奈良は桜井市多武峰にある談山神社に足を運んでみました。
談山神社というと、藤原鎌足公が祀られているのと奈良の大和七福神めぐりの一つのスポットとしています。
開運出世の神、福禄壽神を祀る談山神社
談山神社までの道は自然豊か、自動車で足を運ぶ場合は第5駐車場が一番近くリンクできるようになっています。
第1駐車場が一番大きいですが、階段を下り少し歩くので車で来る場合は第5駐車場を活用しましょう。
電車の場合はJR『桜井駅』から奈良交通バスで『談山神社』が出ているのでバスで行きましょう。
本来神幸橋から談山神社に入るが、石灯篭側の鳥居から入る事にしました。
石灯篭からいくと立派な大樹が姿を現します。
桜井市の山の中にある事もあり、自然が美味しい神社ですね。夏でも涼しく快適。
鳥居手前の左に手水舎があります。
談山神社ではここが唯一の手水舎となるので必ずここで身を清めておきましょう。
談山神社の手水舎の水は山から流れる綺麗な水、たまに濁っている事もあるそうですが特に問題はありません。
現在改修が追い付かず錆びや水垢水道管が多い日本の水道水を使われるよりよっぽど衛生的です。
なお手水舎は溜め水をしていません。よって龍の口から出てくる水で清めましょう。(そもそも溜め水で清める方が珍しいと思います)
鳥居前です。ここから階段で登っていくのですが『シーズンオフの時は階段を閉鎖』している様です。
談山神社のシーズンは紅葉が楽しめる秋のシーズンだそうで、実際談山神社には3000本のカエデが植えられていて紅葉の名所として名高い神社の様です。
今回は7月13日、夏のシーズンだったので秋のシーズンにも足を運びたい所ですね。
階段から左に歩き、西入山受付に向かいます。
西入山受付前の祓戸社につきました。
西入山受付で拝観料を支払います。拝観料は大人600円、小学生300円、小学生以下なら無料となります。
入山すると始めに総社本殿が姿を表します。
重要文化財であり老朽化が進んでいるが、歴史を感じられる貴重な文化財です。
一部塗装が剥がれてしまっているが、豪華な塗装が使われていたことがうかがえます。
隣にあるのが総社拝殿です。
総社拝殿には『大和七福神めぐり』の七福神の一つ、福禄壽神が祀られています。
開運出世の為にも必ず拝みましょう!!
なお福禄壽神が祀られている前の庭の空間では飛鳥時代、けまりを楽しむ場所だったそうです。
毎年4月29日、11月3に『けまり祭り』が行われているようで、藤原鎌足公と中大兄皇子が飛鳥法興寺で初めて出会いになって『大化の改新』の発端となった故事にちなんで『けまり祭り』を行われている様です。
写真にはありませんが、総社拝殿の向かいにある神廟拝所では、拝観無料で中に入る事が出来、中には木製の狛犬や掛け軸等文化財や神廟拝所の壁に描かれた絵を拝観する事が出来ます。
中に案内スタッフの方もいるので、より歴史を勉強、堪能する事が出来ます。
神廟拝所から出て右の階段を上ると権殿があります。
970年摂政右大臣藤原伊尹の立願によって創建されたようです。
祭神はマダラ神、芸能や芸術にたずさわる人たちの守り神なので芸能や芸術にたずさわる方なら必ず参拝しておきたいですね。
パワースポット『岩くら』と『龍神社』
権殿左奥にあるのがパワースポット『岩くら』と『龍神社』です。
大和川の源流から流れる滝の横に龍神社があり、参拝をする事でパワーを貰えるそうです。
もちろん僕も参拝させていただきました。滝の音と鳥のさえずりから、パワーをもらえた様な気がしますね。
龍神社左にあるのが比叡神社本殿、末社の神明神社があります。
重要文化財ながら参拝しに来る方は少ないと思います。談山神社に歓迎される為にも参拝しておきました。
談山神社のシンボル『十三重塔』
本殿の方に向かう時に十三重塔が姿を現します。
藤原鎌足の追福の為に長男の定慧と次男の不比等によって678年に建立されたようです。
17メートルもある十三重塔、全て木製で建立されている事でも有名です。
秋のシーズンに来れば非常に綺麗な十三重塔を見る事が出来ると思います。
西宝庫です。重要文化財ですね。
そして、ようやくお目見えする本殿の楼門です。
拝殿の中には拝観無料で入る事が出来ます。『気軽に入ってください』と言われたので入っていきます。
こちらが拝殿です。今もなお輝きを放つ塗装と外観に文化財の巻物や蘇我入鹿暗殺の図、勝軍地蔵や龍神像等、非常に多くの文化財を目の当たりにする事が出来ます。
拝殿外にも出る事が出来、一望する事が可能。
秋だとカエデが美しく咲いている事もあり、談山神社を堪能する事が出来るでしょう。
拝殿に戻り、本殿前です。
藤原鎌足公をお祀りする本殿、701年に創建され1850年に建て替えられている様です。
どこか独特のオーラを放つ本殿、参拝してご利益を頂きましょう。
えんむすびの神『恋神社』『むすびの岩座』
拝殿下に移動して東殿に向かいます。
東殿は『恋神社』と言われているようです。
こちらが摂社、東殿の恋神社です。
鏡女王像が祀られていてえんむすびの神として信仰されているようです。
恋と聞くと恋愛的なものを想像しますが、えんむすびとしての恋の様です。参拝させていただき、えんむすびを大事にしましょう。
むすびの岩座です。神の鎮まる場所として古来より言われていて岩を撫でて心に思う事を祈願すれば願いが叶うとされているようです。
恋愛成就を願う若い女性が祈願すればいいのではないでしょうか。
また、この奥には三天稲荷神社がありますが、全くオーラが違う『明らかに僕を歓迎していない』ムードだったので入らない様にしました….。
ご利益の多い談山神社
このほか、重要文化財のあかいや、観音堂、恋の道等々ご利益になりそうな建造物が歴史を感じられます。
意外にも藤原鎌足公が祀られているとか大化の改新の発祥地とかの知識をあらかじめ調べずに無知識で入山しましたが、歴史の勉強や興味、非常に楽しめる神社だと思いました。
秋のシーズンにまた一度足を運び、カエデと談山神社のコラボレーションを見てみたいですね。
大和七福神めぐり以外にも談山神社は魅力いっぱいの神社だと感じました。
談山神社
- 住所:奈良県桜井市多武峰319
- 電話:0744-49-0001
- 主祭神:藤原鎌足公
- 創建:678年
- 拝観料:大人600円/小学生300/以下無料
- 駐車場:無料駐車場場所五つあり
- アクセス:近鉄・JR「桜井駅」から、奈良交通バス「談山神社」下車