フェンダー、チェーンカバーを持たないロードバイク、クロスバイクの雨対策は悩みの種です。
雨が降っているという理由でクロスバイクを乗らない人の方が多いと思います。
僕もクロスバイクを室内保管している事もあり、雨の日=クロスバイクに乗らない様にしています。
通勤通学に使用している場合やサイクリング中に雨が降り始めて雨に濡れてしまうことがあります。
雨に濡れない為にどういった対策ができるか、雨に濡れてしまったらどうすればいいかをお伝えします。
雨の日にクロスバイク、ロードバイクを乗るのは非常に不便
雨の日、雨が降り始めた時にクロスバイク、ロードバイクを乗るのは非常に不便です。
- タイヤがグリップせずにスリップするかもしれない
- フレームやパーツが濡れてしまう
- マンホール等の金属物でブレーキをして滑る
- 砂利を撒いてフレームが汚れる
- 水たまりを避けないといけない気遣い
- カッパを着ないといけない面倒
と挙げていけばキリがないほど不便です。特にフェンダーを持たないのでタイヤが水を撒いて背中は水浸しになる事もあります。
通勤通学でクロスバイクにフェンダーを取り付けて使っている人がちらほらみますが、それでもパーツやフレームの汚れの懸念は解消されません。
要するに雨の日に乗るのは危険だし不便です。傘差し運転なんて持ってのほかです。
ロードバイク、クロスバイクでの雨対策は?
ロードバイク、クロスバイクに雨が当たらない、汚れない、雨に降られない為にも雨に対して意識的に情報を得る事が雨対策に繋がります。
室内保管で雨の日にクロスバイクを出さない僕が、「雨が降るかわからない雲行きだな….」という日でも雨を降らないと確信できる情報の集め方を紹介します。
天気予報アプリを利用して雨が降るかどうかをチェック
クロスバイク、ロードバイクに雨で汚れない為にも天気予報アプリは必須です。
しかし、見方を誤れば雨が降るかどうか微妙なラインを数時間たてば晴れて良いサイクリングができた…という後悔してしまいます。
細かい天気のチェックはAccuweatherで
数時間後に雨が降る、降水確率が細かい天気予報アプリを活用する事で雲行きが怪しくても雨が降るかどうか判断する事ができます。
AccuWeatherはそんな天気の詳細情報を集めるのに適した天気予報アプリです。
僕はサイクリングをする時に必ずこのアプリでチェックしています。なぜなら何時間後に雨が降るかどうかをGPSを介して市町村単位でチェックする事ができるからです。
自分が普段使うサイクリングルートの市町村を登録する事で素早く雨の状況を確認できるのもポイントです。
雨雲レーダーで雨の状況を確認
AccuWeatherで何時間後に雨が降るかどうか確認するとともに、Yahoo天気予報で雨雲レーダーを活用するのも忘れてはいけません。
雨雲レーダーをうまく使えば、サイクリングルートで雨が降る時間までに通過して雨を回避する事ができるので非常に便利です。
雨雲レーダーにはアラート機能もあるので、雨雲が近づいたらアラートを鳴らしてもらい雨宿りできる様にしておきましょう。
もしも雨に濡れてしまったら?
もし雨の日に走ったり雨が降り始めてクロスバイク、ロードバイクが濡れてしまうと思っている以上に悪い方向になってしまいかねません。
だがロードバイク、クロスバイクが雨に濡れてしまう事自体は特に気にする事はありません。
ロードバイクでもブルベ等のイベントでは雨の中走る事もありますし、クロスバイクは元々街乗りやスポーツバイクの手軽感を押している自転車なので雨に対して気にしないでいい様になっています。
事実スポーツバイク専門店で洗車を依頼すると水をかけまくっている場所もあります。
雨によってクロスバイクが乗れなくなるほどのダメージを負う、ロードバイクが動かなくなるなどのオーバーなことはないでしょう。
濡れて放置するのが×
雨に濡れても気にしなくてもいいと言ったがそのまま放置するのはNGです。
フレームの素材によっては錆びる原因になりますし、雨の水は非常に汚く水アカになれば見た目も悪くなります。
雨と一緒に砂利や砂も巻き上げられるのでフレームには砂や砂利が水によって引っ付いて乾燥してしまっている場合もあります。
放置すればするほど固着したりグリス部分にダメージとなり、ブレーキやチェーン、ホイールがジャリジャリとしたフィーリングに変わります。
放置はやめましょう。
濡れたら最低限拭き取る
雨に濡れてしまったら放置せずに最低限拭き取りましょう。
タオルでホイールやフレームなどを綺麗に拭き取り水を残さない様にする事が大事です。
ポイントは水がBBやホイールハブなどのグリスが使われている部分に混入してしまわない様にする事です。
クロスバイクを逆さまにしてBBを上になる様にしてから吹き始めたり、ホイールは一度外して別途綺麗にしたりと拭き取るだけでも時間をかけて綺麗にしましょう。
グリス部分に水が混入すると異音がなる様になるので、その時はもっと面倒なことになります。
雨の日に走るための対策
雨の日にどうしても乗らないといけない、乗らないという選択肢がない場合雨の日に走るための対策を講じる事でクロスバイク、ロードバイクのダメージを抑える事ができます。
覚えておいて損はなく、するとしないで大違いなので対策をしてから雨の日を走りましょう。
雨の日だけ使えるフェンダーを購入しておく
雨の日で一番辛いのがリアタイヤの水の巻き上げです。
スピードが出れば出るほど巻き上げる量も多くなり背中はビショビショ、クロスバイクもほぼ全部の部分が濡れてしまいます。
そうならない為にも簡易的で持ち運びに便利なフェンダーを購入しておくのも雨対策となります。
濡れる前にチェーンを注油しておく
チェーンオイルはチェーンのシールドを潤滑させてガードする他に、水を弾く効果があるのはご存知でしょうか?
自動車のエンジンオイルが入ったエンジンに少量の水を入れてもエンジンが壊れる事がないほどオイルという存在は水の混入を防ぐ効果があります。
またチェーンオイルは耐熱温度も高く、例えば雨の中を結構なスピードを出して走行していてもオイル切れを起こしにくいですし水がかかっても水が蒸発する温度以上にオイルは耐えてくれるので、雨の日に走る前に多めにチェーンオイルをチェーンに注油するだけで帰ってきた時のダメージが大きく変わります。
NGなのがKURE 556といった潤滑剤を適当に使う事で。556はすぐ油膜が切れて水が混入します。必ずチェーンオイルを使用しましょう。
グリス部分に軽くグリスアップする
雨にかかる事でBB部分やホイールハブ部分に雨が混入してベアリングのグリスが切れてジャリジャリと異音がなる場合があります。
そうなるとグリスアップしないといけないわけだが、素人だと結構面倒な作業になります。
グリスアップしない為にもBBの側の部分やホイールハブの付け根部分にグリスアップしておく事でグリスがシールドがわりになり水の混入を防いでくれる様になります。
ポイントは塗り薬を塗る様に薄く塗る事です。盛って塗ってしまうと走行中にグリスが飛んで意味がありません。「このくらいでいいかな?」くらいでグリスを塗っておきましょう。
後日必ずメンテナンス
グリスでシールドした、チェーンオイルで水を弾いたとしても水に触れたチェーンオイルやグリスは次の水に耐えられません。
一度使ったから必ずメンテナンスを行い、チェーン清掃やホイールハブのグリスを拭いて再度グリスを塗ってあげましょう。
特にチェーン清掃は大切なメンテナンスです。しないとチェーン自体が汚くなりチェーンから油膜が切れたチェーンオイルが走行中に悲惨してズボンやクロスバイクのフレームを汚してしまいます。
メンテナンスを習慣化する目的もかねて必ずメンテナンスを行う事が雨対策になります。
まとめ:雨対策は日頃のメンテナンスから
一番の雨対策は室内保管にして乗らない事ですが、ライフスタイルによってはそういってられません。
雨が降りそうな日に乗る場合は天気予報アプリで情報を集め、雨対策を行いしっかりとメンテナンスをしてクロスバイク、ロードバイクを綺麗な状態に保ちましょう。
最悪安いクロスバイク、ロードバイクを購入して雨の日用に活用する事も検討するといいでしょう。