クロスバイクで使っていたビンディングシューズのCT41。
スニーカーのような履き心地とSpdが使える事から、街乗り、ポタリング、観光メインなロングライドで大活躍してました。
しかし、ロードバイクを購入してからCT41の剛性では物足りなく、引き足があってないようなものでした。
そこで今回SPDシューズを新調、ME2を購入したのでCT41との違いやレビューをお伝えします。
シマノビンディングシューズ ME2レビュー
シマノのシューズ関連の箱って毎回このパターンですよね。
高いシューズでもこれなので、統一しているのかな。
こちらが今回購入したシマノのSPDシューズ、ME2です。
サイズは43(27,2)
裏面を見るとSPDシューズながら硬いナイロンが使われています。
ちなみにMEシリーズはME3,ME4と販売されていますが、
- ME2=三つのベルクロで固定/トレッドが深めで歩きやすい
- ME3=2つのベルクロと1つのバックルで固定/ME2に比べてトレッドは浅めでサイクリング寄り
- ME4=2つのベルクロとBOAダイヤルで固定/他のシリーズに比べて幅広甲高になっている
と違いがあります。
また、値段にしても
- ME2=10000円くらい
- ME3=12000円くらい
- ME4=16000円くらい
となっています。僕は固定力があるなら安くてなんでもいいので今回ME2を購入しました。
シマノのクリッカーCT41と比較していきましょう。
サイズはどちらも43です。
裏面を見ると一目瞭然。
触ってみてもME2のソールの方が硬く、CT41はスニーカーより固めでありながらフニャッと曲がるレベルです。
CT41はゴム製のソール、ME2はラバーソールなので硬さが違うのは当たり前ですね。
これでヒルクライムするとシューズ側の剛性がなくて、引き足は使えないですし踏むときもぐにゃっとした感触に悩まされてました。
クリートの取り付けをしましょう。
CT41は元々クリート穴がありますが、ME2は別でクリートプレートがあり、それを自分で取り付けてクリート穴を整備しないといけません。
中敷を外して、中にクリートプレートをつけてシールで固定します。
ちなみにプレート部分に粘着性はないので動かす時に支障は出ません。
クリートを取り付けました。
思っているより奥行きがあります。
CT41のクリート取り付け部分。
奥行きがあるが、いつもカチャカチャと鳴ってました。
ME2のクリート位置。
思っている以上に奥行きがあります。
取り付け位置によってはかちゃかちゃ言わないかも。
履いてちょっと歩いてみました。
ソールが固めですが、歩行に支障が出るほどもなく、CT41に比べてクリートが下に当たりにくい。
かちゃかちゃ音がなることはなるが、CT41の時に比べて鳴る場所が減りました。
これは嬉しい所。
ME2に替えてしばらく走った結果
CT41より硬いME2に履き替え、ヒルクライムからロングライドと走ってみました。
まず一番に感じるのが、引き足ができる力が増えたことです。
シマノのCT41の時は、固定方法がヒモで尚且つ足の甲付近はスニーカーのような柔らかさがある為、引き足をしても靴が負ける、動いてパワーを伝達できないことが多かった。
ME2になってから三つのベルクロでガッチリ固定する為、嫌でも引き足を使うこととなります。
これにより、更にペダルを踏む意識から回す意識を掲げてペダリングすることができるようになりました。
特にヒルクライムでは顕著に現れます。
約10kmある金剛山ロープウェイヒルクライムの時、CT41はほぼ踏み足しか使えない状態で登る事から到着する頃にはふとももがパンパンに疲労してました。
これがME2になってから太腿からハムストリングスまで満遍なく疲労が分散され、ヒルクライムが楽に感じる結果に。
シューズ選び一つでここまで違うのか?と感じましたね。
巡航速度は変わらず
シューズが変わったとしても巡航速度は変わりませんでした。
というより、更にペダルを回すのが楽になったので自分自身がそれに応じた強度を上げていないから速度が変わっていない感じです。
元々ダイエット、観光巡り目的で始めた自転車。
わざわざスピードを出す必要はないかな〜と。
めちゃくちゃ楽になったので、更にロングライドが楽しくなりました。
一方でこんなデメリットも…
ヒルクライムで疲労分散につながり、ロングライドも楽になったわけですが、一方で小指が痛くなるデメリットが出てきました。
幅広甲高な脚の僕にME2は少し窮屈だったみたいです。
CT41の時も小指の付け根が痺れるような痛みがありましたが。
ME2の場合、履いている時点で少し狭いと感じさせられます。
まあスキー靴みたいなもので、慣れてきたらなくなると思います。
SPDでロードバイクに乗りたい人にはおすすめのシューズ
ソールの硬さ、歩行性能…..どれも費用対効果が大きく、型落ちしている理由から1万円以下でも購入可能なME2はSPDだけどちゃんと固定力のあるシューズが欲しい方におすすめできます。
MEシリーズがちょうどいいかなと感じますね。歩いてよし固定してよし。
ロードバイク乗り=SPD-SLにするだろ?という意図がある為、SPDシューズの種類ってやや少ないですよね。
MEシリーズ自体MTBのSPDシューズですし、これ以外ならロード向けのSPDシューズのXCシリーズやRTシリーズがあります。
XCもRTシリーズは2万円あれば購入できますが、少しでも安く抑えたいならMEシリーズの方がいいでしょう。
SPDシューズを検討しているなら、MEシリーズも候補に入れてみてはいかがでしょうか。