T-600カーボンロードバイクに1000km乗った感想、乗り心地や快適性は?

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Giantのカーボンロードバイク、Defy Composite SEを5月に購入して早1000km走行しました。

1回のライドを大体100kmですが、乗り続ける時間を長くできたのもカーボン素材のおかげかもしれません。

 

そこで今回はカーボンロードバイクを1000km乗った感想、乗り心地や快適性等々をお伝えします。

(注:当記事はあくまでT-600カーボンが使われたロードバイクとなり、T-800,T-1000等の硬いロードバイクとは違います。)

 

目次

カーボンロードバイクを1000km乗った感想

乗った感想に、100kmを休憩0~1回のほぼぶっ通しライドでも疲労が出る事はなく、快適にロングライドをする事ができました。

最も、初めてのロードバイクが今回のカーボンロードバイクで、アルミのクロスバイクと比べての話ですが。

 

その理由に適切なライディングポジションがクロスバイクに比べて出しやすく、体全体を5:5ないし6:4比率で走行できるロードバイクの特性にあります。

クロスバイクで適切なポジションを出しても体全体を使う事はほぼ難しい。結局サドルに体重が乗った7:3ほどの比率状態で走り続けることになる為、足の負担を避ける事はできない。

 

その特性とカーボン素材の振動吸収性の高さが相まって、ロングライドに快適性を生んだと考えられます。

乗った当時は腕が痛くて足より腕まわりの疲労が多かったですが、1000kmも乗るうちに慣れてきて、上半身を使うペダリングも覚えて楽になりました。

 

首ヘルニア持ちでもカーボンエンデュランスロードなら乗れる

Giant Defy Compositeはエンデュランスロードバイクで、ロードにしてはアップライトな姿勢のバイクです。

その特性とカーボンの乗り心地から、頸椎椎間板ヘルニア持ちの僕でも問題なく乗る事ができます。

 

当ブログで紹介しているEscape RX3の場合、ブルホーンハンドルに換えてからアルミの反発力で乗っているうちに首への振動が大きくなり、頭痛や眠気、あくび、めまい、右半身の著しい力不足等々、ヘルニアを刺激している事を実感していました。

まあ乗っているうちに波は過ぎて収まってくれますが、不快な気持ちは変わりませんし、一時期クロスバイクに飽きてしまった原因の一つともいえます。

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それがカーボンロードバイクに乗ってから、首ヘルニアを刺激する事がほぼなくなり、気にならなくなりました。

つまり、それだけ乗り心地がアルミのクロスバイクと違うと言えます。

 

驚きなのがブルホーンハンドルのクロスバイクとカーボンロードのハンドルの高さです。

ロードはスタンドを使っているのでやや下向きにはなっていますが、外してもブルホーンハンドルの方が高さも角度も上向きです。

なのにヘルニアを刺激してしまう….という事は適切なライディングポジションがブルホーンハンドルによって狂ってしまい、加えて振動吸収性がアルミクロスバイクには実現できていないことになります。

 

元々ドロップハンドルでジオメトリーが適切になっているロードバイクは、ポジションを出しやすく加えてカーボン素材というのが大きな要因となったのでしょう。

 

乗り心地は柔らかいわけではない

カーボンロードバイク=乗り心地が良い、柔らかいってイメージですが、決して良いわけではないと思います。

確かにロングライドは楽になりましたし、ヘルニアの刺激もほぼなくなりました。

 

乗り心地が良いってより、極端な柔らかさはなく、表現で言えば硬いところに柔軟性がある、って感じです。

例えばアルミのクロスバイクでガタガタ道を走ると、ガタガタ具合に応じてダイレクトに伝わり、ランダムな吸収性にまれにピョンピョンよ跳ねるような挙動が出ます。(23Cのタイヤ使用時)

 

それが23Cタイヤのカーボンロードだと、フレーム全体で振動を収めようとするようなニュアンスで、全体で収め終わった振動がサドル、ハンドルに伝わる感じで、跳ねるまでは行かないものの、不快なダイレクト感はなくなります。

 

まあ今回乗った感想のカーボンロードバイクは2012年モデルのエンデュランスロード、最新のものと比較すれば全然違うと思います。

具体的には言えないけど、乗り心地が良いっていうより、快適ではあるよってのがT-600カーボンロードなのかな〜と。

柔らかいオンリーとは決して思わないですね。

 

思っているより使用に気を使わない

カーボンロードバイクの1番のデメリットといえば、落車や傷によりクラックするリスク。

そのリスクを避けるために、立てかける時とか気を使う訳ですが、思っているより気を使わないで良いんだってのが率直な感想。

 

T-600カーボンってカーボンの中では一番リーズナブルなグレード、2020年現在で使用しているメーカーは調べた所でピナレロのGanやRazhaくらいしかありません。

カーボンはグレードが高くなればなるほど高強度を実現できる事から、薄く形成する事ができます。

 

じゃあT-600カーボンは?というと、強度を出すために太めに形成されているんですね。

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ピナレロのGan、公式サイトでみても太めに形成されています。

 

その太さが相まってなのか、傷や落車に強いとかなんとかで、実際に1000km走るうちにコンビニや休憩の時にパイプとかにガンガン立てかけてみましたが、傷がついたりクラックが入ったりした事はないですね。(ブログネタになるからやっているだけで愛はありますよ笑)

 

また、強風の時に一度誤って倒してしまいましたが、打跡やクラックも問題なしでした。

当たりどころもあると思いますが、イメージで聞いていたよりも頑丈です。

 

長く乗るなら低グレードのカーボンを使用したロードバイクはアリかもしれないですね。ロングライドにも最適ですし。

まとめ

T-600カーボンロードバイクを乗った感想をお伝えしました。

正直ロングライド、貧脚サイクリストにとって相性のいいロードバイクと感じさせられました。

 

T-600カーボンを使用したロードバイクはほぼ絶滅しかけで、T-700がエントリーカーボンロードバイクになりつつある中、体に負担が残らない、体に優しいって点を考えれば、T-600カーボン使用のロードバイクを検討してみても良いかと思います。

 

僕はこのカーボンロードが初ロードバイクですが、正直二台目はいらないかな、というのが感想です。レースに出る訳でもなく、趣味の範囲で楽しみやすい。

強いていうなら今乗っているDefy Composite SEが完全に寿命かなと思ったらT-700のロードバイクに乗り換えて違いを感じたいですね。ちょっとした誤差を探るのが僕は好きなので。

 

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