“クロスバイクが欲しいけど、どれぐらいの予算が必要なのかわからない”と思っていませんか?
クロスバイクには安いものもあれば高いモデルも沢山あり、自転車メーカーを詳しく調べていなかったり欲しいデザインよりもまず予算から考えているとどれぐらいの金額のクロスバイクがいいのかわかりませんよね。
実際僕も何の下調べも考えもなしにお店に行ってクロスバイクをデビューした身です。今考えれば4割正解6割後悔なわけですが。
そこでクロスバイクの予算目安をお伝えいたします。参考にしてその予算から自分の欲しい自転車メーカーのクロスバイクやかっこいい、かわいいデザイン重視のクロスバイクを検討してみてください!
一般的にクロスバイク単体で買う予算は5万円台~
クロスバイク単体として必要な予算は5万円以上を考えておいていいでしょう。
クロスバイクにおける有名な自転車メーカーのエントリーグレードモデルはほとんどの場合5~8万円ほどのプライスで販売されています。
有名な自転車メーカーが販売する価格帯=クロスバイクに必要なスペック、素材をクリアしていると言ってもいいのです。
中には3万円台の安いクロスバイクがAmazonや楽天で販売していますが、それでも全然OKです。
使用用途によってクロスバイクの予算は大きく変わります。簡単な話値段が安いクロスバイクになればなるほど長距離を走るのが疲れやすい、重たくてしんどくなります。
5万円以上のクロスバイクは、使用用途に限らずに兎にも角にもオールラウンドに扱えるスペックを持っているという意味で予算は5万円以上が理想的です。
街乗り、通勤通学、ちょっとした短距離のサイクリング、ポタリングといったほぼ20km以上も走らないなら安いクロスバイクで充分です。
言えば曲がる、走る、止まるがクロスバイクの最低基準レベルでクリアしているから3万円台のクロスバイクでもOKという意味です。
10万円も予算は要らない?!
はっきりいうとクロスバイク単体の購入予算で10万円も要りません。
10万円のクロスバイクとなると候補に挙げられる違いは
- コンポーネントがティアグラ等のロードバイク用のパーツが使われる
- フレームがカーボンになる
- 軽量化が図られている
といった事があります。
仮にロングライド中心、サイクリング中心で考えているなら10万円を購入予算として考えていてもいいですが、街乗り、通勤通学、ちょっとした短距離のサイクリングなら3万円、僕みたいに80kmくらいのロングライドがしたいよ!って人なら5-7万円台のクロスバイクで充分スペックは足ります。
5-7万円のそれもスポーツ寄りに設計されているクロスバイクは、エントリーグレードのロードバイクと同じ素材のアルミ等を使っている場合も多く、堅牢性とスポーツ性は非常に高いので10万円台のクロスバイクは要らなくなりまる。(買えれば良いに越したことはないがオーバースペック)
2台目でロードバイクを購入する人が多い
クロスバイクを購入した人の中に
- ロードバイクと悩んでいる
- ロードバイクに少し興味がある
- クロスバイクからサイクリングの楽しさを経験した
ことから2台目にロードバイクを購入する事が多くなります。
1台目のクロスバイクからの経験上から安いロードバイクから始めようとする人の方が少なく、エントリーグレードもしくはそれ以上のロードバイクを購入する人の方が多いのです。
2台目にロードバイクを購入する人は基本的にクロスバイクから自転車の知識をある程度身につけていて、簡易的なメンテナンスくらいならできます。
その為安いロードバイクより高いロードバイクを検討するでしょう。仮にこれが10万円のクロスバイクを購入してしまっていたらロードバイクを購入した時に乗らなくなった、日頃の足になるのは非常に勿体無いです。
よって1台目で10万円のクロスバイクを購入するよりエントリーグレードのクロスバイクか安いクロスバイクで安く済ませる方が良いでしょう。
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最初にロードバイクを検討するのはどうか?
「結局2台目に高いロードバイクを購入するのがわかっているなら1台目にエントリーグレードのロードバイクを購入すれば良いじゃん」と思ったあなた。
仮に最初にロードバイクを購入しても結果は一緒。
- シクロクロスが気になる
- オフロードも体験してみたい
- ロードバイクを趣味用にするからこそ足用に折りたたみかミニベロを買い足したい
ってなるのが定番かつメジャーです。欲求の中で金で解決できる事があれば欲が出てくるのが人間の性、最初にクロスバイクを買おうとロードバイクを買おうとその自転車から興味を持って他の分野専門の自転車が欲しくなるわけです。
人によって違うだけですね。クロスバイクからマウンテンバイクの人もいればクロスバイクからロードバイク、クロスバイクからカスタマイズにハマる人だっているのです。
むしろ「どうせ欲しくなるならロードバイクを購入しよう」と思った所で、「何か違うんだよな」となることもあります。クロスバイクとロードバイクでフィーリングが違うので、気になった方から始める事がおすすめです。
トータルで考えるなら予算10万円は”妥当”
自転車本体単体で10万円予算ではなく、トータルで考えて10万円なら楽しくクロスバイクを始める事ができます。
表はあくまで例ですが、例えば自転車本体が7万円、自転車用品が2万円、黄色の部分をメンテナンス用品として1万円にしてしまうのもアリです。
クロスバイクを購入してもクロスバイクによっては
- ライト(リア、フロント)
- ロック錠
- サイドスタンド
- ペダル
- 空気入れ
が装備、揃えないとないモデルが多くあります。特に5万円以上ならほぼ本体のみの価格で販売しているので揃える必要があります。
ここから必要な人なら
- 前後泥除け
- キャリア、かご
も買わないといけません。
- ライト=5000円
- サイドスタンド=1000~3000円
- ペダル=1000円~
- 空気入れ=4000円~
- 泥除け=1000円〜
- キャリア、かご=2000円~
と考えれば、最低限必要なものでも1万円以上は必要ですし、オプションをつければ更に出費が増えます。
メンテナンスは買った店舗が面倒を見てくれるのが大半ですが、覚えておいて損はないでしょう。
と考えればメンテナンス用品も追加しないといけないので、トータルで考えて10万円は妥当とあります。
ちなみにライトとペダルは今後ロードバイクに興味を持ちそう(趣味にサイクリングを始めようとしている人)なら割と良いものを買っておいた方が後々買い足す必要がない、ロードバイクを買ったら流用できるので便利です。
また自転車本体で大きく出費してオプションで節約する場合はAmazonで揃えると安くはできます。自分で取り付ける事になりますが。
目的を具体的にすれば予算ははっきりとする
予算10万円は妥当と言いましたが、例えば予算5万円で始めることもできます。
一般的に言えば
- 4.5万円以下のクロスバイク=日用品+フィットネス
- 5万円以上のクロスバイク=スポーツ性+フィットネス
となっているので自転車本体=3万円の場合、3万円代のクロスバイクにはサイドスタンドやペダル、ライトが標準で装備しているモデルも多くクロスバイクといえど街乗りメインで使用するならデビューしやすいモデルなのです。
予算というよりも「自分がどういった目的でクロスバイクを購入したいのか?」で予算を組むとはっきりさせやすい。
予算10万としてクロスバイクの5万円以下と以上で何が違うの?
では仮に「予算は10万円、安くできるなら7万円でも良いな」と考えている人で5万円以上のクロスバイクと5万円以下のクロスバイクで何が変わってくるのか?わからないと思います。
大きく分ければ
- コンポーネント
- フレーム
- フォーク
- フレームの設計
だと考えてもらうと良いでしょう。
5~6万円のクロスバイクはコンポが変わる
コンポーネントとは自転車の臓器に当たるブレーキ、ドライブトレインですね。
値段が上がるとサードパーティーブランドが取り付けられなくなる事が非常に多いです。
メーカーはコストカットのためにテクトロやプロホイールといったサードパーティーブランドのブレーキやクランクをよく使用して低価格で実現しています。
5万円代ならよくあるのがドライブトレイン(フロントディレイラー、リアディレイラー、クランク)をシマノ製にしブレーキレバーないしブレーキシステムをテクトロ等のサードパーティーブランドを取り付けている事が多いのです。(中にはフルシマノにしているクロスバイクもあります)
5-6万代は4-5万代と比べて多少サードパーティーが残るもののクロスバイクとしてのスポーツ性を実現したモデル設計だと考えておいてください。
6.5-7.5万円はフレーム設計とフレームの素材が変わる
6-7.5万円のクロスバイクの多くはフレーム素材と設計にフォークが変更されます。
コンポーネントは9割がフルシマノで統一され、フレー素材は例えばアルミだとすると標準的に流通している6061からロードバイクにも使われる強度が高い6011に変更されていたりクロモリにしてもコロンブスや4130以上のグレードの高いクロモリが使われる事が多くなります。
僕が乗っているGiant EscapeRX3は代表的なもので、Escape R3で使われていた6061アルミから6011アルミになり非常に固くスポーティーが増しています。
ホイールも差別化が図られていて、自社で生産している自転車メーカーならこの価格帯からロードバイクの最低グレードが使っているホイールが搭載され始めます。
6.6万以上から徐々にクロスバイクの中でスポーツ性、フィットネス性、趣味性が高くなります。各自転車メーカーがロードバイクで培ったフレーム設計をクロスバイクでも活用し始める価格帯なのです。
7.5万円以上からフォークが変わる
基本7.5~8万円に近づくとフロントフォークがアルミやクロモリだったのがカーボンフォークを搭載したモデルになりやすいです。
値段別のコンセプトで言えば
- 5万円=標準的なクロスバイク
- 6.5万円=クロスバイクにスポーティーさを
- 7.5万円~=スポーティーになったクロスバイクに快適さを
- 9万円~=快適かつスポーティだったクロスバイクをロードバイクと同じコンポーネントへ
と進化していく流れがあります。
アルミフォークは硬いですしロングライドする時に手が痛くなる人もいます。が、カーボンフォークは振動吸収性が高く乗り心地を大きく変えてくれる働きと軽量化に一躍かってくれます。
このように5万円以下と5万円以上でコンセプトもパーツや設計までもが変わってきます。
5万円以下でも良いクロスバイクはありますが、
- パーツがサードパーティーブランド
- 重たいフレーム、安いフレームグレード
となる場合もあるため、やはりあなたがどういった目的でクロスバイクを購入するのか?具体的に考えてみると良いでしょう
まとめ
クロスバイクの予算をお伝えしました。
- 予算はクロスバイク+自転車用品+必要ならオプションパーツのトータルで考える(メンテナンス用品は後からでも可)
- クロスバイク本体はあなたがクロスバイクをどういう目的で購入したいのか?具体的にする
この二つを抑えておけばクロスバイクの購入予算を簡単に思い浮かべる事ができるでしょう。
予算を計算してあなたにあったクロスバイクを購入してサイクリングライフ、通勤通学自転車化を楽しんでみてください!