クロスバイクのVブレーキをDEOREに交換して以来、テクトロに切り替えたりブレーキシューを騙し騙し使っていたわけです。
通常ブレーキシューの交換は1年に一回と言われていて、DEOREに交換したのが購入後数週間後なので実質1年半くらい使ってました。
そろそろブレーキシューを交換しないとなぁと思っていたので、今回はカートリッジ式Vブレーキシューの交換をしてみました。
ちなみに前置きとして、シマノのカートリッジ式Vブレーキシューは
- DEORE
- DEORE LX
- DEORE XT
- DEORE XTR
のDEORE以上からがカートリッジ式になっています。
シューだけでも他のVブレーキに交換するだけで後々カートリッジを交換するだけなので便利かつ楽ですよ。
カートリッジ式Vブレーキシュー(DEORE BR-T610)交換
今回交換するカートリッジ式VブレーキシューはS70Cというブレーキシューです。
ディオーレのBR-T610で標準で取り付けられているドライコンディション向けのブレーキシューです。
注意なのがこのブレーキシュー
- ドライコンディション向け=S70C
- ウェットコンディション向け=M70CT
の二種類があるので間違いないように。どちらもシビアコンディション対応です。
値段は前後で1600円あればお釣りが返ってきます。
カートリッジ式でないVブレーキのシュー交換をするより節約できます。
交換方法
交換方法は、カートリッジ式なので直接Vブレーキシューを外す必要がありません。
フロントブレーキのみ以前からテクトロのシューを騙し騙し使用しているのでリアから。(フロントは後から詳細)
まずはVブレーキを繋ぐユニットを外します。
ここは手で外せます。
ピントが合ってませんが、カートリッジ式についているピンを引っこぬいちゃいます。
ピンを外し、シュー部分をスライドすると画像のようにスポッと外れます。
あとは新品のシューを入れてピンを差すだけ、超シンプル。
これを反対側もやるだけです。
そのあと、リムとシューの隙間調整して完成です。
リアの作業画像が荒れてしまったので、フロントで細かく見ていきます。
フロントも交換(Vブレーキシュー交換)
フロントはテクトロシューを使っているので、直接手で作業しました。
画像にある下のピンをまずは外します。
ピンは引っ掻きがあるので簡単に外れます。
外したらスライドしてシュー部分を外すだけ、簡単です。
外したシュー、見えにくいですがうっすらとS70Cと書かれていました。
どのカートリッジ式Vブレーキシューを使っているかどうか?分からなくなったら一度外して型番を確認すると良いでしょう。
新品のシュート使っていたシューの比較。
側面から見るとまだまだ使えそうですが、溝はすでになかったです。
あとは新品のシューを取り付けてピンを差し込むだけです。
ちなみに新品のシューを取り付ける際、少し硬く奥まで入らない場合があります。(スライド部分の摩擦でゴムの余分な部分が少し千切れて溜まる)
何回かスライドを繰り返して慣らしてあげるとすんなり入ります。一回強引に入れてピンが刺さらず歯で噛んでスライドさせました。笑
ではフロントのブレーキシュー交換をしていきます。
前後カートリッジ式Vブレーキシューの人は省略。
リア同様にワイヤー部分を手で外します。
Vブレーキシューを外します。この時入っていたワッシャーの順番を忘れずに覚えておきましょう。
左右のVブレーキを仮止めします。
そのあと、取り付けられるならワイヤーを戻します。
Vブレーキシューの位置を合わせていきます。
ポイントは、ある程度決めたらブレーキレバーを握ってシューを固定→本締めするしてしまうことです。
片方ずつで構わないので、左右のセンターを出します。
ちなみに音なりが気になる人はトーインに調整しましょう。
あとはワイヤー調整して、トルクを出して完成です。
ちなみにトルクはVブレーキシュー部分、Vブレーキワイヤー固定部共に6n-mです。トルクレンチがあると管理が楽です。
まとめ
自転車ブレーキ自体、最悪交通事故を起こしてしまう大事な部分です。
ブレーキシューは日頃からチェックしておきましょう。
今回はカートリッジ式のVブレーキシューを交換しましたが、簡単に交換することができました。
カートリッジ式は誰でもできるような作業工程なのと、ワイヤーの調整がいらなければ最悪工具がピンを外すためにペンチを用意するくらいで交換ができる優れものです。
DEOREのVブレーキ自体、クロスバイクのカスタマイズの定番です。
自分で交換が怖い人でも自転車屋さんでVブレーキシステムを交換してもらい、後の交換時期がきたらカートリッジ式なのでシューを交換するようになれば、費用も抑えられますね。