自転車を購入したら必ずやらないといけないのが点検です。
通勤通学で点検もせずに乗っていればすぐにガタが出て数年で寿命を迎えるでしょう。
自転車と長く付き合っていく為にも点検は必要ですが、
- めんどくさい
- 何を点検すればいいかわからない
- 点検しなくても走るっしょ?
- どうでもいい
と考えている人や素人なら点検する知識もありません。
そこで自転車屋さんで点検してもらうのが一番の早道です。
自転車屋さんによって点検する項目や料金が全然違います。今回は点検項目及び点検料金を比較、どこがお得なのかをお伝えします。
各自転車屋さんの点検料金、項目比較
この記事ではメジャーどころの自転車屋さんを比較します。
- サイクルベースあさひ
- サイクルヒーロー
- DAIWA CYCLE(ダイワサイクル)
- Giant Store
- Y’s Road
- イオンバイク
- Cyma-サイマ
- 自転車専門店セオサイクル
- 自転車コンビニてるてる
- サイクルプラザダイシャリン
の9種類を比較します。
サイクルベースあさひ
日本における大手自転車屋チェーン店のサイクルベースあさひ。
全国どこにも店がある事からカジュアル層からローグレードのクロスバイク、ロードバイクまで販売しています。
自転車に興味がない人でも知っているくらいの認知度があるのがあさひの特徴ですね。
点検料金
サービス一覧(引用:参照):https://www.cb-asahi.co.jp/lp/service/maintenance/price/
- セーフティー点検:1000円
- TS点検・一式点検:一般車2500円:スポーツ車:3000円
となります。パンク修理やブレーキ交換といった作業は点検扱いではないので金額が変化します。
項目は
ブレーキ・変速器の作動、調整・タイヤの摩耗、空気圧・虫ゴムの確認・チェーンの張りの調整・注油・サドル確認・ライトTS点検・一式点検:10項目:
車体フレームの変形、破損・ハンドル周り、ペダル周りなど各部の固定、締め付け、劣化具合・チェーンのたるみ、伸び、錆具合・ブレーキ・変速機の作動、調整・タイヤの摩耗、空気圧・虫ゴムの確認・車輪の変形、触れ、劣化具合・サドル、ライト、鍵などの取付部品の作動、固定、劣化具合
となります。
サイクルベースあさひでは会員サービス、サイクルメイトが用意されていて、サイクルメイトに加入すると3年間点検が無料になります。
しかし、3年間の点検無料はセーフティーか一式点検のどちらかは不明(恐らくセーフティー)です。
無料点検は部品交換、修理は有料となります。
- 基本点検1000円
- 一式点検2500円:スポーツ車3000円
- 会員カードサービスで無料適用あり
- 出張修理あり
サイクルヒーロー
公式ページ:http://www.cycle-hero.com
大阪の住之江に本社を構えるサカイサイクルが運営している自転車屋さん、サイクルヒーローです。
店舗数は10店舗です。
点検料金
- 一般車:1回1000円
- 電動自転車:1回1800円
- スポーツ車:1回2200円
となります。サイクルベースあさひと比べるとスポーツ車は1000円安い事になります。
なお点検項目は不明。
しかし加入費1100円でヒーロー会員に加入する事ができます。
ヒーロー会員は3年有効で点検が6ヶ月、1年、2年、3年の4回分無料になります。
スポーツ車なら4回で8000円かかるのを無料になるので非常にお得です。
パンク修理も0円になるので一般車なら魅力的な制度でしょう。
- 点検1000円:電動1500円:スポーツ車2000円
- 会員カードサービスで無料適用あり
- 会員カードでパンク修理0円
- 出張修理あり
DAIWA CYCLE(ダイワサイクル)
公式ページ:https://www.daiwa-cycle.jp
全国71店舗を展開するサイクルベースあさひに次ぐ大手自転車チェーン店です。
点検料金
基本点検1回1500円
ライト、フレーム、車輪、ベル、チェーン、泥除け、カギ、タイヤチェック、リフレクター、ブレーキ、ハンドル、サドル、クランク・BB、キャリア、スタンド、ペダル、カゴ、後付パーツ類、注油、虫ゴム、変速。
一般車、電動自転車、スポーツ車で金額が変わるか不明。
会員カードサービスがあり点検が2年無料(6ヶ月,12ヶ月,18ヶ月,24ヶ月の4回)になるダイワサポートパックがあります。
会員費は2900円です。
- 点検:1500円
- 会員カードサービスで無料適用あり
- 出張修理(有料)あり
Giant Store(ジャイアントストア)
公式ページ(参照:引用):https://giant-store.jp
台湾の自転車メーカー、ジャイアントの自転車屋さん。
全国35店舗展開、完全メーカー専門チェーン店の先駆けと言えます。
点検料金
- セーフティチェック:550円
- ライトメンテナンス:3300円
となります。
項目は
クイックレリーズ(前後),タイヤ磨耗,タイヤ空気圧チェック,簡易シフト,簡易ブレーキ,ハンドル周り(ステム・ヘッド),シートクランプ,ブレーキパッド,車輪のフレ(横),ガタつき(ハブ・サドル・クランク・ペダル)ライトメンテナンス:19項目:
セーフティチェックの10項目,ネジ締めチェック,ペダル締めチェック,変速機調整,チェーン注油 ,ブレーキパッドの減りチェック,ブレーキパッド調整,ハンドルのガタつき調整,車輪調整,シーラント注入
となります。
条件としてスポーツ車のみ対応していて、ママチャリといった店舗に置いていないパーツは点検する事ができないので対応してもらえません。
会員カードサービスであるGiantカードがありますが、Giant Storeで自転車を購入した人向けのサービスでGiantカードのみ加入することはできません。
しかし、Giant Storeで購入した自転車は購入店舗のみ点検が永年無料となります。
- セーフティチェック:550円
- ライトメンテナンス:3300円
- 店舗購入のみ会員カードサービスあり
- Giant Store購入自転車は点検永年無料
Y’s Road(ワイズロード)
公式ページ:http://www.ysroad.co.jp
ワイズロードはスポーツ車専門で扱う自転車屋さんです。
スポーツバイクのみで展開しているのでママチャリ等は対応していません。
全国37店舗展開しています。
点検料金
ワイズロードには簡易的な点検メニューというのは存在せず、点検されてから何か交換するパーツがあれば工賃がかかる、という方式のようです。(調べても点検メニューの記載はなかった)
料金及び項目も不明。
強いていうなら修理工賃表が記載されているくらいで、これといって簡易的な点検メニューの早見表はなし。
スポーツバイクの特にロードバイクに力を入れている専門店なので点検は自分で行うもの、という事でしょう。点検自体はしてくれると思いますが無料かどうかは不明です。
工賃一覧:http://www.ysroad.co.jp/support/tech/repair/
イオンバイク
公式サイト:https://www.aeonbike.jp
イオンから生まれた自転車専門店であるイオンバイク。
イオンモールに隣接する形で店舗を構えているイオンバイクはイオンが近隣にあれば使いやすい自転車屋さんと言えます。
点検料金
ベーシックメンテナンス:500円(スポーツバイク等一部対象外)
のみです。
項目は6項目:ブレーキワイヤー引きしろ調整、虫ゴム交換、チェーン調整、注油、緩みチェック
そしてイオンバイクにて自転車を購入した場合自転車安心パックというサービスに加入する事ができます。
加入料金は店舗確認で3年型と2年型があり、お互い点検が無料となります。
- ベーシックメンテナンス:500円(税抜)
- 会員サービスあり(2年型、3年型)
Cyma-サイマ
サイマは株式会社Ateamが運営する自転車通販サイトです。
実店舗を持たないが、他自転車屋さんとの連携により点検や修理をサポートしています。
点検料金
連携している自転車屋さんのところで点検を無料で受けられます。
サポート期間はサイマで自転車を購入した期間から1年間で点検は1回無料となります。
修理は年3回無料となっていて、パンク修理、ブレーキ修理、チェーン修理、鍵の開錠が3回無料です。
点検の項目は不明、実店舗によって点検項目が変わります。
サイマでは会員サービスもあり、新・サイマスタンダード安心パックが加入できます。
加入する事で保険、ロードサービス、修理サービス、盗難サービスが付帯されます。
点検は入っていないようです。
新・サイマ スタンダード安心パック:https://cyclemarket.jp/guide/standardPackNew
- 購入した自転車は1年間1回点検無料
- 会員サービス適用あり(点検は付帯されない)
- 会員サービスでロードサービスあり
自転車専門店 セオサイクル
公式サイト:http://www.seocycle.co.jp
関東を中心に展開している自転車専門店、セオサイクル。
自社オリジナルのクロスバイクも販売しているほど歴史ある自転車屋さんです。
点検料金
セオサイクルの点検は
一般車:1320円
スポーツ車:2200円
となっています。
点検項目はどちらも11項目です。
なおセオサイクルで購入した自転車は永年無料で点検が受けられるようになっています。
- 一般車:1320円:スポーツ車:2200円
- セオサイクルで購入した自転車は永年点検無料
サイクルコンビニてるてる
公式サイト:https://www.teruteru.co.jp
大阪をメインに展開している自転車屋さんです。
PBブランドを展開していたりリサイクル自転車も販売しています。
点検料金
点検料金及び項目数は不明。
修理一覧が記載されているので自転車を持っていけば点検はしてくれるでしょう。
https://www.teruteru.co.jp/syuri/
サイクルプラザダイシャリン
公式サイト:https://www.daisharin.co.jp
関東から東北をメインに展開している自転車屋さんです。
点検料金
特にこれといって点検料金や項目は記載されていません。
しかしサイクルプラザダイシャリンでは会員サービス、フレンドリークラブが用意されています。
フレンドリークラブは入会金1000円で自転車点検が3年間無料(6ヶ月、12ヶ月、後は1年毎)になります。
点検のみの加入で100円とリーズナブルです。
点検がお得な自転車屋さんは?
上記からお得に点検が受けられる自転車屋さんは
- 関西=サイクルヒーロー
- 関東=サイクルプラザダイシャリン
実店舗で購入した自転車の場合
- セオサイクル
- Giant Store
となります。
サイクルヒーローは加入費たったの1000円で3年4回分の点検が無料になりますしパンク修理が無料になるので通勤通学を考えているならお得に活用できます。
サイクルプラザダイシャリンは100円で3年分の点検が無料となります。
全国展開及び店を選ばないならサイクルベースあさひが無難。
実店舗の場合はセオサイクルとGiant storeが永年無料となります。
特にスポーツ車なら購入店舗で点検を永年無料で受けられるGiant Storeでしょう。
問題はGiantの自転車を必ず購入することが条件になる所。
これはTrek Storeやキャノンデールストアといった各自転車メーカー専門店でも同じ対応を受けられると考えられるので、点検永年無料が魅力的に感じる人は自分の気に入ったメーカーの専門店で購入する事がお得でしょう。(店舗が近いか?も天秤にかけましょう)