ロードバイクといえば、2人以上と走るグループライドや一人で走るソロライドと、人数で楽しみ方も魅力も全く違うものになります。
逆に、ソロライドをしない派の方やグループライドをしない派も存在します。
ボクは、基本ロードバイクはソロライドをしています。
そしてコロナウイルスの流行により、ソロライドの需要が上がっていると思われます。
事実グループライドをしているロードバイク乗りを見かけることは少なくなりましたし、むしろソロライドの人口が増えているように感じられます。
そこで今回ロードバイクのソロライドの魅力は何なのか?ほぼソロライド専門のボクがメリットデメリットをお伝えします。
ロードバイクのソロライドのメリット
まず、ソロライドの一番のメリットは、自由度の高さです。
どこにいくのも自由ですし、どのルートを使うかも自由、自分の気が済むまで走り続けることが可能です。
グループライドになると、予めルートを決めていたり、休憩場所等も予め設定している場合が多いですよね。
しかし、ソロライドは、気を使ったり、好きでもないルートを使う不満もありません。
何なら朝早く起きなくても遅出でサイクリングが楽しめますし、雨降りそうだから帰るとか、寄り道メインになってもいいですし、何をするにも自由がソロライドのウリでしょう。
また、トラブルが起きてもグループライドは他の人に迷惑をかけてしまいますが、ソロライドは自分だけ困るだけなので、パンクしてもそのまま帰ったりロードサービスに頼んだり色々な選択肢が使えます。
スケジュール管理が不要
グループライドの場合、予めみんなが集まる日程を調整、作る必要があります。
スケジュール調整をして、いざグループライド!ってなっても、雨だったとか、ドタキャンであまり集まらないこともあります。
しかし、ソロライドの場合、スケジュール管理は不要です。
行きたい時にサイクリングを始められるし、管理といっても自分のスケジュールだけ気にすればいいわけです。
雨の日なら次に走ればいい、たまたま時間が空いて快晴だから走りにいこう!という急なライドが楽しめます。
パッとした目的地にライドしやすい
グループライドで行くような目的地じゃないよな….という目的地でも、パッとライドできるのがソロライドの特徴です。
ラーメン屋やイタリアンといった飲食店から、特別用もないけど池や川等、ソロライドだからこそ行きやすいスポットも多いわけです。
人によっては好き嫌いがありますよね。
女性ライダーがいるのにこってり系ラーメンとか、おっさんばっかりなのに女性に人気のカフェを目的地にしてしまうのは、正直難しい。
実際に
- 羊のいる池
- 町中華
- 小動物カフェ
といった、グループライドだと人によっては苦手、嫌いな傾向がある場所でも、ソロライドなら問題なく行けます。
考え事をしながら走れる、無心で走れる
ソロライドは、考え事をしたい人や無心の時間が欲しい人と相性がいいです。
公道だと他の人や自動車等に気を配って走行しないといけません。
しかし、ロードバイクといえばサイクリングロードを利用する頻度が高いでしょう。
サイクリングロードによっては、誰もいないし広い道を自分のペースで走ることができます。
四季折々を楽しみながら、自然を感じ生き物を感じ、自転車を感じる、どこか忘れていた何かを思い出させるような。
そんな道で景色を楽しみながら、風を感じながら、仕事のことやプライベートのことを考えながら走ることが可能です。
実際、ブログのネタを考えるときはサイクリングロードで考えながら走っていることが多いですね。
奈良のサイクリングロードとか法隆寺より下(橿原神宮等)からは、平日ならほぼ走っている人がいませんし。
運動しながらのほうが脳が活性化しやすく、仕事の悩みを解決できる何かを感じ取れるでしょう。
グループライドだと、他の人と会話をする為、中々自分を見つめ直すことができません。
なにかに悩んでいたら、ソロライドをしてみるといいでしょう。
マイペースに走ることができる
グループライドの場合、他の人の脚力に合わせてサイクリングしないといけません。
基本は一番遅い人に合わせるわけですが、グループライドによっては一番に遅い人の基準が高いこともあります。
また、それが逆の場合、遅い人が気を使って一生懸命ペダリングしてオーバーペースを維持しようとします。
結果、バテたり、嫌な気持ちになって次のグループライドは参加しないこともしばしば。
しかし、ソロライドの場合、誰かに合わせる必要がなければ、気を使うこともありません。
今日は寄り道メインのポタリングとか、時間をかけてロングライドしたりとか、今日は負荷をかけてサイクリングしよう、といった楽しみ方ができます。
休憩もペースを落とすのもマイペースに、いつでも休めます。
グループライドは、コンビニや休憩所まで頑張ることが多いですが、ソロライドはどこでも休める安全性があります。
ロードバイクのソロライドのデメリット
一人であるがゆえに、事故等のアクシデントに巻き込まれた時に困りやすいです。
交通事故に巻き込まれると、グループライドだと他の人に迷惑をかけながらも助けてもらえますし、何より人がいることで多少安心感があります。
一人だとテンパったり、事故に巻きこまれる事で自分で処理する場合もあります。
そして事故後に、自走で帰られるかは不明に近い。パンク程度ならまだしも、チェーン切れやコンポーネントの破損だと自走は不可能でしょう。
グループライドだと、もしかしたら直せる部品を持ってきているかもしれませんし、応急処置も可能な場合も。
救急車に乗る案件なら、自宅に近い病院に運ばれる可能性が低く、通院も億劫になりやすい。
距離が伸びるとトラブルで困りやすい
交通事故もありますが、サイクリングの距離が伸びれば伸びるほど、ソロライドでトラブルが起きると困りやすくなります。
特にロードバイクなら、100kmは当たり前のようにサイクリングできる距離です。
100kmで、一度もトラブルに合わないこともあれば、何回もパンクすることもあります。
何回もパンクして、替えのチューブがなくなると最悪です。
それが山とか、駅が遠いとかだと、押して移動しないといけません。
輪行バッグを持っていなければ、更に最悪パターンで、約50km以上ある距離を押して帰る羽目になるリスクもあるわけです。
道中にある自転車屋さんによればいいのでは?と思いますが、期待しない事です。
日本における自転車屋さんは、大抵スポーツバイクを想定していません。
田舎なら余計に想定しておらずママチャリのチューブしか置いてない、チューブ交換が断られたりすることもあります。
グループライドなら、迷惑がかかるものの替えのチューブを共有したりできます。
結果的に、ソロライドで予備の装備が多めになりやすくなるのもデメリットと言えます。
負荷をかけにくい、追い込みにくい
自由でマイペースなソロライド、その反面、負荷をかけた走行や追い込む走行がしにくい、できにくいことがデメリットです。
それってその人の気持ちなのでは?と思いますが、他人がいる事の違いは非常に大きい。
誰かが追い込んだ走行をすれば、ノリでついていきたいとか追いつきたいとか、ソロライドにはない楽しみ方ができます。
どれだけメンタルの強い人でも、グループライドにおける負荷をかけた走行基準を目指すのは難しいのです。
まとめ
ソロライドのメリット、デメリットをお伝えしてきました。
スケジュール管理が不要
パッとした目的地に行きやすい
マイペースに走れる
無心、考えことをしながら走れる
距離が伸びるとトラブルで困りやすい
負荷をかけた走行、追い込んだ走行が難しい
実際にロードバイクでソロライドを数年続けて感じた事です。
トレーニングとかなら、グループライドないし二人でライドした方が効率的に強度を高めることができると思います。
正直、ソロライドは景色を楽しみたい、まったりロードバイクに乗りたい人のほうが向いているでしょう。