クロスバイクでサイクリングやポタリングに慣れてきたら、一度はチャレンジしたくなるのがロングライドです。
当ブログでは「クロスバイクで50kmでもロングライドに入るよ」と言っていますが、更なる高み、目標として100kmがあります。
クロスバイクで100kmって非常に遠く、慣れていない人なら挫折しかねない距離なわけです。
実際に休憩なしで100km走破した時は、面白さとか何も感じませんでした。
でも、休憩を入れたり、ゆったり時間が使えるならクロスバイクで100km走れるようになれば、移動の出費を少なく、より楽しく、より景色を満喫することができます。
そこで今回は実際に100kmを1人で走った僕が、初心者向けにクロスバイクで100kmを目指す時のコツをお伝えします。
これを参考にして100kmサイクリングにチャレンジしてみてください。(無理は禁物です)
クロスバイクで100kmロングライドのコツ
ロングライドする上で確認しておきたいのが走りやすいコースを選ぶ、確認しておく事です。
「ここにいきたい」と思っても、知らない道になれば自ずと遠回りしたり、坂道に当たったり….帰りに違う道に行くと「こっちの方が楽だった」なんてことも数多くあります。
土地勘があればスムーズですが、100km=絶対土地勘のない道を使うのは明確。
大抵はナビアプリを活用してルートをGPS頼りになります。
また、ロードバイク乗りってガタガタの道、明らかに走れるスペースがない車道等、走りにくそうな所に出没しませんよね。
走りやすいコースにはロードバイク乗りが出没すると言っても過言ではありません。つまりロードバイクが走っている=ロングライドしやすい場所と言えます。
「うちの地域にはそんなやついないよ」って人は、実際に行って経験上走りやすいと感じたコースが
- サイクリングロード(定番ですね)
- 一級河川沿いの道
- 一方通行のみの車道
- 幹線道路の側道
でした。
特に一級河川沿いの道は定番かつ一番利用しやすいルートです。
一級河川といっても小さい河川がありますが、問題なくサイクリング可能です。
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注意は二級河川、大抵歩行者1人歩いていたら通れないくらい細い道が多い。
100kmのロングライドは、ゆったりもかねてサイクリングロード、河川沿い、幹線道路の側道が理想的。
いつもの倍スピードは遅く、焦らない
クロスバイクを趣味に楽しんでいる人って、
- 早い自転車が追い越してきたらついていく
- スピードが一定でない
- 風を気持ちよく切りたいが故のスピードアップ
が多いかと思いますmaybe。
実際僕がクロスバイクに乗る時、坂道もガシガシ走りますし追い越した自転車が同じルートなら風の抵抗を受けたくないから追尾して楽します。
この自分本位でないスピードの増減は100kmライドではゲームオーバーを意味します。
スピードを上げれば乳酸が溜まって、後半バテますし何なら膝の痛み、腰の痛みに繋がります。
100kmロングライドを行う上で大切なのが、いつもの倍スピードは遅く、周りの環境で焦らないこと。
いつも時速20km出しているなら14~16km、18km出しているなら12~14kmと-4~6kmの時速まで落とし、持続させる事がコツです。
何なら時速10kmでも全然ok、10時間で100kmライド達成できます。
僕が111km走った時のRunstaticのロードバイクアプリの結果。
いつもなら平均速度16.1kmで走ってますが、100km以上のライドでは13.9kmでした。
正直こんなものでいいんですよ。
ロングライドはレースではありません。タイムを図る競技でもないですし、誰かと競うものでもありません。
13.9kmでも8時間で帰宅できてます。朝9時に出て休憩1時間でも夕方5時~6時に帰ってこれる計算。
クロスバイクの100kmライドは自分との戦いです。
「この坂道を登れば楽できる」
「あともうちょっとで知っている道に戻れる」
「信号が青のうちに渡りたい」
こういった浅はかな感情で焦ってスピードを出してはいけないのです。
特に信号、帰りは急いで帰りがちですが、結局次の信号に捕まって前に信号待ちしている人が追いついてくるので全く無駄です。
クロスバイクで平均速度17km以上で100kmライドは無謀、ただ疲れるだけ。
いかに楽して距離を伸ばせるのか?が100kmライドのコツです。
車道オンリーはNG、臨機応変に歩道も使う
ロードバイクみたいにタイヤをいたわることがほぼないクロスバイクだからこそ、臨機応変に歩道も使った方がより楽に100kmライドできます。
しかし「自転車は原則車道だよ」ってルールがありますし、キープレフトもしつこく言われてます。
そんなルールの認識と自転車に対する考え方、意識が向上した事から最近は自転車専用レーンが車道に引かれている道も多くなってきました。
とても走りやすいですが、結局車から邪魔な扱いされていますし今整備されていること=昔はそうじゃなかった勢、ルール知らねえよ勢がルール度外視で走り続けているのが現状です。
時には自転車専用レーンに路駐された自動車がいるほど、お互いにルールを守らないドライバーは存在します。
円滑にロングライドを行うために、臨機応変に歩道も使うべきですね。
注意したいのが、自転車交通可の標識があるかどうかですよね。
だけどあの標識って
- 自転車交通可ここから
- 自転車交通可ここまで
の標識しかないんですよね。続けて走っていいよって標識がほぼない。どこからが歩道走っていいんだよって。
人間誰しも初めてってのはあるし、「ちょっとぐらいいいでしょ」っておごりはあります。
石川サイクルラインの道明寺を繋ぐ橋なんて歩道なのに原付が普通に走ってますし。
通行できない場所で文句言われたらすいませ〜んって言って降りて歩行者になればいいだけなので、臨機応変に歩道は使うべし。
走りにくい車道で自動車に轢かれたら元も子もないですからね。
荷物は思っているより少なめに
100kmもロングライドするからタイヤもチューブも何かと準備しないと!!ってイメージがありますよね。
正直そこまでいらないかな、と思います。
実際100kmライドした時の持ち物は
- ライト
- スマホのバッテリーチャージャー
- Vaamウォーターを入れたボトル
- 小型のワイヤーロック
以上です。
強いていうなら、いつもより高めの空気圧をタイヤに入れておいたことくらいです。
リュックを担ぐなんて言語道断、めっちゃしんどいし邪魔になる。
パンクが怖いならタイヤレバー、スペアチューブ等のパンク修理キットをサドルバックに入れておけば背中に担ぐ事がなく、蒸れない。
ボトルゲージタイプの携行品もあるので、それを活用するのもアリ。
それ以上の荷物はいらないと思います。
むしろクレジットカードとか現金を持っていった方が臨機応変に何かと使えます。
休憩は短時間を小分けに行う
休憩は短時間を小分けに行った方が疲れません。
僕は勝手なルールに偶数回行うようにしています。昼食を入れて午前2回、午後3回の合計6回も休憩を入れれば100kmライドの難易度はぐんと下がります。
反対に一度休憩なしの100kmライドを行いましたが、面白くないしただ自分のモチベーションで走り続ける修行ゲーだったのでつまらなかったですね。
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小分けに行う事で、ゆったりペースと焦らない気持ちの余裕化に繋がります。
大体休憩は一回5~15分が理想的。それ以上休憩すると迷いが生まれて「帰ろっかな」って気持ちが出ます。
1番の難関は昼食。
ゆったり系の飲食店に来店したら最後、料理提供時間が長くなればその分今日はもういいかなとか、まず眠気が襲ってくる可能性があります。
昼食はできるだけ来店して食べるだけの場所がいいでしょう。
海鮮丼とか寿司、牛丼、カレーとかおすすめ。
ファミレスとかはNG、心が挫折しかけます。
1人以上3人以下で走る
僕みたいに自転車仲間がいなくて、1人で景色とかスポットまでの距離を淡々と走れるやや病んでるストイック系クロスバイカーなら1人でも全然問題はありません。
しかし100kmライドはクロスバイクにとって長距離、所要時間約10時間以上、サラリーマンが労働している時間分走り続けることになります。
1人だと挫折、諦めることの方が多いでしょう。誰かと一緒に走ることでお互いを高めあえますし、変にペースを上げたり焦ったりすることが無くなります。
かといってドカっと多人数で走ってしまうのはNG。
サイクリングルート揉めしたり、ルールとかでギクシャクします。
特に調子乗ってスピードを出すバカがいたら終わり、100kmどころか50kmくらいで1人バテはじめて文句ばかり言うでしょう。
理想は2~3人、馴染み深い友達、カップル、夫婦とか最強ですよ。
クロスバイクで100kmライドするときの装備
長距離だから装備も整えないといけない、そうイメージできます。
- ヘルメット
- グローブ
- 動きやすい服装
理想的ですよね。
だけど、ルートで人通り、車通りが少ない道を選べるなら装備はなんでもいいです。
実際休憩なし100kmライドの装備はジーパンにダウンジャケット、そこらへんの安い帽子と明らかに地元の人が買い出しに行くような服装で走破しましたよ。
まあ通気性がないから長時間の坂道で全身汗だらけになりましたが。
100kmライドで目的地観光する時、クロスバイクでガチガチ装備は白い目で見られます。てかクスクス笑われます。
先ほど伝えた通り、いつもの倍速度を落として100kmライドを楽しみましょう、が初心者向けのコツです。
100kmライドなのでフラフラしたりすることもあるので、安全面で言えばヘルメット、グローブはあってもいいけど、ピチピチのシャツとかパンツは不要。
ラフな格好で十分です。
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強いていうなら、クッション材があるインナーパンツを履くのがおすすめ。
100kmライドもすれば尻が終わります。インナーパンツなら履いていることに周りはわかりませんし、ラフな格好でも尻が痛くないです。
まとめ
スピードは遅く、焦らない
臨機応変に歩道も使う
荷物は少なめ、最低限で良い
休憩は短時間を小分けに行う
1人以上3人以下で走るのが理想
装備はラフな服装でOK
初心者向けなので、ポイントを掴んでいればスムーズかつノンストレスで100kmライドを楽しむことができます。
特に序盤は走りやすい、走り慣れたコースも混ぜるといいでしょう。
車通りの多い幹線道路とか面白みゼロ、それなら側道の方が楽だし一時停止が多いからゆったり楽できます。
ポイントを抑えて100kmライドにチャレンジしてみてください。