GiantのR3、GRAVIER、CROSTARが先行販売されましたね。
自転車メーカーは毎年最新モデルを販売しているわけですが、マイナーチェンジをするだけ、カラーリングが変わるだけ、のこともあります。
僕が乗っているクロスバイクはEscape RX3 2018年モデルですが、Crostar2020年モデルが最新モデルの中でも「当たり」に入ると思います。
Giant CROSTAR(クロスター)2020年モデル概要
引用:https://www.giant.co.jp/giant19/bike_datail.php?p_id=00000090
Giant Crostar 2020年モデル
価格:56.000円(税抜)
スペック
- フレーム:Alex Grade OLD130mmアルミフレーム
- フロントフォーク:アルミニウム
- BBセット:VP BC73 124.5-68mm
- ギアクランク:プロホイール 30T/46T XS=165mm,S.M=170mm
- チェーン:KMC Z8.3
- Fディレイラー:シマノ ターニー(TY710 31.8)
- Rディレイラー:シマノ アセラ
- シフター:シマノ M315(アルタスグレード)
- ブレーキセット:テクトロ RX1
- ブレーキレバー:テクトロ CL520-RS
- ヘッドセット:FEIMING セミカートリッジ
- ハンドルバー:アルミニウム 25.8mm(長さ540mm)
- ハンドルステム:アルミニウム 90mm(XS.S)、110mm(M)
- サドル:Giant Sport Lite
- シートピラー:アルミニウム27.2×300mm
- ホイールセット:GIANT SPINFORCE LITE WheelSet F:24H R:28H
- タイヤ:Kenda k-1176 700×28C
- チューブバルブ:仏式バルブ
- 付属品:ベル
引用:https://www.giant.co.jp/giant19/bike_datail.php?p_id=00000090#specifications
フレームやフォークといった基本的な部分に変更はありません。
しかし2020年モデルから
- フロント3枚⇨2枚
- 重量9.9kg⇨9.7kg
になるなど、フロント三枚のEscape R3と差別化が図られて、R3よりスポーティなクロスバイクに乗りたい人向けになってます。
当ブログでも取り上げていますが、クロスバイクでフロント3枚は日常においてほぼ使わないと思います。
サイクリングとしても使うこともほぼなく、使う場面はヒルクライムや超低速で走る時くらいと考えられます。
2枚になることでQファクターも狭くなりますし、1枚分の重量も軽くできます。

CROSTAR2020年モデルはカスタマイズベースに最適
クロスバイクにハマり始めると止まらないのがカスタマイズですね。
僕もEscape RX3をブルホーン、クランク交換、カーボン素材の交換と色々カスタムしてきました。

といってもEscape RX3の重量は10.3kgとCROSTARに比べて500gも重たいです。
そういう意味でも、CROSTARの方がカスタマイズベースに最適です。
ドロップハンドル化のハードルも低め
CROSTAR2020年モデルが、カスタムに向いている理由の一つにドロップハンドル化、ロードコンポ化のハードルも低いことが挙げられます。
元が2×8の16段階変速ということもあり、クランクは後回しでクラリス、ソラ化を目指すことができます。
またCROSTAR2020年モデルに使われているブレーキは、テクトロのRX1です。
テクトロRX1はVブレーキの中でも、ミニVブレーキという種類に当たります。
ショートリーチなミニVブレーキは、ロードバイクに使われるSTIレバーで引く事ができます。
仮にEscape RX3等に使われている標準のVブレーキでドロップハンドル化を目指すと、ミニVブレーキに交換する必要があります。
CROSTAR2020年モデルなら、ミニVブレーキを購入することなくドロップハンドル化することができます。
ブルホーンハンドルにSTIを取り付ける場合にも、余計な出費をすることがなく軽量な面でもカスタムと相性が良いでしょう。
とはいえ、ジオメトリーがクロスバイクなので「ドロップハンドル化しやすいからロードバイクにもなる」といった過度な期待はしないように。
ちなみに、Escape R3 2020年モデルのブレーキもRX1になりました。

また、GiantからドロップハンドルでRX1引きのEscape R DROPを販売する等、RX1の多様性を感じられます。

しかしテクトロのRX1は制動力に不安あり、STIで引けるという意味では魅力ですが不安な場合は、SORAグレードのミニVブレーキかカンチブレーキの交換がおすすめされますね..。
RXシリーズよりもカスタムの幅がある
カスタマイズベース、サイクリングベースにも好評なRXシリーズ。
それに比べてみれば、CROSTAR2020年モデルの方がカスタムに幅があります。
例えば、Escape RXのシートポストはD-FUSEというD型のシートポストを採用しています。
独自の形なので、カスタムする時どうしてもGiantが販売しているD型のカーボンシートポストを購入しないといけません。
CROSTARはD型ではなく、自転車共通の丸パイプです。
よって、カスタムする時にヤフオクからアマゾンで販売しているカーボンの丸型を購入して使用できます。
クイックリリースレバーに注意
クロスターをカスタムベースとして考える場合、一つ注意したいのがクイックリリースレバーです。
Youtubeの九州車輌販売有限会社のチャンネルで紹介されていましたが、CROSTARはクイックリリースレバーではなくスキュアーナットを採用されているようです。
公式サイトの画像を拡大してみても、確かにスキュアーナットが装備されていて、クイックリリースレバーは別売りのようです。
スキュアーナットは取り外しがナットになっているもので、クイックリリースレバーのように工具無しで外すことができません。
別途でクイックリリースレバーを購入しないといけません。
とはいえ、僕のEscape RX3に装備しているチタンのクイックリリースレバーにすれば、更に軽量化(大体80-100g)できるので、カスタムを楽しみたい方は結局購入すると思います。
気にするところではないでしょう。
普段使いとしてどうか
- サイクリング
- ポタリング
- 通勤通学
趣味から日常、普段使いでもクロスター2020年モデルはおすすめできます。
R3でも満足できると思いますが、クロスターは何と言っても重量が9.7kg、R3の2020年モデルが10.7kgですから、1kgも差があります。
軽ければ、ライト等をつけても軽量ですし、前に進む力が重い自転車よりスムーズです。
普段のりにも対応できるようにクイックリリースレバーではないので、その点も普段使いには嬉しいポイントだと思います。
これからクロスバイクデビューしたいけど、軽いクロスバイクが良い人に購入を検討しても良いでしょう。
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