クロスバイクを購入して、徐々にサイクリングの楽しさに気づいていくと自ずと楽に走行するために、バーエンドバーを検討することになるでしょう。
僕もEscape RX3を購入後、クロスバイクの爽快感とどこまででもいけそうなサイクリングの楽しさ、一番最初にクロスバイクのカスタマイズにバーエンドバーを取り付けたものです。
とは言え、バーエンドバーはただハンドルエンドにバーが取り付けられるだけで効果があるのか?よくわからないと思います。
そこでバーエンドバーの取り付け方と効果、内側にバーエンドバーを取り付けるのとどちらがいいのか?などをまとめてみました。
クロスバイクにバーエンドバーを取り付ける方法
まずクロスバイクに取り付けられているグリップを外し、グリップを切って調整しないといけません。
グリップにはネジで固定されているものもあるので、よく確かめてネジなら外してしまいましょう。
グリップが外せたらグリップエンド部分をカッターで切って調整します。
最初から穴が開いているグリップは切らなくても対応できます。
Escape RX3のグリップはエルゴタイプのグリップで穴が開いてないので切りましょう。
この時、取り付けるバーエンドバーの幅が何mmなのかメジャーで測ってから切りましょう。
切ってからだと短くなりすぎる場合があります。
切ったらグリップをハンドルに取り付けます。
この時少しグリップが伸びることになります。
ブレーキレバーとの幅が短くなるのでブレーキレバーをバーエンドバーに当たらない程度に位置に調整しましょう。
使うバーエンドバーはエルゴタイプのバーエンドバーです。
鉄パイプではなくグリップ上になっていて痛くなりにくい。
ハンドルエンド部分にバーエンドバーを取り付けます。
バーエンドバーは、ボルトでハンドルを締め付けて固定するカスタマイズパーツです。
しっかりとしめておきましょう。(指定トルクは6n-mです。)
両サイド取り付ければ完成です。
え?ハンドルだけでクロスバイクについていないって?
僕のクロスバイクは既に、ブルホーンハンドルに交換しているのでバーエンドバーは使いません。
このバーエンドバーは実際に半年以上このスタイルで使用していました。
ちなみにブレーキレバーとの干渉を懸念する方もいますが、ハンドル幅540mmで取り付けてましたが、干渉するような事はありませんでした。
バーエンドバーの取り付けた効果、メリット
クロスバイクにバーエンドバーを取り付けた効果は、いつも乗っているクロスバイクと思えない快適性が向上されます。
意外な面の効果もあってそこまでカスタマイズしない人でもバーエンドバーはおすすめですよ。
持つ場所が増加して疲労を軽減する
バーエンドバーを取り付けた事でストレートハンドルだったのがL字になります。
よって持つ場所が増えて疲労を軽減する事ができます。
ストレートハンドルをずっと持っていると前傾姿勢気味のクロスバイクだと非常に疲れますし、アルミフォークだった場合振動が手に伝わって握ってられません。
しかしバーエンドバーを取り付ける事で握る、置く、掴む、と言った選択肢が増えて前傾姿勢のクロスバイクでも腕立て伏せの手の感じでハンドルを操作する事ができます。
事実ストレートハンドルの時に比べ、+20km走っても手が痛くなる事がなくなりました。
サイクリングを楽しみたい人には嬉しいパーツです。
壁に立てかける時に安定する
ロードバイクだとコンビニに駐輪する時、壁に立てかけてもドロップハンドルがあるため安定しますが、クロスバイクはストレートハンドルなのでタイヤで立てかけるような形で駐輪します。
まあサイドスタンドがあれば心配はないですが、バーエンドバーを取り付ける事でバーエンドバーの横幅の増加で壁に立てかけても安定するようになります。
これ意外と嬉しいポイントで、ホイールに傷が入ったりフレームで立てかけてしまって擦り傷になる事を防ぎます。
また倒れた時もバーエンドバーから当たるようになるので、パーツの損傷を軽減する効果もあります。
ストレートハンドルだとブレーキレバーが近いのでブレーキレバーが当たって壊れる事もありますが、バーエンドバーがガードがわりになります。
内側と外側の取り付け方で違いが生まれる
バーエンドバーの使い方は、ハンドルバーの端に取り付ける方法と内側に取り付ける方法があります。
画像検索をしてみても、内側にバーエンドバーを取り付けている人も多く見受けられます。
本来バーエンドバーという名前から、外側に取り付けるパーツです。
しかし、内側に取り付ける事でTTバーと同じ位置を握れます。
外側よりも楽、ブレーキレバーに手が掛かるという意見も多い様です。
内側=安全面も考慮し、空気抵抗軽減も確保できます。
バーエンドバーのダメな所、デメリット
バーエンドバーのここがダメな所!もあります。
デメリットというか、安全面ですね。
ブレーキに手が届かない
バーエンドバーを外側に取り付ける場合、ブレーキレバーを内側に動かさないとオフセットできません。
バーエンドバーを握っている間はブレーキレバーが遠く、ブレーキをかけるのが難しくなります。
ブレーキをかけられる様にバーエンドバーとツライチにしてしまうと、ハンドルバーよりブレーキレバーが飛び出す為、通り過ぎる人に当たって大事故になりかねません。
安全面が心配です。
ちなみに内側にバーエンドバーを取り付ければ、素早くブレーキをかけられる様になります。
固定の不信感
バーエンドバーのほとんどが、ハンドルバーをボルトで締め付けて固定する物です。
圧を加えてがっちりはまっているものの、いつ緩むかどうか?不安な部分もあります。
坂道、ヒルクライムにチャレンジしている際、思い切って握ってペダリングしている時にツルッと外れてしまえば、転倒は免れないでしょう。
固定に不安を持つパーツでもあるので、気になるならブルホーンハンドルに交換する方が頑丈です。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://boku-tusin.com/?p=2169]
突起物という危険性
外側に取り付けたバーエンドバーはL字で前に突き出ています。
クロスバイクのハンドルの長さは、大体500-540mmです。
そのままバーエンドバーをポン付けすれば、前に突き出たバーエンドバーがダサいですし対向車との接触で怪我を負わせる可能性もあります。
ブルホーンでも同じことは言えますが、前に突き出るバーエンドバーを取り付ける場合、ハンドルを多少短めにカットした方がいいでしょう。