こんにちは、しろくろらいどです。
今回は穴虫峠と呼ばれる峠をロードバイククライム、ヒルクライム初心者の目標タイムはどのくらいなのか?についてお伝えしていきます。
ここではヒルクライム初心者の僕が初心者向けに紹介していきますので、ヒルクライムが苦手な人、初心者の方の参考となれば幸いです。
また、タイムを狙わなくても穴虫峠自体は非常に使いやすいコースです。
まだ走ったことがないロードバイク乗りも大阪から奈良に、その逆に利用する際の選択肢として検討してみてはどうでしょうか。
穴虫峠とは?
穴虫峠は大阪は太子町と奈良は香芝市を繋ぐ峠です。
大阪から奈良に行く際、十三峠やぶどう坂、竹内峠、暗峠、青谷etc…様々なヒルクライムコースがあり、ロードバイク乗りの中ではヒルクライムスポットとなっています。
そんな中でも穴虫峠はクライムコースの中でも緩やかな斜度になっており、クライム初心者におすすめな峠となります。
大阪側は1.2km、奈良側は1.04kmととても短い。
坂道が苦手な人は大阪から奈良に行く際、国分から亀の瀬川の道を使うことが多いと考えられ、奈良市より下側の観光及びサイクリングをする時はロングライドになりがちですよね。大抵の人は法隆寺等をサイクリングすることが予想されます。
しかし、大阪から穴虫峠を使えば、香芝市にリンクすることができ、大和高田市や橿原方面、御所方面、桜井方面と奈良市よりも下側をサイクリングする時に使いやすくなります。
尤も、竹内峠をヒルクライムできるロードバイク乗りなら、わざわざ穴虫峠を使うことはないかもしれません。
しかし、坂道が苦手な人でも穴虫峠をクリアすれば自ずと観光スポットやサイクリングルートの幅が広がることになります。
穴虫峠クライム:大阪側
まずは大阪側からスタートしましょう。
距離は1.20km、標高差53m、平均勾配4.4%です。
スタート地点は春日付近の交差点です。
上に登ると南河内グリーンロードにつながるのでそこを目安にするといいでしょう。
序盤から勾配は緩やかに上がっていき、急に勾配がきつくなることもありません。
しばらく進むと交差点が見えてきます。
交差点前から斜度は更に緩くなり、ほぼフラットな状態だと感じるでしょう。
ここで注意したいのが交差点後のポールです。
穴虫峠はダンプカーや大型トラック等、大きめの車が利用しています。
ここのポールでダンプカーの追い越しが入ると中々の幅寄せで追い越されるようになるので注意。
このポールは元々この交差点から太子ICまでの道がドリフトスポットだったこともあり、昔の名残が今なお残されています。
ポールから進むと歩道も広く使えるようになります。
斜度も緩やかで、初心者でもそこまでしんどいと感じることはないかもしれないですね。
しばらく進むと車道のみきれいに舗装された道になります。(2021年4月2日現在)
舗装された道の方がスピードが乗りやすいので、タイムを取るなら車道一択。
歩道は大型車も相まって砂利が多めです。
HIVEと書かれたサバゲーフィールドを横目に進むと今度は歩道のスペースが狭くなります。
斜度は変わらず緩やか。
そこから進むと休憩スペースのような部分が現れます。
きつい人はここで休憩するもよし、息を整えるもよし。
斜度は少し上がりますが、道路が広いので楽に感じられるでしょう。
そして太子町の看板。
ここからラストスパート、大阪側の穴虫峠で一番斜度がきつくなります。
斜度はきついといっても体感で5%ほどで、他の峠や日常にありそうな坂に比べれば緩やかと言えます。
ここでダンシングを入れて頂上までアップするのもいいですね。達成感がありますよ。
大きく道が開けるとゴールとなります。
総評
序盤~中盤まで緩やかな坂が続き、終盤で少し斜度が上がる初心者向けな峠です。
下り坂もわずかに入っていたり0%の道もあったりと、坂道が苦手な人でも難易度が低めになっています。
その傾向からペースを整えやすく、変にペースを崩して息が上がるパートがありません。
週末ロードバイカーでも楽しく汗をかいて登れる峠かと思います。
また、インナーを使わずアウター50Tリア24Tの完全固定で上りきることができた為、上級者ならかなり速いスピードで登れるのでは?
タイムは3分58秒でした。3分30秒~4分以内に登りきれれば脱初心者なのかなと思います。
注意したいのがポールの交差点ですね。よっぽどでない限り事故はないと思いますが、ダンプカー等の大型車の幅ぎりぎりの車道なのでそこが怖いと感じるかどうか…。
穴虫峠クライム:奈良側
次は奈良側をクライム。
距離は1.04km、標高差40m、平均勾配3.8%と大阪側より距離も勾配も低いです。
スタート地点は穴虫交差点。
ここの交差点ややこしくて嫌ですね。自転車のことを考えていない作りで二段階右折よりも歩道に入って歩道の信号に従った方が良い。
スタートして進むとこちらも大阪側同様緩やかな斜度になっています。
しかし、全体的に草木が多く、歩道はほぼないと言っていいでしょう。
車道を走らざるを得ませんが、ここはなぜかダンプカーとか通ってきてもスレスレで追い越されたことがないですね。
ガードレールまで来るとここから奈良側では一番斜度がきつい坂に入ります。
大阪側の終盤のような斜度になっています。
大阪側からきた時はここガタガタだが奈良側の場合道路がガタガタになっていないため多少走りやすい。
ここを登り切ると左にトイレや駐車スペースがあるので休憩はするのもいいでしょう。
屯鶴峯入り口付近までは非常に坂が緩く、ココからまで斜度に入ります。
後は頂上になりゴールとなります。
大阪側に比べて距離も短くコーナーも少ない為走りやすい。
総評
序盤は緩やか、中盤で少しきつくなるも終盤も緩やかとこちらも初心者向けなコースになっています。
特に終盤は緩やかなので慣れればクライムダンシングで登って達成感を感じるのもいいでしょう。
ただ終盤の道路はガタガタです。
奈良側のタイムは3.41秒、こちらも3分30秒~4分以内で脱初心者かなと思います。
まとめ
穴虫峠をクライムしてきました。
大阪側も奈良側どちらも斜度が緩やかで、ここでタイムを楽しみながらサイクリングコースの道として使うのもいいでしょう。
坂道苦手な人も、ここから徐々に慣らしていくのが吉。膝や体力との相談で楽しめます。
一方で大型車が多いため通行時は注意も必要です。ふらつくことはないと思いますが事故に繋がらないよう意識しましょう。