クロスバイクに取り付けていた定価5万円なのにAmazonでなぜか2万円以下で購入することができるホイール、VISION TRIMAX シルバーモデル。
ストレートプルで2万円以下はシマノのRS300並の低価格。
ラチェット音もうるさすぎず静かすぎないホイールですが、どうにもラチェット音に飽きてしまいました。
で、ネットを調べているとラチェットハブをグリスアップすれば静音化に繋がるとのこと。
逆に言えばグリスを減らすことで爆音化に繋がるわけです。
ちょうど購入してからグリスアップしていなかったので、リフレッシュもかねてホイールラチェットハブのグリスアップにチャレンジしました。
VISION TRIMAXシルバーホイールのラチェットハブグリスアップ
後輪の外し方とスプロケットのはずし方は省略。
むしろホイール交換している人が外し方を知らないわけがないでしょう。
スプロケ、ホイールのはずし方は下記記事にて
ホイールシャフトに5mmのアーレンキーをぶっ刺します。
あとは緩めるだけ。結構硬いので鉄パイプ等をぶっ刺して延長して回すと良いかも。
ちなみにシャフトとラチェットを完全分離するには17mmの薄型スパナが必要です。
僕は今回静音化が目的なので分離しません。
外れました。
ラチェット部分。
結構真っ黒です。熱が加わる部分だから黒くなるのは当たり前なのかも。
溝側。
真っ黒ですね。パーツクリーナーを使いたいところですがベアリングがあるので使いません。
ベアリングに当たると後々面倒ですからね。
できるだけ綺麗にグリスを除去していきます。
使ったのはキッチンペーパー、ここでウエスを使うのはもったいないなと。
ラチェット部分はツメを外し、スプリングを外してこちらもキッチンペーパーで拭き取りました。
それでもガンコなので少量だけパーツクリーナーを使い、画像のようにグリスを除去。
静音化目的なので完全に取らなくても良いかな。
ある程度グリスを除去したら、グリスアップを行います。
使用したのはフィニッシュラインのセラミックグリス。
何やらシマノのデュラエース、プレミアムグリスだと粘度が高くて相性が悪いらしい。
セラミックグリスはベアリング等に相性の良いグリスなのでこちらをチョイス。
グリスの使い方としては
固定する部分(ボルト等)=プレミアムグリス
ベアリング等回る、動く部分=セラミックグリス
で良いようです。
聞いた話だとグリスの入れ過ぎもトラブルの元になるらしい。
けど関係なしに、フリー部分はガッツリ付けちゃいます。
ツメの裏も忘れずにガッツリグリスアップ。
ベアリング部分もブリッブリにグリスアップ。
これぐらい入れたらはめ込まれているベアリングやシャフト部分まで行き届きそう。
グリスアップしたら外したフリー部分を戻していきます。
グリスを入れすぎると画像のようにブチューと余ったグリスが出てきました。
まあ後から拭き取れば良いでしょう。
あとはアーレンキーをぶっ刺して締めていくだけ。
これでグリスアップは完了です。このタイプのフリーラチェットはメンテナンスが簡単です。
ラチェットのグリスアップの効果は?
ラチェットのグリスアップを行いました。
グリスアップ後数キロ走りましたが、
シマノのホイール並に静かになりました。
※動画がないのはごめんなさい。
もうトンネルとか誰もいない場所で走らない限り聞こえないほど静かです。
とは言えVISION TRIMAXシルバーモデルに使われているフリーラチェットの独特のノッチ感はあります。
まあ静かになってくれたので満足ですね。
静かだと、周りの音が聞き取りやすく静観した場所のサイクリングで景色を楽しむことができますね。
うるさかった時は、歩行者に気づいてもらいやすいとかあの音がかっこいいとか思ってましたが、
やっぱり静かな方がいいですね。クールビューティ。
また、静かになっただけでなくセラミックグリスの特性なのか、回りが軽くなりました。
以前に比べてホイールが少し前に進みやすくなったというか、ラチェットの負担が減った感じです。
思いっきりグリスアップしたので、シャフト部分やベアリングにも多少グリスが入ったことが理由だと思いますが。
何はともあれ、グリスアップで静音化は成功です。というよりグリス一つで音を変えられるのは面白いですね。飽きたらまた爆音化して楽しめますし。
追記:大体2~300kmを境に音が戻りました。