に。

 

そこで今回満を持してロードバイクを購入しました。

DEFY COMPOSITE SE、こちらをインプレ、レビュー。

目次

低価格カーボンバイク、DEFY COMPOSITE SE

今回購入したのは、GIANTのDEFY COMPOSITE SEというモデル。

年式は2012年、新品は出回っていないので中古で購入しました。

COMPOSITEという事は、フルカーボンロードバイクになります、ロードデビューがフルカーボンになるとは….。

 

現在のGIANTのカーボングレードといえば、

ADVANCEDとADAVANCED SLの二種類です。

主な違いは使用するカーボンで、ADVANCEDはT-700、SLはT-800のカーボンが使われています。

 

ではCOMPOSITEは?というと、T-700より柔らかいT-600のカーボンが使われているモデルです。

 

GIANTのエントリーロードシリーズは

  • TCR
  • DEFY
  • PROPEL

の三種類があり、DEFYはエンデュランスロードに当たります。

T-600とDEFYの設計は相性が良いと言えますね。まあ日本ではTCRが大人気モデルで、DEFYを見る事は非常に少なくなっていますが。

 

話は本題に戻り、DEFY COMPOSITE SE、メーカー小売価格は15万円。

 

SEはスペシャルエディションの略で、日本限定販売モデルです。

何やら、DEFY COMPOSITEシリーズとは違う日本人が乗りやすいフレームが使われているとか。

 

コンポーネントは4600系TIAGRAをフルで装備。

値段帯的にも入門用、初心者用ロードバイクなのが伺えます。

 

4600系ティアグラクランク。

懐かしいと感じる人も多いでしょう。最近の4700系ティアグラに比べて見た目が無骨ですよね。好きな人は好きなデザイン。

 

フレームは全体的に三角に形が作られており、

ダウンチューブ、シートステーは三角系で形成されています。

思っているよりフレーム自体は大きくなく、BBに近づくにつれ太くなるカーボンロードバイク定番の作りになっています。

 

このころのカーボンロードはシートステーが太い、現在のGiantのカーボンロードのシートステーって細身になってますよね。

サドルはGIANT パフォーマンス。

スポーツ性のあるサドルです。

 

Escape RX3との比較

なんでクロスバイクと比較??!!と思いますが

DEFY COMPOSITE SEを購入し、色々調べていると感じたのがクロスバイクのEscape RX3とジオメトリーがやや似ている事です。

 

 

DEFY COMPOSITE SEのジオメトリー


引用:https://www.giant.co.jp/giant12/bike_datail.php?p_id=00000125&action=geometry

Escape RX3のジオメトリー


引用:https://www.giant.co.jp/giant18/bike_datail.php?p_id=00000037#geometry

僕が購入したのはRX3、DEFY共にSサイズです。

 

ジオメトリーの数値上で違いを見ると、トップチューブとリアセンター、そしてホイールベースのみです。

僕みたいなジオメトリー素人にはトップチューブとリアセンターの違いが30mm違うだけで何が変わるのはわかりませんが、興味深いですよ。

 

実際に並べてみました。DEFYはサイクルスタンドで固定しているので多少上にあがりますが、素人目でフレームの形はそっくり。

違いが出るのはトップチューブの長さとヘッドチューブの角度ですが、数値上一緒なので長さに対しての角度がミソなのかなと。

 

前から見ると明らかに違いが出ましたね。

ヘッドチューブの高さや長さ、フォークの広さ等々。

一番驚きなのがEscape RX3の方がブルホーンハンドルの位置が高いにもかかわらず疲れやすい事。

 

よくクロスバイクに乗って「ロードバイクが欲しい!!」って欲が出て、クロスバイクをロード化してもロードにはならない、と言われる理由がなんとなくわかった気がします。

クロスバイクはクロスバイクで完成しているんだな~と。

 

にしてもフレームの設計が似てますよね。笑

ある意味、ESCAPE RXシリーズを乗ってて似たようなジオメトリーのロードが欲しい人にはおすすめかもしれません。

特性も似るわけですし。

 



DEFY COMPOSITE SEインプレ

購入後、60kmほど走ってきました。

まず一番に気づいたのが、カーボンならではの乗り心地です。

 

カーボン=振動吸収性に優れて乗り心地が良くなると言われてますよね。

ただ、乗り心地が良い=決して柔らかいわけではなく、硬めに吸収しているイメージです。

ガツンとした突き上げがなく、全体的にコツコツと路面状況を拾ってくれます。

Escape RX3に比べて、明らかに乗り心地が良く、僕が首ヘルニアの影響で頭痛が出たのはアルミフレームの独特の振動吸収だったのかなと思います。

 

DEFYに乗っても頭痛が起きず、どこまでも走って行ける快適性があります。

ただ、T-600という柔らかめのカーボンを使用しているからか、ペダリングに大してマイルドな反応をします。

下ハンを持ってダンシングしても、速度が乗り始めるのがクランク4~5周した後くらいからです。

 

Escape RX3の時は、「いくぞ!!」とペダリングした時から反応してくれました。

まあレースに出るわけでもなくロングライド目的なので、特に気にはなりません。

 

速度域でいうと22~30kmの間で快適に走れるモデルだと感じます。

僕の脚力もありますが、35km~を境にフレームのメリットがなくなって頭打ちしました。

そこからは気合勝負で速度を伸ばす感じです。逆に言えば貧脚でも35kmまでたどり着くのにそこまで力が入らないでしょう。

 

後、次に驚いたのがロードバイクって全然インナー使わない事です。

ESCAPE RX3の時はフロントセンターがメインで、アウターを入れることが少なく、むしろ疲れてインナーに入れて坂を登るくらいでした。

DEFY COMPOSITE SEに乗ってから、インナーを入れると軽すぎてアウターしか使わない現象に陥りました。

 

ESCAPE RX3の重量は9.6kg、DEFYは8.4kg、その差1kgちょっとです。

コンポやジオメトリーの少しの違いもあると思いますが、そこまで違いが現れるとは思いませんでした。

 

坂道

15万円のロードバイクにもかかわらずカーボンかつ重量8.4kgのDEFY COMPOSITE SE。

坂道は非常に登りやすく、エンデュランスロードだよね?と感じさせるほど。

 

TCR等の他のラウンドロードバイクに比べると坂道は楽では無いかもしれません。

よく言えばロードバイクらしい登板をしてくれます。

ヒルクライムは苦手ですが、一度チャレンジしても良いかも。

 

悪い部分

柔らかいフルカーボンの宿命か、路面状況がわかりにくいのが悪い部分かと思います。

どんなシチュエーションでも乗り心地良く突破してくれる為、レースとかになるとギャップとか感じにくいのかなと。

 

まあエンデュランスロードのそれも完全にロングライド用途にふったモデルなので、レースで使う人の方が稀でしょう。

 



まとめ

DEFY COMPOSITE SEを今回購入&レビューしてきました。

フルカーボンによる快適性がリーズナブルな価格で手に入ると考えると、入門用、初心者用にちょうど良いなと感じました。

 

僕としてはこのままDEFYを使い続けて、コンポをアップグレードしていくかなと思います。Escape RX3みたいにね。

今新品で手に入るのはほぼ不可能ですが、中古なら4~6万円くらいで入手できるのは魅力的ですね。

 

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