クロスバイクのブルホーン化、ブレーキやシフターは?どのパターンがあるか?

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クロスバイクのストレートハンドルからブルホーンハンドルに交換する時、ただブルホーンハンドルに交換するのではなく色々と考える部分が出てきます。

その大きなポイントとしてブレーキをどの位置に、どのタイプの物を使用してブルホーンハンドル化を行うのか?です。

そこでどういったパターンのブルホーン化があるのか紹介しましょう。

 

目次

ハンドルのみブルホーンでブレーキ、シフターは流用

 

僕のクロスバイク(Escape RX3)でも実際に使っているタイプのブルホーン化なのが、ブルホーンハンドルのみ交換でブレーキ、シフトレバーを流用し、ストレートハンドル部分にブレーキ、シフターがある状態で運用する方法です。

 

最も簡単にブルホーン化が行えるので、とりあえずブルホーン化したい人におすすめです。

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流用ブルホーン化のメリット

 

流用するシフター、ブレーキのクランプ径が合うならそのまま流用できるので、追加で新しくブレーキ、シフターを購入する手間が省けるのと、出費を抑える事が出来ます。

 

また流用という事もあり、ワイヤーを外さずにブルホーンハンドルを交換するなら調整をする必要もありません。

費用対効果が見込めるブルホーン化と言えます。

 

流用ブルホーン化のデメリット

 

クランプ径がシフター、ブレーキに会わなければ新しく対応するブレーキ、シフターを購入する必要があります。

このシフター、ブレーキ側の径は交換するクロスバイクによって違う(Escape RX3は25.4mmの22.2mmだが、メーカーによっては31.8mmの25.4mmのハンドルに装備されている)為、予め確認する必要があります。

 

また流用ブルホーン化なので、ブルホーン部分に直接ブレーキが手に届かない場合がありブルホーンのうまみを引き出すのが難しいです。

結局の所、人通りの多い場所や危険がありそうな場合、ストレートハンドル部分で走行してしまいがちなのでブルホーン化の効果が一定のシチュエーションに限られてしまいます。

 

エビホーン化

絵が下手…..はさておき(笑)

流用ブルホーン化と似ているが、流用するシフター、ブレーキをブルホーン先端に反対に取り付けてSTIの様なブレーキの握り心地とシフトレバーをブルホーン先端で行ってしまう方法です。

 

通常ストレートハンドル用のシフター、ブレーキはブルホーンに交換を想定していない為ワイヤーが前に出て来てしまいます。

そのワイヤーが前に出ている様から、エビのヒゲの様だ→エビホーンと名付けられるようになりました。

こちらも流用ブルホーン化同様、パイプ径とブレーキ、シフター径をそろえる必要があります。

 

エビホーン化のメリット

 

流用ブルホーン化のようにストレートハンドル部分でしかブレーキ操作が行えない様なものではなく、ブルホーン先端にブレーキ及びシフトレバーがあるのでブルホーンとしての旨味を生かしてブレーキ、シフトチェンジが行う事が出来ます。

 

またブレーキ、シフターは流用なので費用も抑えることができます。ブルホーン化が非常に簡単。

 

エビホーン化のデメリット

 

ワイヤー類が前に出ているので非常にダサいし、ワイヤーの取り回し方によっては対向するロードバイク、クロスバイクの人に引っかかって事故を起こしてしまう。

安全面を考慮するならエビホーン化よりも流用ブルホーン化の方が対策しやすい。

 

シフター流用、ブレーキをエアロブレーキでブルホーン化

 

シフターは流用してブレーキレバーをブルホーンエンドに差し込んで取り付けるTTレバー(ヨークレバー)に交換してブルホーン化する方法です。

エビホーンのように流用した結果前に飛び出るワイヤーがなくなり、ブレーキも行いやすくなります。

 

エアロブレーキレバーのメリット

 

ワイヤーの取り回しがバーテープに内臓させれるのもあるので、本格的なブルホーン化を狙う事が出来ます。

シフターのみ流用なので、シフター分の費用も抑える事が可能。

 

エアロブレーキレバーのデメリット

 

そもそもVブレーキに対応しておらず、Vブレーキで対応するにはミニVブレーキセットに交換するか、カンチブレーキに交換する必要があります。

その分の費用がかかってしまいます。

 

 

シフターをストレート部にTTレバーでブルホーン化

 

3つ目のシフターを流用、エアロブレーキレバーの取り回し位置をシフターはストレート部分にしてブルホーン化する方法です。

レイアウト的にもスラっとするのでブルホーン化とも言えます。

 

メリット

 

ブルホーン先端付近にシフターがない事で、ブルホーンハンドルを握る面積が増えます。

シフター分のワイヤーの取り回しに困る事がなく、ブルホーン化のカッコよさが出始めます。

 

デメリット

 

ストレート部分にシフターを搭載した事で、走行中のシフトチェンジが難しくなります。

ピスト感覚に近く、シフトチェンジする際の安全面に不安が残ります。

こちらも同様にVブレーキは対応しておらず、ミニVブレーキ、カンチブレーキの交換が必要となります。

 

シフターは流用、ギドネットレバーでブルホーン化

 

シフターは流用し、ブレーキレバーをピスト等に使われているギドネットレバーに交換してブルホーン化を行う方法です。

ギドネットレバーの握り部分は広く、ブルホーンのどこからでもブレーキを握れるようになる使い勝手の良さと、ストレート部分でもブルホーン部分でも楽しく走行ができるプランです。ダイヤコンペなどが有名ですね。

 

ギドネットレバーのメリット

 

ストレート部分からブルホーン部分までブレーキが手に届く安心感があり様々なシチュエーションでも対応可能になります。

ヨークレバーでも対応できないストレート部分のブレーキも可能とする為、どんな姿勢でも安全に走行ができます。

 

ギドネットレバーのデメリット

 

根本的にVブレーキが引けない事です。ギドネットレバーを対応させるにはミニVブレーキ、カンチブレーキの交換が必要となり、出費がかかってしまいます。

 

STIレバーでブルホーン化

 

ストレートハンドル用のシフター、ブレーキレバーは使わず、ロードバイクに使われているSTIレバーを使用してブルホーン化する方法です。

 

STIレバーになるのでシフター、ブレーキレバーを別個に用意する必要がなく、ロードバイクに近い形で走行する事が出来るようになります。

しかしVブレーキに対応してはおらず、ミニVブレーキ、カンチブレーキ、キャリパーブレーキへの交換が必要となります。

 

STIレバーのメリット

 

ロードバイクに近い形でブレーキ、シフトチェンジが行える様になります。

STIレバー一つでブレーキ、シフトチェンジが行えるため、ワイヤーの取り回し等が目立たないように工夫ができます。

 

STIレバーのデメリット

 

Vブレーキが引けないのでミニVブレーキ、カンチブレーキ、キャリパーブレーキへの交換が必要となります。

人によってはダサく見えてしまう。

そもそもSTIレバーに交換してしまうなら『初めからロードバイクを購入した方が良い』となってしまいがち。

 

エアロブレーキレバーにサムシフターでブルホーン化

 

親指で操作ができるサムシフターにエアロブレーキレバーでブルホーン化を行う方法です。

ある意味一番しっくりくるブルホーン化で、ギドネットレバーがブレーキでの安全面を強化と言うなら、サムシフターにエアロブレーキレバーはブルホーン先端メインでの安全面の強化と言えます。

 

サムシフターにエアロブレーキのメリット

 

サムシフターとエアロブレーキレバー、パーツ自体はそれぞれ非常にコンパクトかつバーエンドに取り付けられるため、非常にシンプルでかっこいいフォルムのブルホーン化が実現できます。

ワイヤーの取り回しもスッキリさせることが可能です。

 

STIやシフターのみ流用してエアロブレーキの様に、変にでっぱりもなくしっくりくるブルホーン化です。

 

デメリット

 

サムシフターにエアロブレーキレバー、エアロブレーキレバーに対応する為にミニVブレーキかカンチブレーキに交換しなくてはいけない為、ブルホーン化の中で一番出費が高くなる傾向にあります。

またサムシフターによってはカチッとしないヌルっとしたシフトチェンジ感やカチカチっとするが変速以上を行こうとする物まで、サムシフター自体は慣れが必要になるので操作性を考えると慣れるまでシフトチェンジにギクシャクしてしまうでしょう。

 

バーエンドコントローラーにギドネットレバーでブルホーン化

 

バーエンドにシフターとなるバーエンドコントローラーを装備し、ブレーキにギドネットレバーを装備してブルホーン化を行う方法です。

 

ストレート部分からブルホーン部分まで手が届くギドネットレバーにバーエンドコントローラーで親指と人差し指でレバーを上げ下げしてシフトチェンジが行えます。

 

メリット

 

ギドネットレバーとバーエンドコントローラーでワイヤーの取り回しをすっきりさせる事が出来ます。

ストレート部分でもブレーキが行え、シフトチェンジはバーエンド側となるのでブレーキを考慮すれば安全性が高い。

どちらかというとサムシフターとエアロブレーキレバー=スポーツ性能、ギドネットレバーとバーエンドコントローラー=安全性能とキャラクター分けができます。

 

デメリット

 

バーエンドコントローラー+ギドネットレバー+ミニVブレーキ及びカンチブレーキとサムシフターとエアロブレーキレバー同様に出費が高くなる傾向にあります。

 

またストレート部分でシフトチェンジする人ならバーエンドコントローラーではなく流用シフターで充分になるので、バーエンドコントローラーは自己満足の世界になりやすい。

 

(まとめ)

 

ブルホーン化する時のブレーキ、シフターの位置とどの様なタイプのブルホーン化があるのか?

お伝えしました。

ざっくり組み合わせを紹介したものの、意外と何通りもあるのでブルホーン化はカスタマイズの中でも特に面白い試みだと思います。

どのタイプにしてもメリットがあればデメリットもあります。ブルホーン化するのではなくあえてバーエンドバーのみで解決するのもアリなので、検討してみてはいかがでしょうか。

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