会社で働いていた時、同僚が自転車通勤をしていたので「自転車で通勤できる距離なのは運動もできて良いね」なんて話をしていたら、なんとその自転車は防犯登録をしないで乗っていたようです。
といっても防犯登録は義務ですよね。
大阪では
第12条第3項:自転車を利用するものは、その利用する自転車について、国家公安委員会規則で定めるところにより都道府県公安委員会が指定する者の行う防犯登録を受けなければならない。引用:http://bouhankun.com/entry/security/
と定められています。
また法律に”自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律第12条”にも義務として定められています。
なぜ同僚は防犯登録しないで乗っていたのでしょうか。
同僚が自転車を防犯登録せず乗っていた経緯
なぜ自転車を防犯登録せずに乗っているのか?訪ねてみると
「以前買った自転車は防犯登録をしていたけど、盗難されて警察署に行っても返ってくることはなかったから、防犯登録の意味ないじゃん」とのこと。
確かに自転車盗難をされると、ほぼほぼの確率で自転車が返ってくることはないですよね。
撤去なら撤去場所に行けば返してもらえるものの、盗難の場合ほぼ返ってきません。
ましてや働いていた職場が割と田舎だったので、大阪の難波や梅田といった都会で盗難された自転車が乗り捨てられているのを発見することは難しいです。
そういった経緯から次の自転車は防犯登録せずに乗っているようです。
でもホームセンターやドンキホーテで購入しても、防犯登録は義務だから無理矢理にでも書かされるはず…..。
どこで手に入れたのか?聞いてみると
「ホームセンターで購入して、防犯登録は自分ですると言って拒否した」
いやそこは防犯登録しろよ。笑
ちなみに購入価格は8000円くらいと言ってました。多分ホームセンターにある一番安い自転車ですね。
防犯登録をしていない自転車に乗っていて警察に声をかけられた!?
防犯登録しない経緯はわかりましたが、後日その自転車に乗っていた時に警察に職務質問されたようです。
その時に防犯登録されていない自転車だったが、自分から「防犯登録していない」と言ったそうです。
まあ防犯登録の義務を違反した時の罰則は、大まかに説明されていません。
警察に最初に疑われたのが「盗難車じゃないの?」という事。
これに対し、同僚は自転車のレシートを見せて盗難車ではないことを証明して見せたようです。
二つ目になぜ防犯登録していないのか?問い詰められたようです。
これも経緯で話した通りに話したら、警察も理解しつつ注意して事なきを得たようです。
いや、防犯登録していない自転車の対応ってそんなあっさりなのか….警察にもよると思いますが。
よくネットで言われている「警察署まで連行されて問いただされ続けられる」といった行為はなかったみたいです。
職質された時間が仕事が終わって帰る時の深夜1時だったから、というのもあるかもしれませんね。
防犯登録していない自転車はその後どうなった?!
防犯登録をしていない自転車に乗って二週間後。
いつものように出勤してくるかな?と思ったら、徒歩で出勤してきたんですよ。
「あれ?今日は自転車じゃないの?」って聞いたら、前日の仕事終わりに帰ろうとした時にはもう自転車が無かったみたいです。
で、防犯登録もしていないし面倒だから警察にも行かず、今後は徒歩で通勤すると言ってました。
二台も盗難に遭う運の悪さもありますが、防犯登録されていないからこそ盗難に遭ったのでは?とも考えられますよね。
ママチャリならサドル下付近に防犯登録証が貼り付けられていることが多いので、盗難する人からすればそこを確認後に盗むと思います。
何より、ホームセンターで売られている安い自転車のセットで付いているロック錠はあまり意味がないですね。
よく傘の押す部分を突っ込めばロックは開錠される、なんて言われてましたが本当ですね。
防犯登録の有効性
同僚が防犯登録をしていない自転車に乗っていた話をしました。
防犯登録の有効性があるかどうかと言われると、田舎になればなるほど調べてくれる警察の数が少なくなるので微妙な所なんだなぁと思いました。
ちなみにその同僚は、僕がその会社を辞める手前くらいに異動となり、本社勤務となったので更に通勤距離が短くなり自転車を買う必要がなくなったと言ってました。
でも自転車を購入するとき、防犯登録をせずに乗っていれば盗難する側からすればカモに近いので、やはり防犯登録義務にあやかって登録すべきでしょう。
よくよく考えたら、たった数百円の防犯登録で、自転車が盗難されたら警察に届けを出すだけで周辺の捜索や自転車に乗っている人の職質を請け負うって警察も大変だなぁと思いました。