クロスバイクを保管する時や駐輪する時に必ず必要なのが鍵、自転車ロックです。
持ち運びが便利な自転車ロックから頑丈な鍵まで種類も多く幅広く展開されています。
種類が多いといってもあなたがクロスバイクを使用する時の用途に合わせてあげないと利便性も変わってしまいます。
長距離走行に重たい鍵は不便ですし通勤通学なら必要以上のロック力で手軽さもほしい所です。
そこで種類別にクロスバイク向けの鍵、自転車ロックをご紹介。あなたにあった自転車ロックを見つけてみてください。
鍵、自転車ロックの種類がどれぐらいあるの?
鍵、自転車ロックは大きく分けて
- 固定式ロック
- ワイヤーロック
- ロックプレート
- チェーンロック
- U字ロック
があります。自転車ロックとはいえ種類別に様々な用途があります。
重いものから軽いものまで幅広く、クロスバイクなら見た目も考慮したい所ですね。
種類別目安
あくまで目安ですが以下の通り
5段階評価(高い程良) | 堅牢性 | 重量 | 値段 | 防犯性 |
固定式ロック | 2 | 5 | 4 | 2 |
ワイヤーロック | 3 | 4 | 4 | 3 |
ロックプレート | 5 | 2 | 2 | 4 |
チェーンロック | 5 | 1 | 2 | 5 |
U字ロック | 3 | 3 | 3 | 2 |
バランスがいいのがワイヤーロック、切断されにくいのがロックプレート、防犯性が高いのがチェーンロックといった所です。
そのほかに手軽さや持運び能力もありますが、あなたがクロスバイクを使用するライフスタイルに合わせて確認して見ましょう。
手軽さと持ち運びフリー:固定式ロック
固定式ロックはママチャリによく装備されているリアホイール側を鍵やダイヤルを用いて施錠する鍵です。
ロック自体が車体についていて持ち運ぶものが鍵しか無くなるメリットとダイヤル式なら持ち運ぶものが無くなるメリットがあります。
反面安い固定式ロックだと傘のボタンの部分やドライバーを差し込む事でロックを解錠できる防犯性の低さがあります。
Gorin ボタン式リング錠
アマゾンベストセラーのゴリン、ボタン式Vブレーキ用リング錠です。
ダイヤル式で持ち運ぶものがなくクロスバイクのほとんどに搭載されているVブレーキに取り付けることができるリング錠です。
見た目で考えるなら妥協する点が多々あるものの鍵や重たい自転車ロックを持ち運びたくない人にはとりあえずで使っておけるでしょう。
地球ロックには対応してないので持ち上げて盗難される可能性がありますが。
Gorinはボタン式のほか鍵式の固定式ロックも販売されています。(カンチブレーキにも対応)
Nikko(ニッコー)リングロック
Nikkoが販売しているサークルロック錠です。
Vブレーキのみならずキャリパーブレーキまで対応していサークル式ロックで、例えば1~3万円台のキャリパーブレーキを装備しているクロスバイクでも装備することができます。
固定式ロックと比べて薄くて見た目も損なうことのないスポーツバイク向けのデザイン。
施錠は鍵式なので鍵すらも持ち運びたくない人には向いてないが、クロスバイクに合うデザインはグッド。
柔軟的な防犯性を:ワイヤーロック
ワイヤーロックはクロスバイクの中でも使用率の高い自転車ロックです。
軽くてコンパクトなものから、頑丈で中々切れないもの、前後ホイールを繋げられるほど長くて地球ロックに対応できるワイヤーロックなど様々です。
安い物になるとダイヤルが回らない、ダイヤルの設定以外でも開錠される等のトラブルもあるので信頼性のあるワイヤーロックが要求されます。
Crops(クロップス)Q-BIRO
僕も使用しているコンパクトで持ち運びが簡単なワイヤーロック、クロップスのQ-biroです。
ワイヤーロックで面倒なのが、伸ばした後に戻すことです。慣れてくると戻りが悪く思うように収納できません。
Q-biroは伸縮性に優れるワイヤーを採用して伸ばしても慣れて縮まないようにならず、すぐに縮んで持ち運ぶことができます。
カラーリングも多く、カペルミュールとコラボしたQ-biroもあるのでサイクリングやポタリングに軽い防犯ならクロップスが使いやすいです。
ACTIVE WINNER(アクティブウィナー)ワイヤーロック
アクティブウィナーが販売しているワイヤーロックです。
長さが700mmと1200mmの2種類で1200mmなら前後ホイールを固定することが可能です。
ENGGのようにシートポストに固定して持ち運ぶアタッチメントがありませんが、1年保証がついているのが嬉しいポイント。
保証がついているのは品質に自信がある証拠なので保証付のワイヤーロックならこれですね。
収納性と堅牢性の両立:ロックプレート
ロックプレートは鉄板をつないでコンパクトな収納性と堅牢性を兼ね備えた自転車ロックです。
かさばってしまったり伸び縮みがあるワイヤーロックに比べて鉄板をつないでフレキシブルにしているので取り回しもよく、重量は重たいがその分頑丈に設計されているモデルが多い。
ロックプレート自体は安物になると堅牢性も低くフレキシブル部分が外れてしまうこともあり、価格がある程度高いものを購入することがおすすめです。
ABUS(アブス)ボードグラニットエックスプラス
自転車ロックメーカーでお馴染みのアブスのロックプレート、ボードグニットエックスプラスです。
自転車ロック史上最強の自転車ロックと名高いボードグラニットエックスプラスは、5.5mmの鉄板を使用し重量は圧巻の1kg越え。
他の自転車ロックとは比べ物にならない自転車ロックで、セキュリティーレベルは15段階評価で15と最強。
重たいが大切なクロスバイクを守りたい人向けのロックプレートです。
ABUS(アブス)U GRIP BORAD(ユーグリップボード)
こちらもアブスのロックプレートでユーグリップボード、セキュリティーレベルは7です。
特徴は専用のケースがありそれをシートポストに取り付ける事で持ち運びを簡単にすることができる事です。
鉄板は5m厚で申し分ない堅牢性があり、ボードグラニットエックスプラスより重量が軽い(1kg以下)なのでおすすめです。
堅牢性重視なら:チェーンロック
チェーンロックは名前の通り極太のチェーンを用いてロックをする自転車ロックです。
チェーンロック自体は二輪バイクにも使われるほどの信頼性と堅牢性があるモデルが多く、自転車ロックでも重量さえ気にしなければ高い防犯性を実現できます。
サビに強い素材ではないとサビが発生してしまったり、鍵部などの油分がなくなり開錠出来ないトラブルもあるため定期的なメンテナンスが理想的です。
ABUS(アブス)1500チェーンロック
ABUSのチェーンロック、1500シリーズです。
セキュリティーレベルは3だが、重量が軽く持ち運びに便利なチェーンロックと言えます。
チェーンサイズは4mmとワイヤーロックに比べれば大きい、特徴はメーカー2年保証がついている所です。
アクティブウィナーでも1年保証だったが1500シリーズは2年保証がついていて不良が起きても安心できます。
手軽さや組み合わせに:U字ロック
U字ロックは名前の通りU字になった自転車ロックで、持ち運びと手間を省いたものといえます。
U字ロックなのでワイヤーロックやチェーンロックのように大きく幅を利用した施錠や地球ロックが難しいが、組み合わせで利用したり、補助的な性能で考えれば活用しやすい。
メインで使えないものの、チェーンロックの施錠に使ったりするとより防犯性を高められます。
ACTIVE WINNER(アクティブウィナー)U字ロック
1年保証が魅力のACTIVE WINNERのU字ロックです。
外側がシリコンになっていてフレームを傷つけることもなく施錠することが可能です。
中はアルミになっていて重量も軽く、タイヤに当たらない場所にフレームにつないで持ち運ぶこともできます。
外がシリコンなので組み合わせを行う自転車ロックも傷をつけません。
デイトナ U字ロック
デイトナのU字ロック。本来なら二輪バイク用のU字ロックですがクロスバイクでも活用できます。
ACTIVE WINNERのようにシリコン素材ではありませんが、太さ16mmのU字と1kgオーバーの重量が魅力的です。
フレームには使いにくいですが、ホイールに組み合わせで使うならいいでしょう。駐輪場などに。