自転車の傘差し運転は罰金があるのに減らない理由

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自転車で通学通勤している人の中で、雨の日によく見るのが「傘差し運転」です。

ハンドルを持ちながら、傘も持って走っている人から傘を持って片手運転をしている人等様々です。

 

傘さし運転は安全運転義務違反で取り締まられてしまいます。

もちろん罰金もあります。

 

しかし日本では傘さし運転をしている人がいまだに減りません。

それには理由があります。

目次

自転車の傘さし運転の罰金はいくら?

 

自転車の傘さし運転で取り締まられてしまった場合

 

14歳以上で3年以内に2回以上の違反をした人は、受講料5700円の3時間の安全講習を受けなければならないようになります。

 

3年以内で2回以上の違反ですが、年々警察の自転車の取り締まり件数は増加しています。

特に信号無視や車道逆走といった、悪質な走行からの事故が増えている地区は、厳しく取り締まっています。

 

そして問題は受講を受けなかった場合、

裁判所の出所命令が要請され50000円以下の罰金が課せられてしまいます。

 

自転車に免許がありません。

よって自動車免許の様に猶予がありません。

 

自転車という手軽で便利な乗り物の反面、厳しい罰則が用意されています。

 

交通事故でも自転車側が悪質な走行をして起きた事故の場合、自転車側に過失が増えるケースが増えています。

充分注意して運転しましょう。

 

ちなみに、安全講習を省略されて5万円以下の罰金が課せられる場合もあります。

傘さし運転が減らない理由

厳しい罰則、講習義務があるにも関わらず、傘差し運転は雨の日、外にいけば必ずといってもいいほどみます。

むしろ増えているのでは?というくらい減りません。

 

それには理由があります。

カッパを着るのが面倒という声

雨の日に自転車を乗る方法として

  • レインコートを着る
  • 傘スタンドで傘を固定して運転する

が挙げられます。

このレインコートを着るのが面倒なんですね。

 

時間があまりない通勤通学に、1着増えてしまうのは面倒ですよね。

脱いだら脱いだで片付けるのも面倒だし、レインコートに水が付いているので収納にカバンや教科書を濡らしてしまう場合があります。

 

とりあえずレインコートは面倒なんですよ。

レインコートがダサい

レインコードのデザインがダサくて着てられないのも、傘さし運転が減らない理由に挙げられます。

 

僕が高校生のときは、雨の日の自転車でレインコートを着て登校している人は見ませんでした。

理由を聞くと「カッパってださくね?他の人に笑われるよ」とのこと。

今ではレインコートを着ている人を見ても何も気にしないです。

が、思春期の男子高校生としてはあれはダサいと感じるでしょう。

 

ガチっぽさが出てしまうのも、ダサいと感じさせる要因なのでしょう。

レインコートを着ても結局濡れる可能性があるから

レインコートに許容量があるのはご存知でしょうか?

台風並みの大雨だったりすると、レインコートといえどどこか濡れてしまっているんです。

 

これは水滴の温度が中に浸透する事で、間接的に中のものが濡れてしまう事が原因に挙げられます。

軽い雨ならレインコートの撥水性でどうにかなるが、キャパを超えると何も着ていないのとあまり変わらない事があります。

 

レインコートで濡れるなら傘でいいや….という事なのでしょう。

傘差し運転はどれぐらいの危険があるの?

 

では傘さし運転はどれぐらいの危険があるのでしょうか?

数十年前の高校生時代ずっと傘さし運転で学校にいってましたが、今思うとかなり危険です。

傘によって視界が遮断される

雨に濡れたくないという理由から、自転車で走行=雨が前からかかる事もあり、前傾に傘を向けようとします。

 

これがビニール傘ならまだ透明な部分でオブジェなどを確認できますが、ガラの入ったものやカラー系の傘だとその分の視界が遮断されて非常に危険です。

 

前輪からかご、ハンドルとちょっと前が見えるくらいになるので遠い距離の人を確認できません。

スリップの危険性

傘差し運転=片方のブレーキしか握れない事になるので、利き手側のブレーキをよく使う事になります。

 

これが前輪のブレーキなら、マンホールや金属の上に乗った時にブレーキを引くと、スリップして転倒する危険性がありますし、後輪のブレーキならシティーサイクルだとドラムブレーキなので雨の日の制動力が落ちます。

 

とっさのブレーキで止まらなくなり事故の原因となります。

 

スリップを選ぶか事故リスクを上げるかのどちらかしかないので非常に危険です。

器用な人はハンドルを持ちながら傘を持つ猛者もいますが、ブレーキに手が届かないので意味がありません。

自動車との接触する可能性

傘差し運転=傘分の面積が増える様になるので自動車と接触する危険性があります。

 

傘だけ当たってもバランスを崩して転倒する事もあるので、傘差し運転は非常に危険です。

危険な傘さし運転をしない為にも

交通事故リスク、交通違反リスクもある危険な傘さし運転をしない為にも、必ずレインコートかレインポンチョを着て運転するべきです。

 

ダサい、かっこ悪いと思うのは思春期の時ぐらいで、大人になれば何も気にならないしそれを笑う人=幼いので気にする事もないでしょう。

傘差し運転してふらついている人の方がよっぽどかっこ悪いので、レインコートやレインポンチョで運転しましょう。

最近ならスタイリッシュに着こなせるレインウェアも普及した事もあり、ダサい、かっこ悪いという認識も覆す形になりました。

ちょっとしたジャージ感覚なのでおすすめです。

女性ならビニール感の薄いコートみたいなタイプのレインコートも販売されていて、雨の日にきる撥水性関係の市場は進化しています。

 

僕が高校生の時はおしゃれなレインコートやレインウェアがなく、オーソドックスなカッパと呼ばれるものしかなかったので非常に進歩したのだなと感じられます。

(まとめ)傘さし運転は今後更に厳しく取り締まられるだろう

傘差しが減らない理由と危険性をざっと見ていきましたが、今後傘差し運転で大きな事故などが起きれば淘汰されるレベルで取り締まられると思います。

 

自転車だからこそ責任を持った運転をして意識を変えていく必要がありそうですね。

 

傘差し運転をしているなら検挙される前におしゃれなレインウェアやレインコートを検討しましょう。

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