前回の記事にFSA VISION TRIMAX 30を購入レビューをしました。
今回はクロスバイクのホイール交換です。
クロスバイクのホイール交換はクイックリリース式なら正直めっちゃ簡単です。慣れゲーです。
ママチャリみたいにボルト式は多少面倒、工具もいるし。
今回はクイックリリース式向けのクロスバイクのホイール交換です。
クロスバイクのホイール交換の際の注意点
まずクロスバイクのリアホイールエンド幅には
- 130mm
- 135mm
の二種類の幅が存在することです。
これを間違えるとホイールを購入した際、ハマらなかった、空間が空いてしまうという問題が起きてしまいます。
ちなみに135mmエンド幅に130mmのホイールはスペーサーを取り付ければ問題ありませんが、130mmに135mmは無理やりになります。
これは自分が持っているクロスバイクのエンド幅を測り、幅にあったホイールを購入しましょう。
僕が乗っているのはGiant Escape RX3でエンド幅130mmでした。
対応するタイヤサイズ
ホイールによって対応できるタイヤサイズが違います。
700Cでも
- 23c使用不可
- 28Cまでしか取り付けられない
とまちまちです。
自分が使いたいタイヤサイズ
クロスバイクのホイール交換方法
まず、ホイール交換に必要な工具は
- フリーホイールリムーバー
- アーレンキー(六角レンチ)
以上です。
アーレンキーに至っては、交換するホイールのリム幅が交換前のリム幅と一緒なら入りません。(大きくなるとブレーキワイヤーで調整する為必要となる)
フリーホイールリムーバーはスプロケット交換に使うので、1セットあっても良いでしょう。
まずはVブレーキのロックを解除します。
引っかかっているだけなので手で外せます。リア、フロント両方行いましょう。
次にリアディレイラーをロー側まで変速しておきます。
ロー側にしておくとホイールを外しやすくなります。
クロスバイクを逆さまにします。
フレームで固定するスタンドがある場合はそれを使うと良いでしょう。
フロントホイールのクイックリリースレバーを緩めます。
簡単ですね。
リアホイールのクイックリリースレバーも緩めて外します。
リアホイールを外すとき。ややくせアリです。
上に持ち上げ、ディレイラーから外すことでスムーズに行きます。
取り付ける時に上の画像のような状態にすることを覚えておきましょう。
今回交換するホイールがこちら。
FSA VISION TRIMAX 30 シルバーモデルです。
重量を測ります。
リアホイール、935g。
フロントホイール761g。
935+761=1696g。
元々着いていたGiant Escape RX3のホイールSR-3の重量の測ります。
ちなみに以前28C→23Cに交換したさい、タイヤとチューブ合わせて420gだったのでそれを引いた重量で比較します。
リアホイール、1503g。
1503-420=1083g。
フロントホイール、1225g。
1225-420=805g。
1083+805=1888g。
1888-1696=192gの軽量化となります。
正直誤差の範囲レベルの軽量ですね。ゾンダとかにすればもっと違うかも知れません。
重量比較があったので順番が前後しますが、外したリアホイールからスプロケットを外します。
フリーホイールリムーバーを画像のように取り付け、アームの方に力をいれるだけ。
チェーン側に力を入れるのはNGです。
外したスプロケットを新しいホイールに取り付けます。
新しいホイールは10-11s対応ホイールなので、画像のようにスペーサーを取り付けて9Sを対応できるようにします。
外すときと違ってアーム側を回していくだけで取り付けられるので簡単です。
スプロケットを取り付けたら、クイックリリースを取り付けてインプット作業に入ります。
クイックリリースを取り付ける時、スプリングのむきに注意しましょう。
まずはリアホイールから。
先ほどみたときと同じ状況にします。
チェーンをスライドさせてクイックリリース部分まで落とすと
無事に取り付けれました。
フロントホイールは言わずもがなですね。
簡単に取り付けられます。
あとはVブレーキを固定して完成です。
リム幅が大きくなった場合、Vブレーキのワイヤーを調整しましょう。
完成図。
黒のクロスバイクにシルバーモデルは少し違和感ありありですが、これはこれでアリですね。
誰にもかぶらない感じがいいかな。
クロスバイクのホイール交換の効果
ホイールを交換し、大体100kmほど走りましたが、明らかに効果があったのが良く回ってくれる事ですね。
僕のGiant EscapeRX3のホイールSR-3は、一度グリスアップして回るように対策してましたが、それでも上回る形となりました。
よく回るから当然ペダリングが省略できる部分も増えましたし、巡航速度を維持するのが簡単です。
今回FSA VISION TRIMAX30 シルバーモデル、定価50000円ほどのホイール(Amazonで19800円で入手)ですが、クロスバイクにはこれぐらいのグレードで十分かなと思います。
坂道が楽、漕ぎ出しが楽
純正ホイールに比べて坂道が楽に登れるようになりました。
正しくは前に進むようになったってニュアンスです。
純正ホイールの時、坂道をガシガシと走る時ワンテンポ遅れて反応する気がしてましたが、ホイール交換で漕ぎ出しのレスポンスが良くなりました。
60km制限のいつもの坂道を下ると、純正ホイールの時は37kmで頭打ちしてたのが新しいホイールは43km出るようになりました。
ここは嬉しいポイント。漕ぎ出しの反応がよくなればロングライドでもストップアンドゴーが多いところで変に疲れたりしません。
ラチェット音がうるさくなった
これは個人差があると思いますが、ラチェット音が純正に比べてうるさくなりました。
カンパ系より静かで、うるさすぎず静かすぎずって感じです。
ラチェットが静かなホイールの時、歩行者ないし並んで走る自転車の対応に困ってました。
鈴をつけたりして気付いてもらうようにしてましたね。
それがラチェット音がうるさい=歩行者に気付いてもらいやすくなる利点がある為、自分としてはかなりメリット高め。
ただ子供が聞いたら「壊れてる」って言われたので、ラチェット音に関しては独特の世界観のこだわりなのかなと思います。
まとめ
クロスバイクのホイール交換方法と交換後の効果をお伝えしました。
正直クロスバイクのホイール交換は、そこまでやる必要があるのか?ロードバイクを買えばいいじゃん的なノリがあると思います。
しかしホイールを交換して実感したことで、交換してよかったと思ってます。
1~2万円代のホイールで差が生まれる事から、この値段帯なら全然ありでしょう。
今後ロードバイクを購入予定なら、11S対応ホイールならそのまま換装できるので尚更購入して交換するのはGood。
2万円以下ならAmazonでRS300(105グレード)のホイールが前後で2万円以下なので、参考にしてみてください。(バラ売りのみです)