自転車の左からのすり抜けは違法?すり抜けしない方が良い5つの理由

当ブログはアフィリエイト広告を利用しています

あなたは自転車を車道で走行している時、信号待ちなどですり抜けをしますか?

シティーサイクル車でほぼ自転車の知識のない人はバンバンすり抜けしている場面を見る事がありますし、それが当たり前だと思っている人もいるでしょう。

 

自転車のすり抜けはできればしない方が良いでしょう。危険ですしリスクもあります。

そもそも自転車のすり抜けは違法なのか?すらわからない人もいます。そこですり抜けしない方が良い理由と違法かどうかをお伝えします。

目次

自転車のすり抜けは違法なのか合法なのか

 

自転車は、信号待ちで左側からのすり抜けをしても違法ではありません。

停止中の車両や右折待ちをかわして全身する場合は路肩の走行可能、という規定があり信号待ちの場合は左からすり抜けしても違法にはならないようです。(原付でも同じ事が言えます)

 

しかし、問題なのが停止中の車両という部分です。例えば信号待ちで車両が止まっていてすり抜けをしていても青信号になり動き出したらすり抜けを辞めないと違法になってしまうのです。

非常にグレーゾーンで微妙な位置に立っているので僕がすり抜けをする場合は

「赤信号で停止中はすり抜けをし、青信号になった瞬間にすり抜けを辞めて車両の列に入る」事を心がけています。

 

ちなみに自転車の法律規制は2015年6月1日から規制を改正施行されています。こちらでも掲載されています。

とざなぼ
改正道路交通法施行、自転車の追い越し・すり抜けについて法律文を調べてみた | とざなぼ 2015年6月1日(平成27年6月1日)施行の道路交通法の車両追い越しについてネットで話題になっています。 「死ぬぞこれ」とか「迷惑すぎる」とか騒がれてるんですけど、本当...

すり抜けをしない方が良い理由

自転車のすり抜けが条件をこなせば違法ではない事がわかりましたが、できればしない方が良いです。

僕は基本すり抜けをしない様にしています。

1.すり抜けしても渋滞を起こす側にいるから

自転車がいくらすり抜けをした所で自動車に追いつかれてしまいますし、自動車の運転手のスキルが低い場合自転車を煽る様な形で追い越せない場合があります。

 

運転スキルが高いドライバーでも追い越すという必要があるため事故リスクがありますし、それがヘルメットをかぶっていない人が自転車ですり抜けして先頭に立つと気を遣って追い越せない事もあります。

すり抜けする事は事故の可能性、迷惑になる可能性をグッとあげてしまいます。それならすり抜けせずに車列に並んだ方が目視されて確認されてますし発進の時に低速なら追い越してくれやすいです。

2.歩行者が飛び出してくる危険性がある

すり抜けをする事で自動車の影から飛び出してくる歩行者との接触事故を起こしてしまう可能性があります。

都会に行けば歩行者がどこから出てくるかわからないほど歩道を歩きませんし自転車のすり抜けは意外とスピードが出てるものなので接触事故から死亡事故につながる可能性もあります。

 

また信号待ちで停車している自動車かと思えば、そこで乗員の乗り降りをする為にドアを開けてくる場合もあり事故の原因となります。

見通しが悪ければ悪いほど自転車のすり抜けは危ないものになります。

3.パンクするリスクがある

クロスバイクやロードバイクで遭遇したくないのがパンクです。

すり抜けをするという事は路肩を走ることになり路肩は何が落ちているかわからない為パンクするリスクが高まります。

特に工業地区やトラックがよく行き来する道路の路肩は釘やガラス片、尖ったものと様々なものが落ちています。

誤って踏んでしまいパンクしてしまうのはよくある事で、すり抜けに多く発生するのでわざわざパンクリスクが高くなる路肩にすり抜けする必要はないでしょう。

4.マナーの悪い自転車の接触事故に繋がる

日本の自転車マナーはいまだに

  • 逆走
  • 車道のど真ん中を走る
  • 縦横無尽に自動車の間を走る

マナーが悪い人がいます。その多くはマナーが悪いと思っていません。

仮にすり抜け中に逆走してきた自転車が来たらすり抜け出来ませんし、大抵逆走する人がカッカしてキレてくるので気分も悪いです。

場合によってはどいてどいて系のババアが強引に逆走してきて停車中の自動車と接触する事故にも繋がります。

それなら車列に停車して信号を待っている方がマナーの悪い自転車に巻き込まれる事もありません。

5.そもそもマナーの悪い自転車と思われる

自転車のすり抜けって自動車から見れば「うざいなぁ」と感じる要因になっています。

日常的な光景ですが、すり抜けしてそのまま車道で走行していると邪魔でしかありません。

 

休日で数台のロードバイクのサイクリングを見かけますが、すり抜けを団体がしているとどうでしょうか?絶対その後自動車が追い抜き出来ない状況になっていますし邪魔だし渋滞の原因になります。

そもそも自転車自体がマナーの悪い乗り物という認識を持っている人が多い為、すり抜けしない方が良いでしょう。

あわせて読みたい
こんなロードバイク乗りは嫌われるかもしれない?! ロードバイク、面白い趣味を裏腹に嫌われる要素の高い乗り物と言えます。 まあ一般人から見れば『チャリ』なわけで、実際に乗ってみないとロードバイクの魅力や楽しさを...

どうしてもすり抜けをする時はある

 

すり抜けをしない方が良いと言っている僕でもどうしてもすり抜けが必要な時はすり抜けをする事があります。

それは車の流れを円滑になることを考慮した結果すり抜けをした方が安全が確認できるからです。

 

すり抜けは使い方だと思います。

すり抜け後歩道に入る時

信号待ちで次の交差点を歩道に入る時や右折を歩道を利用したい時にさっさと歩道に入る為にすり抜けをする事があります。

例えば右折したいけど二車線や右折専用レーンがある車線の場合、原付の様に二段階右折をするのが自転車のマナーになっています。

 

しかし二段階右折って普通に危なくないですか?それだったら信号待ちの間にすり抜けして左の歩道に入り徒歩で二段階右折に来るべき場所まで移動した方が簡単ですし車の流れを損なわずにスムーズです。

そういった円滑にできる場合にすり抜けをする事があります。(都会の歩行者が多い場所はしません)

二車線以上の幹線道路の場合

三車線や二車線以上のスピードが出る幹線道路の場合すり抜けをする事があります。

これは車道が大きいのと三車線道路=一番左が自動車が基本走行しない為すり抜けしてさっさと左車線に入る事で邪魔にならない事を考慮しています。

 

といっても後の事も考えておかないとかえって邪魔になるので、自動車の台数や左車線の存在価値を見た結果すり抜けする方が円滑に流れてくれる、と判断した時です。

最悪二車線以上の幹線道路の歩道は歩行者自転車通行可の標識があるので、歩道を走るのも良いでしょう。

まとめ:すり抜けは違法じゃないけど場所と時を考えよう

すり抜けは違法じゃないからという理由でバンバンやる様なものではありません。

場所と時を考える事で自動車と共存する事がすり抜けの目的と言えます。

 

例えば時間によってはすり抜けせず停車しているとすり抜けしてくる二輪バイクと接触事故を起こす場合もありますし、その逆も可能性があるという事です。

場所と時を考えて円滑にすり抜けをすればマナーも改善されると僕は思います。

目次