「クロスバイクを買ったら後々ロードバイクも欲しくなるよ!!」インターネットで調べても欲しくなる意見も多く、よく言われていることですよね。
僕自身もクロスバイクを購入し数ヶ月後に「ロードバイク欲し!!」てなりました。
なぜクロスバイクを買うと後からロードバイクが欲しくなるのか?じゃあロードバイクを先に購入したらどうなるのか?お伝えします。
なぜクロスバイクを買ったらロードバイクが欲しくなるの?
最初に言いたいのはクロスバイクを買ったらロードバイクが欲しくなる人の共通点は、求める部分の肥大化です。
例えばクロスバイクだけどスピードを求めていたとか長距離のサイクリングをさらに快適にしたくなったとか、クロスバイク=足として使っている人ではなく半分趣味やこだわりがあってクロスバイクを乗っている人が後々ロードバイクが欲しくなると考えられます。
僕はエレキギターをしていましたが、こだわりを持ち始めた時に思い切って10万円以上のギターを購入したことがあります。求める部分を満たすためですね。それがクロスバイクでも言えるのです。
カスタマイズにハマってしまった
クロスバイクといえ素材はアルミだったりカーボンだったり、アフターパーツも豊富にあります。
少しでもスピードを求める、長距離を快適に行おうとブルホーン化してみたりコンポーネントをロードコンポに交換してみたりカスタマイズ沼にハマってしまう事で最終的に「ロードバイクが欲しい」となるわけです。
クロスバイクとロードバイクでフレームのジオメトリーやフレームの設計等根本的に違います。クロスバイクをロードバイク化してもロードバイクと同じパフォーマンスが出ない事でロードバイクが欲しい欲求がさらに増幅されるのです。
カスタマイズの費用とロードバイクを購入する費用を天秤にかけてしまう、と言ってもいいでしょう。
ロードバイクが高い理由でクロスバイクを購入してしまった
クロスバイクを購入する人の中に少なからずロードバイクが気になっていて、色々悩んだ結果クロスバイクを購入する人もいます。
僕もその1人で「6万代のロードバイクを購入するよりも6万円代のクロスバイクの方がスペックがいいのでは?」という理由と運動不足解消、ロードバイクのポジションは初心者には厳しいのでは?という理由でクロスバイクを購入しました。
ロードバイクを買う目的だったにも関わらず、「ロードバイクは値段が高い」という所なのと知識不足でクロスバイクとロードバイクの違いがストレートハンドルとドロップハンドルの違いぐらいしか考えてなかったのも要因です。
結果妥協してクロスバイクを買ったことになるので、体が慣れてきたりクロスバイクのポジションに慣れてくると元々の目的であるロードバイクが欲しくなってきます。
クロスバイクという中途半端な”趣味”の位置付け
クロスバイクを購入してカスタマイズや体に慣れてくると長距離のライドを楽しむ人や山越えや他府県サイクリング等、趣味としてのクロスバイクが益々楽しくなります。
ここでロードバイクと天秤をかけてしまう傾向があり、例えばサイクリングロードで同じ力くらいでペダリングしているロードバイク乗りに追いつけなかったり追い越される事で「そこまでロードバイクとクロスバイクで楽さが違うのかな?」と思い始めるわけです。
事実クロスバイクはマウンテンバイクとロードバイクの中間を担うスポーツバイクで趣味としても中途半端な位置付けなのです。
ロードバイクの様にスピード重視にするとタイヤは23Cでオフロードは微妙な乗り心地になりますしオフロードも対応するとなるとロードバイクの様にスピードを出すことができません。
この中途半端な位置付けからスピードと長距離ライドの快適性を求める人がロードバイクを欲しくなる原因となります。
ロードバイクが欲しくなった人の行動
クロスバイクを購入してロードバイクが欲しくなった人はどういう行動を起こすのでしょうか。
9割の人がロードバイクを購入する
クロスバイクを買ってロードバイクが欲しくなると9割の人がロードバイクを購入します。
しかし、ここでポイントなのが最初にクロスバイクを購入する時より「知識」がある事です。
- フレームの素材は何にするか
- コンポーネントはどれにするか
- 値段帯は?
とクロスバイクを買ったからこそ安価なロードバイクには手を出さずしっかり調べたり専門店で相談して購入を検討します。
定番でいうなら105以上でカーボンかアルミフレームのロードバイクを購入する人が多いでしょう。大体15-30万円代です。
買ったクロスバイクはどうなる?
クロスバイクを買った後にロードバイクを購入した後、クロスバイクはどういう扱いを受けるでしょうか。
通勤通学などの”足”代わりがベスト
ベストな選択はロードバイクはサイクリング、ロングライド等の趣味としての利用、クロスバイクは通勤通学、ちょっとスーパーやコンビニに行く、ポタリングといった短距離の走行に利用する事でしょう。
足代わりにすればロードバイクを室内保管で盗難被害を抑える事も出来ますし、スーパーやコンビニに行くときに一々家からロードバイクを持ち出す手間も省けます。
売却、親戚にあげるのもアリ
通勤通学にも使わないなら売却するか親戚の子供にあげたりするのもいいでしょう。
売却は簡単に行えますが、高い値段で交渉したいならオークション一択と言えます。(自転車屋さんの場合状態によっては買い取ってもらえないかゴミ同然の値段で買い取られてしまいます)
親戚にあげる場合は防犯登録を変更しないといけない手間がありますが、仮にGiantやMeridaといった5-6万円代のクロスバイクなら子供なら喜んでもらえるでしょう。
ロードバイクを先に購入していればどうなるの?
ではクロスバイクを経由せずにロードバイクを購入しているの場合はどうなるのでしょうか?
結局新しいロードバイクが欲しくなる
これは値段帯にもよるが、確実に新しいロードバイクが欲しくなります。
例えばクロスバイクを経由せずにロードバイクを購入する場合
- 通販にもよくあるootomo等の5万円代のロードバイク
- GiantやMerida等のコスパ系10万円以下のロードバイク
- 無難を求めた105搭載の15万円代ロードバイク
の三つが挙げられると思います。そして5万円代、10万円以下のロードバイクを購入する割合が最も多いと考えられます。
仮に体が慣れてくれば「105以上のロードバイクが欲しい、カーボンフレームのロードバイクが欲しい、クロモリフレームでゆったりサイクリング したい」という様に自分自身に合うキャラクターのロードバイクを求める様になるのです。
105搭載の15万円代のロードバイクを初めに購入した人も同じことが言えますし、自分自身が想定しているキャラクターを見つけ出そうとするので「シクロクロスが欲しい、グラベルロードが欲しい」と違うジャンルで求め始めるのです。
結局ロードバイクから購入しても物欲が出てきてしまえば新しいロードバイクが欲しくなる、ということです。
クロモリフレームの場合意外と欲しくならない?!
一番最初にロードバイクを購入する時、例えば105搭載のクロモリフレームのロードバイクだと新しいロードバイクを欲しくならない様です。
クロモリフレームはアルミフレームやカーボンフレームの様にガチっぽさがなく、ゆったりロングライドを楽しめる乗り心地の良いロードバイクです。
クロモリフレームは言ってしまえばヴィンテージカーで、体に慣れてきてもクロモリロードは手入れをしていけばいくほど愛着の湧くロードバイクです。
スピードを求める人には向きませんが、元々ロードバイクで遠くまで行きたい、という人がクロモリフレームを購入すると新しいロードバイクを求める事が少ないようです。
“慣れ”で絶対欲しくなる定番理論
クロスバイクを購入した理由が
- 妥協
- 運動不足解消
- 趣味として
なら、ほとんどの人が慣れて知識や乗り方を覚えてきたときにロードバイクが欲しくなると考えられます。
僕もロードバイクが欲しくなる症状が出ましたし、今もお金が貯まれば欲しいなあと思っています。
これは誰もが通る道と言えます。趣味としてスポーツバイクが楽しくなればなるほどロードバイクが欲しくなります。
逆に言えば後悔しない様に初めのロードバイクをしっかり調べて納得のいくロードバイクを選択しましょう。