在宅介護の問題点は増加し深刻な話になってきている

日本の65歳以上の高齢者率は2018年で28%と深刻な高齢者社会を迎えています。

介護を必要とする高齢者も増加の一途のたどり、経済面や老人ホームの空き待ちといった理由から在宅介護を余儀なくしている人も少なくありません。

 

しかし、在宅介護にも深刻な問題点がありそれが年々増加していると言えます。

そこで在宅介護をしている僕が在宅介護の問題点をお伝えします。

 



 

在宅介護の問題点は深刻になりつつある

 

在宅介護=貧乏くじ、とも言われるほど親の介護を息子娘達が進んでやりたがらない程介護というのは問題点が多く、老人ホームに入れてしまうのをすすめる程です。

 

そこで在宅介護を余儀なくされる場合や親が『家が良い』という理由から在宅介護をしている場所も多いでしょう。

在宅介護は施設介護と比べると問題点が多く深刻です。

 

介護する側が『高齢者』になる老老介護、認認介護化

 

親の介護を子供たちがしない場合介護するのは旦那か嫁側にあたる既婚者となります。

となると同じ年齢の人が介護をしないといけない為老老介護ないし歳を重ねるにつれ起こり得る『認知症』がお互い患い、認認介護化してしまいかねません。

 

昨今のニュースに高齢者が配偶者である高齢者を殺人してしまう事件が多発しているのはご存知でしょうか?

認知症を患い、介護のストレスや経済面のやりくりが考えられ、そう言った背景から殺人事件に繋がってしまった、というのが増加しています。

 

これは日本が抱える大きな問題点とも言えます。子供達に在宅介護をしてもらうのは子供の負担も多くなりますしやりたがらないのは当たり前です。

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認知症による災害リスク

 

介護を必要とする人が認知症になると災害リスクが増え問題点が深刻になります。

特に認知症になる時がまちまちの人は注意が必要です。

 

2017年以降火災事故が増加しており、多くの原因が高齢者による

  • ストーブに衣服を置いた、消し忘れ
  • 沸騰させる等のガスのつけっぱなし
  • 寝たばこ

認知症で自分が何をしていたのか?忘れてしまう事です。

認知症が重度になっても意識が強い人は『自分で出来る』と思い込んでいるので、在宅介護を行う上で気をつけないといけません。(寝たきりの人でも自分は歩けると思ってベッドが落ちる事もあります)

 

 

買い出しの時の危険性

 

在宅介護をするとなると介護用品や介護食等、必要な物を買い出しに行かないといけません。

老老介護だと買い物をするどころか家に出る事すら難しくなり、子供達の援助の末配達サービスや訪問販売に頼らざるを得ない事になります。

 

まだ老老介護で訪問販売等は良いんです。

 

在宅介護を一人の娘息子がやっていると買い物をしている最中に

  • 介護を必要とする親が徘徊するリスク
  • トイレに行こうとした時に転倒するリスク
  • 呼吸器系が弱いと水分補給が難しい

という理由から、買い出しに帰ってきたら廊下に倒れていて頭を打って帰らぬ人となってしまった、という事例も存在します。

 

実際僕の祖母が介護を必要とする前、仕事に行っている時に祖母が階段から落ちて頭を打って救急車に運ばれた事例があります。(その時は母親がいたので九死に一生を得た)

見えない、見てない所で事件が発生します。在宅介護だと人数的に1日見守る事に限界があり、在宅介護=リスクが高いというのが問題点として挙げられます。



 

介護者が感じる問題点

 

在宅介護をする上で介護している人が抱えるのは

  • 睡眠不足
  • ストレス

が大きく影響を受けてしまいます。息抜き出来ない状況になればお酒を飲んで現実逃避をしたり無気力状態になります。

介護するリスクもあれば介護者自体が感じる問題点もあるのです。

 

介護者の限界点

 

在宅介護と言えど介護者の限界は必ずあります。

介護者が積極的にリハビリを行ったり、お風呂に入れたり、車いすを動かしたり……徐々に徐々にできない事が多くなればなるほど介護をしている人の限界が多くなります。

歳を重ねていけば頻尿になって何回も何回もトイレに連れていかないといけなかったり、ボケて何回も同じところに行ったり…..勘弁して!!ってなります。

 

どこをボーダーラインとして限界を感じるのかが問題点となり、それを見誤ると体調を崩してしまいます。

しっかりと『これ以上は面倒見きれない』と割り切ってデイサービス等の施設を利用する事を考えなくてはいけません。

 

虐待問題や心中も

 

在宅介護で休む場所も時間も無くなって追い込まれてくるとストレスが爆発する事があります。

それが高齢者に対する虐待に繋がったり、限界を達して一家心中にも繋がってしまいます。

 

それだけ在宅介護が抱える問題は重いもので、他の人との連携がなければ続けられないものになっています。

寝たきりの人が落ちた時に女性が持ち上げたりするのも困難ですし、便の処理等も精神的にくるものがあります。

 

その積み重ねがストレスとなり虐待に繋がる…..殺人事件が起きてしまう問題もあります。

 

在宅介護が抱える問題点の解決策

 

在宅介護が抱える問題点の解決策には一番に”他者との連携”が必須になります。

一人で在宅介護を行うと確実に”詰み”ます。

在宅介護はバランスを取って向き合う必要があります。

 

限界を感じる前にキャパがある内に施設を利用

 

”これ以上は無理だ”と思う前に施設を利用し始める事が大事です。

デイサービスであれショートステイであれお風呂やトイレ等に不便を感じ始めたら利用する事を検討しましょう。

 

デイサービスであればリハビリをしてくれる施設もあるのでボケ、運動不足軽減を行う事が出来ますし介護を必要とする高齢者の気持ち次第で前向きに捉えてくれれば『再度不便を感じる前』の体に戻ってくれる事もあります。

実際僕の祖母は火曜、金曜にデイサービスを利用していますが、その日から1-2日は見違える程歩ける事があります。

 

それ程高齢者にとって『誰かが取り組んでくれる事』の影響を受けやすいのです。

そして介護者は『自分の時間を作る』のも大事です。何事も無理は禁物です。

 

買い出しは適材適所、通販を利用するのもアリ

 

買い物中誰も見てくれる人がいない、なぜか今日は元気に歩いている、という状況は在宅介護をしていると遭遇する光景です。

変に歩いて転倒されても困るので、適材適所で通販や訪問販売を利用するのも考えておきましょう。

 

インターネットの普及により通販も非常に便利になってきました。

介護用品も通販で購入した方が値段が安い事もあるので、買い出し=息抜きとして捉えて行かず通販で時間を作りましょう。

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息抜きの時間は”作られるもの”

 

在宅介護は自分の時間がなくなります。時間がなくなるのは一番の問題点であり大きな課題となります。

息抜きをする事は自分で時間を作るモノではなくお金をかけて作られるものだと考えてください。

デイサービス、ショートステイ、ヘルパーに数日きてもらう等お金がなければ時間ができませんし解決できません。

 

一番は親族や兄弟に見てもらう事ですが、薄情者なら来てくれませんのでお金=時間を作り出すものとして息抜きの時間を獲得しましょう。

 

まとめ

 

在宅介護の問題点をお伝えしましたが、

  • 不在時のリスク
  • 高齢者社会による老老介護化
  • 介護者の限界による虐待や心中

は深刻になってきていると考えられます。これは解決しようとすれば時間も経済面も必要となります。

親族や施設を利用して『他者との連携』を意識して在宅介護をバランス良く行えれば良いのですが。

 

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