自転車と原付、買うならどっちがいいの?両方所有して数年使った結果

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通勤通学や日頃の足、少し遠出する時にあったら便利なのが自転車や原付です。

車だと渋滞にハマって満喫できないどころかストレスを溜めてしまう人もいるほどで、最近なら煽り運転が問題になっていますね。

 

渋滞にあまり関係されない自転車と原付、仮に買うならどっちがいいのでしょうか?

そこで僕が原付はアプリオ、NS-1を約6年、自転車は通勤含めシティーサイクルからクロスバイク等10年以上両方所有して使った体験談も兼ねて買うならどっちがいいのか?お伝えします。

原付の購入を検討している人、自転車の購入を検討している人の参考になれば幸いです。

目次

自転車と原付どちらがいいの?

自転車と原付、お互いに悪いところもあれば良いところもあります。

メリットデメリットで言うと抽象的になるので、事細かくみて行こうと思います。

駐車スペース、駐輪スペース

原付の場合、結構な幅があるため駐車スペースが自転車と比べて大きくスペースが必要となります。

特にフルモデルの原付になると250ccと変わらないスペースが必要となります。

これが自宅のみなら良いですが、駅や出先になると駐車場が必要となります。

自転車だと駅なら無料の駐輪場で大丈夫ですし、原付と比べて駐車関連に関して取り締まりが緩いです。

経験上ですが、駅に原付を1週間止めた事がありますがいつの間にか無くなっていて、自転車を1週間止めても張り紙が貼られるだけで済みました。

 

原付は警察を呼べば簡単に取り締まられて撤去されてしまいますが、自転車の場合引き取り業者を呼ばないといけない(業者のほとんどが1回で100台ほど回収する目的)なので張り紙だけで済んだ、と言えます。

駐車スペースに関しては自転車の方が良いでしょう。原付は有料という駐車場もあるくらいで止められないところも多いでしょう。

維持費

これはシティーサイクルをターゲットとして当てはめますが、自転車の方が圧倒的に維持費が安いです。

自転車の場合

  • 車体価格
  • 防犯登録
  • 自転車保険
  • 定期交換(ブレーキ、タイヤ、チューブ)

で終わりです。シティーサイクルなのでチェーンカバーもあればノーメンテナンスになります。

年間費用は自転車保険とブレーキ、タイヤとチューブです。

保険は月額200円くらいでありますしブレーキは大体500円、タイヤはチューブセットで前後6000円あれば交換できますし交換サイクルも少なめです。

原付の場合

  • 車体価格
  • 自賠責
  • 任意保険
  • 定期交換(オイル、タイヤ、その他)
  • 毎年の税金

となります。正直自賠責が一番無駄に金がかかります。1万近くかかります。

任意保険は例えば家族の中に自動車保険に加入していればファミリーバイク特約を付帯できれば費用が安くなりますが1人暮らしで任意保険を加入していない場合痛い出費となります。

あとはエンジンオイル(2stだと付け足すだけで楽)、タイヤ、ライト等その他の物です。

トータルで見ても原付の方が圧倒的に維持費が高くなります。

交通ルールと取り締まり

自転車の場合

  • 原則車道(自転車通行可の歩道は走って良い)
  • 二車線以上は二段階右折のみ(基本1車線でも二段階右折)
  • 速度規制は道路標識に付随

原付と変わらず車道で二段階右折を求められる自転車ですが速度規制が道路標識に付随しており、例えば60キロ制限の道を自転車で60キロで走っても大丈夫(不可能に近いけど)です。

原付の場合

  • 二車線以上は二段階右折(禁止の場所あり)
  • 速度は30キロ制限
  • ヘルメット着用義務

です。原付はヘルメット着用義務があるにも関わらず30キロ制限が設けられています。この30キロ制限が害悪すぎて速度制限のない自転車に追い越されることもあります。(ロードバイクとかね)

 

交通ルールは地域にもよりますが、原付は警察の餌です。

僕が原付に走っていた時、30キロ以下で走っていると警察に止められて「どうしたのー?故障?」と職質を食らった事がありますし、30キロ以上を出すと一発で違反をとってきます。何をしても止められる可能性があるのが原付と言えます。

 

また二段階右折禁止の三車線があったりと交通ルールは割とめちゃくちゃです。普通二段階右折も可という標識にするべきでしょう。謎です。

スピードと積載

スピードも積載に関しては原付の方が楽です。

スピードは30キロが速度制限ではあるが、アクセルをひねるだけで前に進む楽さは自転車にはありません。

坂道だろうとひねるだけなので疲れることはありませんが、自転車の場合は汗びっしょりになることもしばしば。

 

積載もスクータータイプならメットインに沢山の物が積めるので非常に楽ですし、座るところの下なのでバランスが崩れることもありません。

自転車の場合前かごか後ろにあるキャリア、基本前かごですが重い荷物になればハンドル操作も重くなります。

そのまま坂道を登るなら非常に疲れることになるでしょう。

耐久性

ママチャリに関していえば原付と比べて耐久性はあまり変わりません。

強いていうなら定期的にメンテナンスされる原付の方が見た目綺麗な状態に保ちやすく自転車は手軽さからメンテナンスをしない人の方が多いでしょう。

雨に弱い自転車とはいえチェーンカバーやフェンダーがついているママチャリは泥汚れやチェーンの汚れを抑える事ができるので耐久性はあまり変わらないでしょう。(チェーン延びでチェーンが外れたりするようにはなる)

 

電動自転車の場合バッテリーの寿命があり、大体10年をめどにバッテリーが寿命をきて充電時間が長くすぐに充電が切れる、という状態に陥るので買い替え時期と言えます。

 

原付はエンジンで寿命が決まると言っても良いでしょう。ぶん回し続けると焼付いたり摩耗の原因となりピストンが溶けて壊れる場合があります。

走行中のトラブルの対応

使用している時のトラブルの対応は自転車の方が軍配が上がります。

例えばパンクしてしまったりチェーンが外れたりブレーキの寿命が来ていて止まれないから乗れない、となっても押して歩けるのでそのまま自転車屋さんで修理を依頼する事ができます。

 

一方原付の場合ブレーキワイヤーが切れたりエンジンがかからなくなったり、パンクしてしまうと押して歩くのは辛い時間になります。

原付は自転車と比べて非常に重たく、修理も時間がかかる場合がありトラブルの対応に時間がかかります。

 

原付でトラブルが起きたら素直にJAFを呼ぶ方が楽です。

盗難性

盗まれてしまう、盗難性で言えば自転車の方が盗まれやすいです。

自転車の鍵は値段によって防犯性が変わり安いものなら傘の押す部分を外して突っ込むだけで簡単にロックを開錠する事ができます。

 

原付の場合標準でハンドルロック、キーロックが装備されているのと日本における原付の扱いが盗難されてもエンジンをかけられる人が少ないので盗まれにくいのです。

自転車は開錠すれば後は漕ぐだけなので盗まれやすいです。

クロスバイクなら原付のスピードを解決できる

ここでいう自転車=シティーサイクル車を指していましたが、例えばクロスバイクと比較することになると原付の良さが大幅にカットされてしまいます。

それが速度です。クロスバイクの平均スピードは18-25キロですが慣れてくれば30キロ走行可能で原付の速度制限と同じ速度となります。

 

クロスバイクなら速度制限もないので、取り回しの良い原付という立ち位置で運用する事ができます。

サイクリングロードで風を切るように走れるのは気持ちいいものです。

その代わりクロスバイクもデメリットはあります。

積載能力ゼロ

クロスバイクはシティーサイクルに標準でついているカゴがないため積載能力に欠けてしまいます。

クロスバイクを乗っている人の大半が荷物をリュックで解決している人が多く、重くなればなるほど体が辛くなるようになります。

 

オプションでリアキャリア、フロントキャリアを取り付けることもできます。

メンテナンス頻度が高くなる

クロスバイクは泥除けやチェーンカバーがついていないので雨の影響をモロに受けます。

雨の日に走行すれば背中は水まみれ、チェーンはドロドロになる事間違いなし。

 

そのためメンテナンス頻度が上がるようになります。街乗りのみで割り切っているクロスバイクは基本チェーン周りがサビまみれで運用されていますが。

服装を選ぶ

クロスバイクはクランクがむき出しです。裾の長いジーパン等を履いているとクランクとチェーンの間に引っかかって汚れたり危険な目にあることもあります。

 

ゴムを使用して固定すれば解決しますが、一手間加えない限り服装を選ぶことになります。

(まとめ)自転車と原付、買うならどっちが良いの?

正直どちらも一長一短です。

  • 運動目的
  • 渋滞に会いたくない
  • 楽したい
  • 通勤だけで

等あなたがシチュエーションに合致する方を購う方が良いでしょう。

運動効果は自転車の方がありますし気軽さもありますが、原付はアクセルをひねるだけの楽さがあるがあ維持費が高い、原付のようなスイスイっとスピードを出したいならクロスバイク、とあなたのシチュエーションで選びましょう。

自転車(ママチャリ、電動自転車)の場合

  • 維持費が安い
  • 駐輪スペースを選ばない
  • 歩道も走行可能な場所がある
  • 運動効果
  • 疲れる
  • 盗まれる可能性
  • トラブルの対応力

原付の場合

  • 標準装備で積載量が多い
  • アクセルをひねるだけでスピードが出る
  • 疲れない
  • 盗まれにくい
  • 維持費が高い
  • エンジン次第で耐久性が変わる
  • ヘルメット着用義務
  • 交通ルールで不便、厳しい
  • 免許が必要
  • 処分が面倒

(番外)クロスバイクの場合

  • ママチャリよりもスピードが出る
  • 積載はリュック必須
  • 駐輪スペースに困らない
  • 軽い
  • 運動効果
  • 維持費がママチャリより高い(メンテナンス頻度)
  • 疲れる
  • 盗まれる可能性
  • トラブルの対応力

 

スピードだけでいうならクロスバイクの方が原付よりも目的地に早く着く場合があります。

維持費で考えるなら自転車でしょう。

漕ぐのが嫌なら原付ですね。ちなみに僕は原付を全て売却して残っているのがクロスバイクです。

 

原付は頻度高めで乗らないともったいないと感じました。

バッテリーも上がる可能性があるので頻度低めならクロスバイクでいいかなと思いますね。

最近だと原付の電動バイクを購入後して乗っている人もいますが、処分の仕方に困っている人もいるでしょう。

電動バイクを処分したいときはバイク買取店に売る

 

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