ロードバイク、クロスバイクの保管方法、室内保管にするのか室外保管にするのか非常に悩ましい所だと思います。
そこで室内保管する事でどのようなメリットがあるのか、デメリットはあるのか、比較して紹介していきます。
自転車を室内保管するメリット
まずはメリットから見ていきましょう。
ちなみに僕は室内保管する派です。
どちらかという室内保管する方をおすすめします。

大切な自転車の盗難防止
ロードバイク、クロスバイク、ミニベロにMTB…..室外保管に共通する問題は自転車盗難です。
自転車=手軽かつ盗もうと思えば簡単に盗めてしまう乗り物で、値段の高いロードバイク等になればなるほど”軽量”になってきます。
軽量になるという事は、持ち上げて持っていかれてしますリスクもありますし、ロック錠をしていても切られて盗難されてしまう事があります。
自転車の盗難はどれだけ対策しても『盗られてしまう時はとられる』と言われてるくらい、盗難リスクの高いものと考えられます。
その盗難リスクを完全にゼロに出来るのが室内保管となります。室内なら公共の場で放置しているわけでもなく、いつでもあなたの近くに存在するので盗難防止に一番効果的です。
駐輪で汚れたり傷つく事がない
ロードバイクやクロスバイクで駐輪する時に避けたいのが、駐輪場で起きる汚れや傷です。
雨に打たれたり、違う人の自転車が風に倒れてあなたのロードバイクに当たって傷がついたり、それが原因でレバー部分やディレイラーが曲がったり….駐輪場での保管は想定できる中でもトラブルの元はが沢山あります。
自分の意思でもないので傷がついたりしてしまうと精神的に来るものもあります。ましてや良いロードバイクとかなら余計に嫌な気分になるでしょう。
室内保管の場合は雨に打たれたり風にあおられて転倒する事もなく、あなたの不注意次第で傷つくだけなので細心の注意を払って室内保管をしていれば、いつまでも綺麗な状態を維持する事が出来ます。
天気に左右されずに整備点検、カスタマイズが楽しめる
クロスバイク、ロードバイクを購入して『ハマる人』と『ハマらない人』がいて、ハマる側の人はカスタマイズとか整備点検するのが楽しく感じる時が来ます。
そんな中で室外保管だと、天気によってはシートの交換とかブレーキの交換といったカスタマイズできるかどうか変わってくるし、室外保管で雨で飛んだ脂やクロモリフレームなら錆びも気になってカスタマイズどころではなくなります。
室内保管なら天気に左右されずにあなたの好きな時間に、好きなだけカスタマイズが出来ますし整備点検も暇な時間に行う事が出来ます。
実際に僕もクロスバイクを室内保管していて、クランク、ブレーキ、カーボンフォーク、ブルホーンハンドル、ディレイラー調整、ホイールハブのグリスアップ等々、室内ならではで大洪水の時も気にせず行ってきました。
まあ室内でのチェーン清掃は辞めた方が良いでしょう。
いつでも好きな自転車を眺められる
もしもあなたがロードバイク、クロスバイク等にハマったらその美しいフレームの造形や素材の良さなどを眺めるのが好きになるでしょう。
二輪バイク乗りなら、SS(スーパースポーツ)のバイクやネイキッドバイクを購入し、ガレージで眺めているだけの時間が好き。という人もいます。
スポーツバイクでも同じ事が言えて、眺めているだけの時間が好きになってくるでしょう。それが室内保管ならいつまでも眺める事が出来ます。
道具が揃えばいつでもサイクリング!!
雨の日、台風の日、雨の次の日…..様々なシチュエーションで『今日は乗りたくない』日ってあると思います。
特に雨の日と次の日は最悪です。土が水を含んでスポーツバイクが汚れてしまうし、それを綺麗にするのも手間がかかります。
しかし道具さえ揃っていれば、室内保管でも楽しく疑似サイクリングが楽しめます。
例えば定番の3本ローラー、上にロードバイクやクロスバイクを乗せて走行しているシチュエーションを楽しむ事が出来る道具です。
折り畳みで収納スペースも取りませんし、下にヨガマットとかクッション性のあるマットを敷いて使用すれば騒音対策にもなります。
その他にも固定ローラーもありますね。
ある程度漕いでいるだけ感が欲しい人(まあ乗るだけくらい)なら固定式メンテナンススタンドも良いでしょう。
ロード、クロスバイク、雨の日には乗れるメンテナンススタンドがおススメ!!
3本ローラーまたは固定ローラーにZWIFTを組み合わせれば、インターネットサイクリングも楽しめます。
ZWIFTはセンサーを取り付ける事で連動するオンラインサイクリングゲームアプリです。
通常なら三本ローラーだけでテレビを見たりするだけの“ジム感覚”ですが、ZWIFTを組み合わせる事でよりサイクリング感が生まれます。
オンラインサイクリングなので、他のプレイヤーも走っているのもポイント。
これは室内保管でしか味わえない特権と言えます。
室内保管のデメリット
次に室外保管する時のデメリットを紹介していきましょう。
意外な部分ででデメリットは出てきますよ。
自転車の出し入れが面倒
室内保管となると、いざ外に出る為にロードバイクやクロスバイクを外に出し、保管する時にまた室内まで持ってこないといけません。
意外とこの作業は面倒で室外保管をする人もいる程です。(住んでいる場所によってはあきらめてしまう)
ロードバイクやクロスバイクは大体10kg以下のモデルが多いと言えど、住んでいる場所によっては室内保管の出し入れは非常に面倒になってきます。
ちゃんとしないと部屋が汚れる
外を走ってきたロードバイクやクロスバイク、MTBを室内に保管する為に、玄関付近でタイヤを拭いたり、ブレーキを拭いたり汚れてしまったフレームを軽くふいてあげる事になります。
それをしないと部屋の中で仮にタイヤが壁に当たる事で壁が汚れてしまったり、床も汚れてしまう事になります。
室内保管で綺麗に保てる反面、入る前に綺麗にしてあげないと部屋自体が汚くなってしまうので手間がかかってしまいます。
通勤通学ぐらいの気持ちなら室内保管の恩恵がない
通勤通学でロードバイクやクロスバイクを使用する場合、室外保管だと朝起きて外に出社する為に部屋から自転車を持ち運び、外に出して始めて通勤通学となります。
文字だけならそこまで変わらなくね?と思いますが、毎日となると非常に面倒くさいですよ。
それなら安いクロスバイクを購入して室外保管で適当に、休みの日のサイクリング用に室内保管の自転車を使用する、といった使い分けをした方が良いでしょう。
通勤通学だけ考えているなら3万円以下のLIGのMOVEで事足りますし。
街乗りにおすすめのクロスバイクはLIG(リグ)のMOVEで充分な理由
ハマらないなら気持ちが面倒でしかない
室内保管をする理由の多くは『自転車の価格が高いから』『大切に乗りたいから』と少なくともハマり始めるきっかけの部分だと思います。
仮にハマらない人が室内保管すると、めんどくさいし手間がかかって乗らなくなると思います。
そもそもハマらないと考えている人は高いロードバイクやクロスバイクを購入しないと思います。
室内保管はあくまで『きっかけ』ありきの保管方法なんですね。
保管する為のスペースが必要となる
室内保管となると、必ず自転車分のスペースが必要となります。
それが廊下であれ部屋であれ、自転車分のスペースは必要になります
自転車分のスペースが思っているより大きく、前輪を外した場合の面積は大体9枚入りのジョイントマットを二列で繋げたほどの大きさとなります。
部屋によっては微妙に窮屈になるかもしれません。