2019年7月12日、GiantからついにEscape RX3の2020年モデルが発表、発売を開始しました。
Giantのクロスバイクの中でも、Escape RXシリーズは大人気モデルのEscape R3にスポーティさとフィットネス感を搭載したフラッグシップモデルです。
当ブログでも度々Escape RX3を取り上げており、カスタマイズもしてきました。
今回はEscape RX3 2020年モデルと2019年モデル、何が変わったのか?違いを比較していきます。
2019年モデルと悩んでいる方の購入検討の参考にしてください。
なお、2018年と2019年モデルの比較もしているので、こちらも参考にどうぞ。
Giant Escape RX3 2020年モデル概要
引用:Giant公式サイト
スペック
重量10.3kg
価格:65.000円
カラー:ブラック/イエロー/ブルー/ホワイト
- フレーム:Aluxx SL-Grade アルミニウム OLD130mm(RIDESENSE対応)
- フロントフォーク:アルミニウム OverDriveコラム
- BBセット:VP BC73 120-68mm
- ギアクランク:プロホイール RPL-521 30/46T 170mm(XS,S)175mm(M.L)
- チェーン:KMC X9
- フロントディレイラー:シマノ ACERA 34.9
- リアディレイラー:ALTUS
- シフター:ALTUS 9S
- ブレーキセット:テクトロ TB07AL
- ブレーキレバー:テクトロ CL520-RS
- ギア:シマノ HG201 9S 11-34T
- ヘッドセット:セミカートリッジ
- ハンドルバー:Giant アルミニウム31.8mm 540mm(XS.S)580mm(M.L)
- ハンドルステム:アルミニウム 31.8 80mm(XS),90mm(S),110mm(M.L)
- サドル:Giant Contact Comfort Neutral
- シートクランプ:D-FUSE アルミニウム
- ペダル:アルミニウム
- ホイールセット:S-R3
引用:Giant公式サイト
重量は10.3kgと2018年モデルと同じ重量に戻っています。
Escape RX3 2019年モデル概要
- 価格:67.000円
- SIZE:430.465.500.555(XS.S.M.L)
- 重量:10.5kg(Sサイズ)
- フレーム ALUXX SL-Grade アルミニウム OLD130mm
- フロントフォーク アルミニウム
- BBセット SHIMANO UN100 123-68mm
- ギアクランク SHIMANO T3010(シマノ アセラ) 26/36/48T/CG 170mm(XS、S)、175mm(M、L)
- チェーン KMC X9
- F.ディレーラー SHIMANO ALTUS 34.9
- R.ディレーラー SHIMANO ALTUS
- シフター SHIMANO ALTUS
- ブレーキセット TEKTRO TB07AL
- ブレーキレバー SHIMANO ALIVIO
- ギア SHIMANO HG201 9S 11-32T
- ヘッドセット FSA セミカートリッジ
- ハンドルバー GIANT Aluminum 25.4 540mm(XS、S)、580mm(M、L)
- ハンドルステム Aluminum 25.4 80mm(XS)、90mm(S)、110mm(M、L)
- サドル GIANT CONTACT COMFORT NEUTRAL
- シートピラー GIANT D-FUSE 350mm
- シートクランプ D-FUSE Aluminum SEATPIN ダブルボルト
- ペダル Aluminum CAGE LITE
- ホイールセット GIANT S-R3 WheelSet F:24H R:28H
- タイヤ GIANT S-R3 W/K-SHIELD 700x28C
- チューブバルブ 仏式バルブ
- 付属品 ベル
- ブルー、レッド、ホワイト、ブラック
引用:Giant公式サイト
2020、2019年モデルの違いは?
2020モデルと2019モデルで大幅に改良がされています。
まず2020年モデルからEscape RXシリーズのコンセプトが大幅に変更、Escape R3とのスポーティさで差別化を図る為、フロントが2枚に統一されています。
前回CROSTAR2020年モデルのスペックを紹介した際も、フロント2枚になっている事から差別化が図られている、とお伝えしましたが、Escape RXシリーズでも反映された形となります。

本題に戻りEscape RX3の違いはめちゃくちゃキャラクターが変わっているので、要チェック!!
2019⇨2020
フレーム ⇨RIDESENSE対応
ギアクランクACERA3枚⇨プロホイール2枚
フロントフォーク⇨OverDriveコラム化
フロントディレイラー アルタス⇨ACERA
ブレーキレバー ALIVIO⇨テクトロ CL520-RS
ギア 11-32T⇨11-34T
ハンドルバー 25.4⇨31.8
ハンドルステム 25.4⇨31.8
価格 67.000円⇨65.000円
フレームの材質は変わらないものの、RIDESENSEセンサーに対応、フロントフォークはOverDrive化、フロント3枚を捨てて二枚、そしてハンドル径が31.8になりました。
ブレーキ関連に関してはレバーもテクトロになった事で、少しやんわり感が出ると思いますが、元々制動力の高いVブレーキなので気にはならないでしょう。
ハンドルのパイプ径が31.8に統一されたのは嬉しいポイント、今まで25.4だったのでブルホーンハンドルに交換する際選択肢が少なかった。
カスタムベースとしても魅力が高まった形と言えます。
また、フロント3枚に関しては、前々から当ブログでは「スポーティ系のクロスバイクで3枚もいらなくね?」と提唱してきたのが、当たった感じになります。

値段に関して言えば、67000円でいいからブレーキレバーをALTUSないしシマノ系で固めて欲しかったなと思いましたね。
デザインの変更点
2019年モデルの時にロゴが一新されましたが、2020年モデルからデザインが一新されています。
まずサイドデザイン
青いフレームが2019年モデル、黄色のフレームが2020円モデルです。
横一線にあったラインを撤廃し、シートステー部分にのみラインが入るようになりました。
また、トップチューブ上部のデザインも一新されています。
こちらは2018年モデルですが、2019年と同じなので参考に。
出典:Giant公式サイト
今回2020年モデルは、よりシンプルなデザインになりました。
デザインに関して言えば、今まではラインありきで好き嫌いが別れる人も多かったのが、抑えめなライン、デザインにする事でフレームのカラーリングで選べるようになったと思います。
Escape RX3 2020年モデルは買い?
- フロントを2枚化
- フロントフォークがOverDrive化
- フレームがRIDESENSE対応
- フレームデザインの一新
- 価格65000円
趣味でサイクリングとかロングライドをクロスバイクでしたいよーって方にとって、よりスポーティに走れるようになりました。
仮に2019年モデルとどっちが買い?と言われると2020年モデルの方が良いかなという印象です。
ただ問題は、後1万ちょっとを出せばEscape RX2 2020年モデルおよびEscape RX DISCが買えちゃう点です。
2019年モデルの時は「値段差的にそこまで気にする事はない」値段設定とスペックでした。
しかし、2020年のGiantのクロスバイクは本気です。
2020年モデルのEscape RX2以上から、フォークがフルカーボンになって販売されるようになりました。
今まではコラムアルミのフォークカーボンだったのが、まさかのフルカーボン。
僕がEscape RX3を購入した時に、「RX2に使われているカーボンフォークより社外のカーボンフォークのが軽い」という理由でアルミフォークからカーボンフォークに交換していましたが、フルカーボンによってその旨味がなくなります。
というより、クロスバイクでVブレーキ対応のフルカーボンって市場に中々出回らないトップシークレットなレア度のフォークなんですよ。
Escape RX3 2020年モデルを購入してアルミフォークに不満を持つと、確実に損、後悔する羽目になるな、と僕は感じました。
ちょっとしたサイクリングとか50km以下のロングライドの使用ならRX3 2020年モデルで満足できるが、50km以上となるとアルミフォークだと手のひらが痛くなりがちです。
フルカーボンフォークとなった2020年モデルのRX2 or RX Discと天秤に掛けて購入を検討してみると良いではないでしょうか。