クロスバイクを購入して早3年、
当ブログでクロスバイクで
- カスタマイズ
- ロングライド(100kmライド)
やりたい事はほとんどやってきました。
そしてロードバイクに乗り換える事となりました。いや、クロスバイクはセカンドバイクとなりました。
クロスバイクとロードバイク、似ているようで似ていない両者の乗り物。
今回はクロスバイクからロードバイクに乗り換えた事で良かった事や悪かった事についてお伝えします。
クロスバイクからロードバイクに乗り換えて良かった事
乗り換えて一番良かったのは、ロングライドが楽になった事です。
一見クロスバイクの方がアップライトな姿勢で走行できる事から、ロングライドが楽に感じられるかもしれません。
しかし、ロードバイクの方が明らかに楽です。
それは素材と重心がミソかなと思います。
最初に素材、クロスバイクはアルミフレームに対し乗り換えたロードバイク はカーボンフレームです。
カーボンフレーム=乗り心地が良い、なんて言われてますが、どちらかというとアルミに比べて振動の収まりが良いと言った方が良いでしょう。
乗り心地自体は硬いですしクロモリには敵わないと思いますね。
で、振動の収まりが良いことがロングライドに大きく影響してきます。
そりゃ毎回バインバインって振動の収まりが遅い、体にくるアルミに比べればカーボンがロングライドしやすいですよね。
次に重心。
僕はジオメトリーとかよくわかりませんが、クロスバイクとロードバイクとで重心の位置が違います。
僕のクロスバイクはアップライトなフレームだからかサドルのやや後ろの後輪付近に重心がありました。
ロードバイクはトップチューブ付近で、ほぼ中央に位置しています。
この重心の意味は、坂道に大きく関係してきます。
お互いの重量は装備込みでクロスバイク10.3kg、ロードバイク9.6kgとあまり差がありません。
でも後ろに重心があるとペダリングをした際に体重も足されて中々前に進みまない印象があります。
バランスが取れていれば、その分自転車全体に体重を乗せることができ、ペダリングが楽になります。
平坦な道でも顕著に影響してて、同じ速度でも一回のペダリングで進む距離が全く違います。
実際にいつもクロスバイクで坂道を登る時、フロントセンターリア3,4速とかでしたが、ロードにしてからアウターリア5速とか余裕で回しちゃいます。
当然重心が中心に近ければコーナリングも安定します。
僕は自動車の180SXとRX8を乗ってた時期があったんですが、まさにこのクロスバイクとロードバイクと似たような重量配分になっていて、リア7,F3の180SXに比べ5:5のRX8の方がコーナリングをスッと曲がれましたね。
- ロングライドが楽になる
- 軽い力で前に進む
この二つだけでもロードバイクに乗り換えて一番良かったと言えます。
クロスバイクの出番がむしろ増えた
ロードバイクに乗り換えてから、むしろクロスバイクの出番が増えました。
その理由はコンビニ、スーパーの買い出し、30km未満のサイクリングにちょうど良いからです。
今までクロスバイクに乗る時、室内保管で外に出してサイクルジャージだったり準備をしてからサイクリングを楽しむ使い方をしていました。
その手間が結構面倒で、コンビニ、スーパーの買い出しには車、30km未満のサイクリング→ウォーキングに切り替える等色々としてました。
ロードバイクを購入した事で、その役目をロードバイクが担うことからクロスバイクの手軽さと今までの不満が解消された形ですね。
その為、クロスバイクに乗る時は速度を出さない、遠くまで行かないのでジーパン、ノーヘル、クロックススタイル。
今までクロスバイクをメインに情報発信していた人とは思えないくらい意識低くなりました。笑
クロスバイクより痩せる、鍛えられる
ロードバイクに乗り換えてから明らかに痩せる、体が鍛えられるようになりました。
というより、体が鍛えられる→筋肉がつく→基礎代謝が上がり痩せる、という流れ。
クロスバイクに比べて体全体を使って走るロードバイク。
想像ではわかっていたものの、いざ乗ってみるとホント体全体を使うんだなと。
特に僕が鍛えられているのは腹筋と胸筋。
これはクロスバイクでは鍛えられない部位ですね。ブルホーンハンドルにしていても結局使われるのは腕の力で胸の筋肉や腹筋は使われにくい。
ロードバイクに乗ってみて感じたのは、腕の力だけで体を支えられない、前傾施設を保てない事ですね。
胸筋も必要で、下ハンを握る時は腹筋に力を入れないとハンドルが安定しない、腕に力が入ってハンドルが揺れることが多々あります。
おかげで胸筋は以前より太く、腹筋も硬くなりましたね。
ロードバイクで太る人は、やはり消費以上の食事をしているのでしょう。
視線が痛くなくなった
クロスバイクをサイクルジャージ、ヘルメットを被って乗っていた僕。
周りのイメージからすれば
- クロスバイクなのにガチ
- 金のない奴
- 意識高い系クロスバイカー
で驚かれたりする事が多々ありました。
特にCの付くメーカーとSの付くメーカーのロードバイクを乗っている人からは、すれ違う際に嘲笑される事も少なくありませんでした。
クロスバイクは気軽な乗り物、二輪バイクでいう原付、それをカスタムしてガチ服装で乗り回していれば、まあ視線は気になりますよね。
原付をカスタムして半ヘルで爆音で走ってたら「あっ、アホっぽそう….」と感じますよ。それと似たような感覚。
クロスバイクのカスタムは低予算から始められるなりに周りの視線とか色々あるのだなと。
それがロードバイクに乗り換えてから解放される形になりました。
何よりロードバイクでヘルメット、サイクルジャージを着ても違和感がないですし、サイクリングロードでロードバイク乗りから挨拶されて同じコミュニティに入れてもらえるのは嬉しいですね。
クロスバイクからロードバイクに乗り換えて悪かった事
乗り換えて悪かった事は、ロードバイクを出すときに準備する時間が長い事ですね。
カーボンロードを買ったので室内から出すときに気を使いますし、ヘルメット、サイクルジャージ、飲み物と準備が多い。
特にクロスバイクでも準備に時間はかかってましたが、ロードバイクにしてからチューブ等も持ち運ぶか持ち運ばないか悩むようになりましたね。
気軽な乗り物でない、という事です。
スピードが変わらない、30km巡航もできない
ロードバイクに乗り換えれば、30km巡航でスピードが上がる!そんな話をよく聞きますよね。
実際乗ってみてそんな事はなく、30km巡航なんて夢のまた夢でした。
また、クロスバイクとスピードが変わりませんでした。
確かにロードバイクの方が楽に前に進んでくれて、スピードを出しやすい。
ただ僕はロングライド用途にロードバイクを購入したので、平均スピードは変わりません。
結局は己の脚力なんだなと身に染みましたね。
小回りが効かなくなった
コーナーリングのスムーズさはクロスバイクより優れてますが、Uターンとかハンドルをグッド曲げる小回りは効かなくなりました。
ロードバイクって直線とスピードが乗っている時のカーブに特化した乗り物。
クロスバイクみたいに小回りが効かなくて、目的地のルートを間違えて戻るときに苦労します。
驚きなのがロードバイクで極端にペダリングしながらUターンしようとすると、ペシューズがタイヤに当たって「これ以上曲げるな」となります。
大回りしないとUターンできないので、Uターンの時は立ちゴケリスクもあって気を使います。
ブレーキが効かない
Vブレーキのクロスバイクに比べてキャリパーブレーキのロードバイクは利きません。
確かロードバイクのキャリパーブレーキは止まる目的でなく減速する目的のブレーキって聞きましたが、まさにそれ。
強く握れば止められますが、Vブレーキのグッと利く制動力に比べれば全然違います。
あとSTIのブレーキがしにくいのもあります。やっぱフラットバーのブレーキって操作しやすい。