あなたはロードバイクを始めたら人生が変わった!!なんて聞いた事がありませんか。
はたから聞けば、なろう系小説のタイトルですか?と思わせるほど、よくできた言葉だと思います。
しかし、ほんとに人生が変わったよ!って人がいることは事実、じゃないと聞くことはないですからね。
僕もロードバイクを運動不足解消や、より楽しめる、スポーツな目で見て購入したわけですよ。
そこで人生が変わったか?と聞かれると、
人生が変わったというより、ロードバイクを通して気づく点が多かったです。
そこで今回、ロードバイクを乗って人生が変わるまでいかないものの、気づく事が多かった点についてお伝えしていきます。
ちなみに、
- ロードレースに出たことがない
- ロードバイクガチ勢ではない
- 基本はロングライド
のスペックとなります。
ロードバイクで人生が変わる?!乗って気づいた点
ロードバイクに乗って気づいたのは、自分がちっぽけなものだったという事です。
奈良や和歌山、大阪から他府県に移動する時、車を利用したり原付に乗って移動し観光を楽しんでいました。
原付を売った後は運動不足解消目的にクロスバイクを購入、クロスバイクで他府県に移動するのは結構きつかった。
自動車や原付ですら
- 信号がしんどい
- 長時間の運転は疲れる、つまらない
- 駐輪場、駐車場に気を使う
これがまだ、自動車なら運転して楽しい車だったり、原付じゃなく250cc以上のバイクとかだったら話は違ったかもしれません。
特に自動車はしんどいですよ。1~2時間運転して、信号待ちやら何やらで変な所で気が散ります。
そう、他府県にいく=労力がかかるわけです。クロスバイクでも帰ってきたらクタクタでしたね。
それがロードバイクを購入して乗って気づいたのが
- 乗ってて楽しい
- クロスバイクより楽
- 長時間乗っても疲れにくい
と、今まで不満だった部分が解決されました。
他府県への移動がまさに庭を走る様な感覚で、苦がなくなり、どんどん世界を広げる事ができます。
ロードバイクは乗ってて楽しいんですよ。人力では早い部類ですし、疲労度も低い。
今まで移動等に不満を持っていた自分が嘘のように感じられ、ちっぽけな人間だったんだなと思いましたね。
様々な景色を楽しめる
ロードバイクに乗る事で、世界が広がって様々な景色を楽しく事ができるようになりました。
自動車や原付でも楽しむ事ができますが、ロードバイクで景色を楽しむ事とは別格です。
なぜなら、ロードバイクは
- 駐輪場がなくても停車可能
- 自転車道がある
- 細い道、未知の場所を走る事ができる
からです。
特に駐輪場、駐車場必須の場所なんてありますよね。それがロードバイクならそのまま入れたり、公園で降りて押して入れたりできます。
また、車やバイクが入れない道も、ちょっと興味本位では入れたりもできます。
ロードバイクでしか楽しめない景色を知る事もできます。
気持ちに余裕ができた
ママチャリとか原付を乗っていた時、ママチャリなんて底辺の高校に通ってた事もあり、ルールを教えてもらえなかったですね。
その影響か、別に大丈夫だろって信号は無視して走ったり、目的地に対して急ぐ傾向にありました。
原付も信号停車時に追い抜いてましたね。(停車時は違法ではないので)
とりあえず急ぐわけですよ。なぜ急ぐかもわかりませんけど。
それがクロスバイクないしロードバイクに乗った時、気持ちに余裕ができましたね。
信号無視して走るママチャリがいようが、スピードを出さなくても結局後から追いつくし、むしろ景色を楽しむ心の余裕が生まれました。
しかし、今この記事を読んでいる人なら、必ず感じた事が
- 割とガチな服装のローディーがバンバン信号無視して走っているのを見た
- 車道と歩道を行き来して信号を避けているローディがいるじゃないか
だと思います。
事実ロードバイクに乗ってて、ちゃんとしたサイクルジャージを着ているにも関わらず信号無視する人もいますよ。
まあそういう人は、多分急がされる仕事でもしているのかなぁと….。
自分の限界を知る
ロードバイクに乗っていると、避けられないのが坂道。
特に大阪は県境をまたぐ時、必ずといっていいほどヒルクライムが待っています。
クロスバイクだと見向きもしませんでした。
でも、ロードバイクなら登れるんじゃないか?と思って、ヒルクライムに挑戦するわけです。
そこで気づくわけです。自分の限界はこんなものなのか?と。
登り切るのが誰でもできますが、ヒルクライム=他のロードバイク乗りも登っている事が多々あります。
涼しい顔をして登る人もいれば、自分よりゼエゼエ言っているのに前に進んでいない人もいます。
ヒルクライムは限界を感じられるサイクリングツールです。
ロングライドでも言える事です。
最初は50kmも走れない、足や膝も痛くなって、ペダルを気持ちで踏む事もありました。
自分の今の限界を知る、実感させられるわけです。
限界を超え、アップグレードし続ける達成感
ヒルクライムやロングライドで限界を感じると、向上心みたいなものが沸き立ってくるわけです。
なぜなら、様々な世界が広がっているからです。
一度でもヒルクライムにチャレンジすると
- ヒルクライムの達成感
- ヒルクライム後の景色
- ロングライドでしか見れない景色
もはや気持ちよさまで感じられる程、高揚感と達成感に包まれるわけです。
そして、より楽にヒルクライムやロングライドをクリアするには、鍛えるしかありません。
特にヒルクライムの達成感は一時期ハマっていて、毎日夜に同じ山をヒルクライムしてました。
その結果、ちょっとした坂道でも楽に登れるようになり、ロングライドでも体力がついてもっと遠くの距離が行けるようになります。
自宅から奈良の吉野まで、休憩なしでロングライドした時は感動しましたよ…。
限界を超え、更に限界を知る….常にアップグレードされ、新しい達成感を楽しめます。
何事も「やってみる」向上心が身についた
仕事であれ、プライベートであれ、やってみないとわからない事が多いと思います。
元々チャレンジ精神は強かったですが、年を重ねるごとに億劫になりますよね。
ロードバイクに乗ってから、輪行とかしない限り行きも帰りも自走です。
ロングライドになればなるほど、帰りを同じ距離走ることは、やらないといけない状況になるわけですよ。
それが当たり前にこなしていく内に、やってみないとわからない事が億劫になることは減り、まずはやってみる精神が身につきました。
なぜなら、ロードバイクでヒルクライムやロングライドをやってみて挫折も、気持ちで走る事も、追い込まれる事も経験できるからです。
誰かに助けてもらうわけではなく、登らないと帰れない、進まないといけない、様々な状況を体験し、自分が出来ることを感じられます。
挑戦しないと勝てない、勝てたら自分に自信がついて、更にやってみたくなる。
ロードバイクは、一つの人生経験を積ませてくれたといってもいいでしょう。
まとめ
ロードバイクで人生が変わる?気づいた点をお伝えしてきました。
僕は正直、ロードバイクで人生が変わったとは思えません。
しかし、ロードバイクを乗る事で、自分が今まで甘えてきた部分を気付かされた気がします。
特に部活に入ってきた事がないボクからすれば、スポーツの努力という経験は皆無だったわけです。
それをロードバイクが気付かしてくれると言いますか、体験できるわけです。
もちろん、どこで手を抜いたかで、ロードバイクの経験は変わってくると思います。
でも、一生懸命になる部分が一つでもあれば、ロードバイクから貰える経験は大きいでしょう。