こんにちは、しろくろらいどです。
クロスバイクから自転車の趣味が始まり、クロスバイクではヒルクライムを挑戦する回数は非常に少なかったです。
正直ヒルクライム嫌いだったわけで、ヒルクライム初心者以下のサイクリストでした。
今回5月にDefy Composite SEというロードバイクを購入した後、ヒルクライム嫌いな僕がヒルクライムに積極的に行うようになりました。
といってもまだまだ初心者、今まで行った山は
- 滝畑ダム&蔵王峠
- 青谷
- ぶどう峠
- 木見峠
- 信貴山
- 屯鶴峯、穴虫峠
- 南河内グリーンロード
- 竹内峠
です。大阪だと十三峠や清滝、勝尾寺等まだまだ有名どころを登っていない感じです。
ヒルクライムを積極的に行った結果、どうなったのか?についてお伝えします。
ヒルクライム嫌いがヒルクライムを続けた結果
ヒルクライムを続けた結果、一番実感したのが
巡航速度の向上
です。
僕は以前クロスバイクとロードバイク、実は速度変わらないんじゃね?説という記事を出しました。
説で変わらないと思ってましたし、何より個人の脚力が影響するだろうと。
で、ヒルクライムを続けたことで、脚力が向上し平均速度が上昇したのです。
一例に
6月22日に大阪の淡輪にある道の駅みさきまでのサイクリングで往復100kmライドしたStravaのデータです。
僕のこれまでのロングライドの平均速度は大体17.8kmだったのに対し、ヒルクライムして鍛えられた脚力で20.8km(ダラダラ寄り道で下がっていて、実質21kでした)と約3km上昇する結果となりました。
短距離のライドだと顕著に結果が出ました。
29kmまでのライドで平均速度24.7km出せるようになりました。クロスバイクに乗っていた時期だと考えられません。
ヒルクライム自体TTを狙ったわけでもなく、言ってみれば超初心者がゆったり登るだけのヒルクライムです。
それで平均速度が上昇するわけですから、いかに平坦の道で楽をしていたのかが伺えます。
筋肉を学問的な知識を持っているわけではないですが、予想は
ヒルクライムをゆったり登る→平坦のロングライドに必要な遅筋が鍛えられる→平坦で余裕が生まれるのかなと。
特にヒルクライムでは太ももが使われているのが実感します。
ペダリングに個人差ありますが僕のペダリングは平坦で太ももを使うペダリングでない、SPD-SLでなくSPDなので引き足があまり使えない事で鍛えられる部分がふくらはぎばっかりだったわけですね。
ある意味、ようやくロードバイクの面白さが見えてきた感じです。
ヒルクライム好きになった
以前はヒルクライムが嫌いだったからか、ロングライドをする時に必ずといって良いほど山を避けたルートを使ってました。
大阪から奈良へ行くルートなら、柏原から王子を結ぶ25号線を使ってましたし、大阪から和歌山なら木見峠を歩いてました。
それがヒルクライム好きになった事で、「ロングライドのルートに最低2回はヒルクライム欲しいよな….」って感覚になり、ヒルクライムは御馳走感覚でルートを作るようになりました。
その理由にヒルクライムをする事で、今まで行けなかった場所から行く事ができるからです。
簡単な話、ヒルクライムしていれば行きたい所まで短い距離で行けるはずなのに、避けたルートを作る事で遠回りしていたわけです。
今まで諦めていた観光スポットもヒルクライムを頑張れば行ける!!その達成感が気持ち良くて、ヒルクライムが好きになりました。
めっちゃ痩せる
ヒルクライムが好きになった理由の一つにもあげられるのが痩せる事です。
正直平坦な道をロングライドし続けた結果、体が慣れてしまって全然痩せなくなりましたし、何なら昼飯、補給を抜いてロングライドしないと痩せない体になってしまいます。
これだとハンガーノックのリスクは高い。
しかし、ヒルクライムをする事でいつも以上に汗をかき、キツいけど一定のペダリングで有酸素運動が維持できます。
しかも大阪なら6月の時期でも十分暑くて、ヒルクライムするようなら上は頭から下は足裏まで全身汗をかきます。
汗をかき、ヒルクライムに耐える為の持続的な筋肉も使われ、腹筋も使う事で脂肪も燃焼され痩せる事ができました。
まだまだヒルクライム初心者なので、帰ってきてシャワーを浴びて体重を測ると2kg減ったなんてザラです。
体の水分が抜けただけかな?と思いきや、ヒルクライムを続けた事で明らかに腹回りの脂肪が無くなっていくのが実感できます。
また、太もも付近の筋肉が大きくなる事で、基礎代謝も上がっているのかな?と思います。
元々ダイエット、運動目的、酒飲みの脂肪肝対策で始めた自転車なので、みるみる絞られる体に必然的にヒルクライムが好きになるわけです。
同時に筋肉もつく
痩せるのと同時にヒルクライムに必要な筋肉がつきます。
ペダリングや上半身の使い方もありますが、僕は二の腕、太もも、ハムストリング、胸筋に筋肉がつくようになりました。
ダンベル等の筋トレが苦手な僕としては、景色を楽しみながら筋肉もつけられるのは非常にありがたい。
帰った後の幸せ度が高くなった
ロングライドばかりしていると体も慣れてきて、当たり前の様に距離を伸ばしたサイクリングになっていてマンネリすることも多々ありました。
何よりモチベーションに繋がるものがロングライドには少なく、観光スポット、このお店のランチを食べたい、ぐらいしかありませんでした。
それがヒルクライムを続けた事で
- 帰ってきた時に飲む冷たい水の美味しさ
- 帰ってきたときのシャワーの気持ちよさ
が癖になって、モチベーションの一つに繋がっています。
身近にある幸せを感じとる事ができます。
スポーツとしてのストレスの発散場所に
自転車で景色を見てストレスを発散していたわけですが、慣れてくると似たような場所しか見る事がなく、ストレス発散もそこまでできてないのかな?と思ってました。
ヒルクライムの出会いはまさにストレス発散場所なわけです。1人で上り、自分との勝負、ゴールしたときの達成感。
スポーツしているってのを実感できますね。
スプリントでも良いんじゃ?と思う人もいるかと思いますが、日本の道路はスプリントに適してないし、スピードが出る=事故の可能性が増えることになります。
例えば40km制限の道を40kmでスプリントしても、右左折してくる車の中には自転車を軽視しているドライバーもいるので事故を起こす可能性は非常に高い。
幅寄せ、煽り、無理な追い越し….日本でスピードを出しても何の良いこともありません。
趣味の範囲のヒルクライムだとスピードは出ませんし、出そうとしても無理があるので事故リスクも低く、何より山は大体車通りが少ないので自分の満足いくまで楽しむ事ができますね。
一方でヒルクライムにこんなデメリットが
ヒルクライムを続ける事で、出費が増えました。
といっても節約サイクリストなだけで、ロングライドだと手持ちのボトルに入った水のみの出費なしで走ります。
ヒルクライムだとそうはいかず、全身から出る汗で喉が乾きます。
中学生くらいから現在に至るまで毎日水を5ℓは飲んでる僕、喉の乾きを潤すにはボトルの水では足りませんね。
大体一回のヒルクライムありのロングライドで300円の出費が出るようになりました。
「え?300円!安!!」大体の人がそう感じるでしょう。
しかし、できるだけ出費しない節約サイクリングを徹底していたので、300円は地味に痛い。
しかも300円なので100円自販機3回分。100円以上の自販機には立ち寄りません。
ヒルクライム=エネルギー補給が必要になり出費が増えます。
下りが正直怖い
僕が乗っているロードバイクのブレーキはティアグラグレードです。
ロングライドだとティアグラで十分ですが、ヒルクライム後の下りの場合、下ハンを握らないと止まらないし正直怖いですね。
特に路面が濡れている所は最悪、一度蔵王峠の下る機会がありましたが、天候が悪く路面はビショビショ、落石ありの状況で止まらなくて恐怖を覚えました。
まあアルテグラのブレーキに変えれば大分マシにはなりますが、ティアグラ以下のブレーキのロードバイクは下りが怖いかも。
追記:ブレーキをアルテグラに交換しました。
(まとめ)ヒルクライムはメリットが沢山
- サイクリングルートの選択肢が増える
- 平均速度が上がる
- 痩せる
- 筋肉もつく
- 帰った後の幸せがある
- ストレス発散
より健康的な体作りができて、ヒルクライムは続ければメリットが多いと感じましたね。
まあ趣味の範囲の話で、レースとはまた別です。
僕みたいな貧脚ヒルクライム嫌いでもヒルクライムが好きになるくらい魅力たっぷりなヒルクライム、無理しない程度に楽しんでみてはいかがでしょうか。