クロスバイクをカーボンフォークに交換後の効果と感想

前回エスケープRX3のアルミフォークをカーボンフォークに交換する方法を取り上げましたが、カーボンフォークに交換後に約150kmサイクリングを楽しんだのでカーボンフォークによる効果やメリット等を紹介していきます。

カーボンフォークに交換するかどうか?ロードバイク乗りの人でも参考にしてもらえれば幸いです。

目次

クロスバイクをカーボンフォークに交換!!効果やメリット

カーボンフォークの効果

エスケープRX3のアルミフォークは硬い、アルミそのものに柔軟性がないのでちょっとした段差でガタガタと振動を吸収する事なくダイレクトにハンドルに伝わってきます。(Escape RX3のフレーム技術,Aluxx-SLはフレームのみでフォーク自体は6061アルミだと思われます。)

まるで僕が昔180SXというスポーティーカーを乗っていた時にTeinという社外メーカーのカッチカチの車高調を取り付けていたかのように乗り心地が硬いんです。

エスケープRX3をロングライドメイン(50km以上)で使用している為か、アルミフレーム、アルミフォークの組み合わせはペダリングのダイレクト感が強く、ストップ&ゴーの多い所でもすぐに反応して加速できるのがある種エスケープRX3の良さでもあるがアルミの振動吸収性の悪さにロングライドなら乗っていて疲れてしまいます。

そこでカーボンフォークに交換、約150km(現在5000km突破)乗った感想としてカーボンフォークとアルミフォークはエスケープRX3クラスのアルミクロスバイクの場合明らかにカーボンの方がメリットが高い感じました。

よくカーボンとアルミで議論にされる段差での振動吸収性、これはエスケープRX3クラスのアルミフォークとカーボンフォークで月とスッポンの差くらい違いが現れました。

アルミフォークの時ガツンガツンとタイヤの接地面が浮くくらいだったのがカーボンフォークに交換したらコツコツと振動を吸収してくれる結果となりました。

言ってみれば軽自動車からクラウンに乗り換えるくらい違いがあり、アルミフォークは硬い減衰力しかなくカーボンフォークは柔らかい減衰力となります。

一番驚くのがアルミフォークのいい所とも思っていたストップ&ゴーの多い所でもスパっとスピードを乗せる事が出来る加速感だが、なぜかカーボンフォークに交換してからの方が加速も良く、スピードも増しました。

カーボンフォークに交換する事でアルミフォークとカーボンフォークの重量差の軽量化もあるが、これはアルミフォークの場合ゴリ押しによってスピードを出しているのに対して、カーボンフォークはちょっとした段差も運転手には心地いい、気づかないくらいの振動しか来ない為、少ない力でも段差等でも路面にしっかり伝える=パワーロスが減った事が考えられます。

逆に言えばアルミフォークの場合は段差で一瞬タイヤが浮いたり、ダイレクトな振動による運転手のパワーロスがある為、結果的にカーボンフォークの方が乗りやすい、スピードが出せたと思います。

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カーボンフォークのメリット

上の結果から、振動吸収性、軽量化、パワーロスの減少によるスピードアップが挙げられます。

特に振動吸収性は違う自転車に乗っているのか?というくらいに違いが現れるし、カーボン柄が好きな人ならカーボンを装備しているだけでも満足感を得る事が出来るでしょう。

貧脚だけどロングライドは楽しみたい、って方にはアルミフォークよりカーボンフォークの方が乗っていて楽だし楽しいと感じられると思います。

アルミフォークの場合手の疲れや段差のストレスである程度気合いとノリが必要になる時が来るし。

そして軽量化に関しては実感できるほど効果があります。Escape RX3ならカーボンフォークに交換、タイヤを23Cのタイヤに交換するだけで重量が9キロ台になります。

RX2の場合はRX3と0.1kgしか変化がなく、仮にRX2を23Cのタイヤに交換してもギリギリ9kg(ジャスト10kgレベル)行くかいかないかなので、ある意味カスタマイズベースとしてのRX3を購入したのは正解と言えます。

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カーボンフォークのデメリット

クロスバイクに純正で取り付けられている分には良いが、カーボンフォークに交換したいと思って交換する際の金額が非常に高いですね。

ロングライドしない人(大体10~20km)にはカーボンフォークの効果を体感するより体を鍛えた方がよっぽどコスパが良いと思われます。

エスケープRX3、カーボンフォークを新品で買おうとすると車体費+カーボンフォークで約10万円なので、クラリス、ソラグレードのロードバイクやRXシリーズ最高グレードのエスケープRX1が購入できちゃいます。

特にロングライドしない人がカーボンフォークに交換しようかな~と思ってネットで購入して交換しても値段が値段だけに損をする場合があります。

それだったらエスケープRX3を購入するよりもう一万円出してエスケープRX2を購入している方がカーボンフォークとカーボンシートポストが純正で取り付けられているので損をする事が少ないでしょう。

またカーボンフォークといえど通勤通学ぐらいに使うだけならまず要らないと思います。

Vブレーキの相性は?

カーボンフォークに交換する事でクロスバイクならVブレーキを使用します。

しかしネットで調べて見ると『Vブレーキでカーボンフォークは取り付け部が割れてしまう』とか『Vブレーキの制動力が強すぎてカーボンフォークは合わない』等の情報が出回っていました。

実際にカーボンフォークを交換し、現在5000kmを突破した僕から言わせてもらうと”取り付け部が割れる事もないですしカーボンフォークだからといってトルク管理がシビアになる事はない”と言えます。

そもそもカーボンフォークにあるVブレーキの取り付け部はその部分のみカーボン素材ではなくアルミ?ステンレス?素材なので割れる事がありません。

トルク管理に関しても通常取り付け部に6n-mなので強すぎて壊れる、といった心配もありません。

しかもエスケープRX3特有にあるテクトロのVブレーキ取り付け部にシマノのVブレーキを使用(これはテクトロ取り付け部の長さとシマノのVブレーキの穴の長さが違い、少しだけ取り付け部に間が開いてしまう)して5000km走行しましたが、全く問題なく使用出来ています。

なのでクロスバイクや仮にロードバイクでカーボンフォークに交換してVブレーキ、カンチブレーキを取り付けると割れてしまうんじゃないか?という疑問は全く問題ないと言えますね。

そもそもカーボンフォークを製作しているメーカーも想定して製作しているので、心配する事はないでしょう。(アマゾンの中華カーボンフォークは知りません(笑))



まとめ

クロスバイクでポタリング、ロングライドしたいなって方にはカーボンフォークがおススメです。

通勤通学ではアルミフォークがおススメという感じにコストパフォーマンスと使用用途を選択するとアルミフォークもアリだしカーボンフォークもアリとなります。

僕みたいな一度安い物やデメリットを味わってから良いものに手を出すタイプの人ならアルミフォークのクロスバイクに乗ってからカーボンフォークに手を出すと思いますし、クロスバイクのカスタマイズは面白いですよ。

勿論乗り心地だけで言うと明らかにカーボンフォークの方が良いに決まっているのでクロスバイクに何を求めるか?でカーボンフォークの方が良いって事にもなりますね。

コスパで選ぶか?素材で選ぶか?使用目的も踏まえてカーボンフォークにするかどうか考えてみて検討してみてはいかがでしょうか?

ちなみにカーボンフォークに交換したらクロスバイク用のアルミフォークは取っておきましょう。Vブレーキの取り付け部があるフォークってかなり貴重ですよ!!(ヤフオクで探さないと無いレベル)

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